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双子育児が教えてくれた本当のダイバーシティ

我が家には3歳の双子の男の子がいますが、彼らはよくそっくりだと言われます。
保育園の先生も4月から変わった先生は3ヶ月経っても見分けが難しいらしいです(笑)
今回はそんなそっくりな双子が私に教えてくれた「真のダイバーシティ」のことを紹介します。

双子でも違う性格

我が家の双子は顔も背格好も似ていて、保育園でも同じクラスで過ごし、家でも同じ食事や生活をしています。
それにも関わらず、性格はまるで違います。
お子その1は周りがよく見えていて、恥ずかしがり屋で、世話焼きで、何事にも慎重派。一方、お子その2は好奇心旺盛で、思い立ったらすぐ行動に移すタイプで、怖いもの知らずでやりたいことに全力投球です。
こんなにも同じ環境で育ちながら、遺伝子的にもある程度近いはずでもあるのに、性格が全然違うことに驚かされます。

本当のダイバーシティ

この違いを目の当たりにすることで、私は「真のダイバーシティ」について考えるようになりました。
これまでの私のダイバーシティの理解は、性別や国籍、見た目、肩書といった表面的な違いに基づいていたのかもしれません。
しかし、双子の育児を通じて気付かされたのは、一人一人の内面にある個性やその人らしさという違いの重要性です。

個性があるからこその魅力

双子の異なる性格を見るたびに、それぞれの個性が際立って見えます。
お子その1の慎重さや視野の広さは親でも気付かないことにまで目配り気配りにつながっていて、お子その2の好奇心は親の思い込みを壊してお子たちの新たな一面や可能性を見せてくれます。
このように、それぞれの個性が家庭生活を豊かにしてくれています。
個性があるからこそ、彼らは魅力的であり、私たち家族もその違いを楽しむことができています。

一人っ子だった自分との比較

私自身は一人っ子として育ちました。
そのため、双子の育児は私にとって新しい経験です。
一人っ子だった頃は、自分のペースで物事を進めることができましたが、双子の育児ではそれが通用しません。
振り回されて困っちゃうことも本当はあります。
でも、二人の異なるペースと個性を尊重しながら、バランスを取る必要があります。
この経験は、私にとって神様が与えてくれた成長のチャンスと幸せなのかもしれません。

ダイバーシティと仕事の共通点

ダイバーシティの理解ってこういうことだと思うし、仕事でも同じだと思うんです。
部下だから、若手だから、ベテランなのに、男のくせに、女らしく、営業さん、事務員さんなどとカテゴリーでくくってしまうと、全然違う一人一人が同質のものに見えてしまいます。
そこにダイバーシティの理解もなければ、ピープルマネジメントも適材適所も人材育成も伴いません。
一人一人の違いを見てこそ適切な関わりができるし、人間関係が面白くなるのです。

親としての学び

双子のお陰で多くのことを学ばせてもらっています。
今回は個性や価値観から、ダイバーシティって見た目やカテゴリーのような表面的な話ではなくて、仮に見た目に同じ双子でさえもこんなに人として違うということを理解して関わることが大事なんやと気付かされました。

結びに

双子育児は確かに大変なことも多いですが、その分、学びと喜びも多いです。
彼らの異なる性格を見守りながら、真のダイバーシティの意味と、その違いを楽しみながら活きることが喜びあふれる人生につながっていくのだと感じる日々です。
一人一人の内面にある個性やその人らしさが、周囲を豊かにし、魅力的にしてくれるのだと実感しています。

このような日々の出来事から、育児の楽しさや難しさを感じつつ、家族との時間を大切にしていきたいと考えています。
双子の親として、そして働く父親として、これからも成長を見守り続けたいと思います。

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【私について】
株式会社EAPサポート喜び
代表取締役 中井裕規(なかいゆうき)

国際EAPコンサルタント(CEAP-International)
精神保健福祉士、公認心理師、産業カウンセラー、健康経営アドバイザー
東京大学大学院医学系研究科 職場のメンタルヘルス専門家養成プログラム修了

大学、大学院にて心理学を専攻。EAP会社勤務を経て、独立起業し、職場改善と男性育休の推進を目指すEAP会社を設立。
職場のメンタルヘルス対策、コミュニケーションを専門として法人コンサルティング、企業研修、職場カウンセリングなどを行ない、0次~2次予防を中心にはたらく人と企業のwell-being向上に取組む。
EAP会社等10社の法人向けメンタルヘルスサービスの新規事業立ち上げにも参画。
双子の男の子を育児し、育児を通して人生を豊かにするために多胎家庭支援やパパママに対する講演活動にも積極的に取り組む。

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