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note創作大賞2024応募作品(小説)

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note創作大賞2024に応募していた小説。全12回です。小説投稿サイト「エブリスタ」では、続編『喫茶ひなたの冬支度』を連載中です。
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#小説

【小説】「喫茶ひなたに春が来て」第12話(最終話)

〈 光司 〉    撮影してきたのは坂の多い町だった。主要幹線道路からはるか離れた、電車も…

中井スピカ
3か月前
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【小説】「喫茶ひなたに春が来て」第11話

〈 香乃 〉  朝から香乃は機嫌が悪い。母親と喧嘩をしたからだ。いや、喧嘩だったらまだマ…

中井スピカ
3か月前
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【小説】「喫茶ひなたに春が来て」第10話

-ミルク同盟- 〈 結 〉  後片付けをして職場を出ると、外はもう真っ暗になっていた。暑く…

中井スピカ
3か月前
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【小説】「喫茶ひなたに春が来て」第9話

〈 光司 〉  狭いパーキングに会社の馬鹿でかいバンを入れてしまうと、光司はしばらくの間…

中井スピカ
3か月前

【小説】「喫茶ひなたに春が来て」第8話

〈 香乃 〉  ずっと我慢しているんですね、香乃ちゃん。そう言ってらしたわよ、と星野の奥…

中井スピカ
3か月前
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【小説】「喫茶ひなたに春が来て」第7話

-青い部屋- 〈 結 〉  赤ん坊を抱くように白いチューリップの束を横抱きにして、結は喫茶…

中井スピカ
3か月前

【小説】「喫茶ひなたに春が来て」第6話

〈 光司 〉  レンジで柔らかくして、種と皮を取ったかぼちゃを裏濾しする。黄色ではない、いっそオレンジ色と呼べそうな、豊かな色彩がボールに広がる。暖かな香り。このまま生クリームを混ぜて団子にするだけでも充分旨いだろうな、と思う。その誘惑に負けないよう、ペースト状になったかぼちゃの上に勢いよく小麦粉をかけて混ぜ込む。パルメザンチーズとナツメグも次々と投入する。機械的に手を動かせばいい段になって、やっと光司は大理石の調理台に乗せてある置き時計を見た。  まもなく夜中の二時にな

【小説】「喫茶ひなたに春が来て」第5話

〈 香乃 〉  突然、ごめんね、と謝られてびっくりした。そしてどうしてこんなにびっくりし…

中井スピカ
3か月前
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【小説】「喫茶ひなたに春が来て」第4話

-若草色の車- 〈 結 〉 「そこそこ、その路地を左に。」  丸いフォルムをした若草色の軽…

中井スピカ
3か月前
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【小説】「喫茶ひなたに春が来て」第3話

〈 光司 〉  解けかけた靴紐を結び直そうと、カメラバッグを地面に置き片膝をつく。くるぶ…

中井スピカ
3か月前
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【小説】「喫茶ひなたに春が来て」第2話

〈 香乃 〉  扉がしっかりと閉まるのを背中で聞いてから、香乃はほおっと息を吐いた。胸の…

中井スピカ
3か月前
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【小説】「喫茶ひなたに春が来て」第1話

《あらすじ》 啓介は「喫茶ひなた」を一人で切り盛りしている。親友、光司の妹、香乃は小さな…

中井スピカ
3か月前
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【お知らせ】note創作大賞2024応募作品を掲載していきます

noteで開催中のコンテスト、note創作大賞2024に応募する小説 「喫茶ひなたに春が来て」を掲載…

中井スピカ
3か月前
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