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映画『ここにいる、生きている。〜消えゆく海藻の森に導かれて〜』体験


逗子海岸映画祭で映画をみた。メインイベントの『ベスト・キッド』ではなくドキュメンタリー映画『ここにいる、生きている。〜消えゆく海藻の森に導かれて〜』のダイジェスト版を。本厄とは思えないほどいい出会いがたくさんあるのですが、最近知り合えたhiveというコミュニティ。この映画の製作を手掛けていて、この時期に出会えたのもご縁だと思う。オンラインMTG後、1週間ほどで逗子で直接お会いできたことも、めずらしい経験でした。

この映画は海の真実を伝えるドキュメンタリーで、東京から逗子へと移住された監督が手掛けている。映画の導入も東京と逗子の景色からはじまる。逗子海岸映画祭のテントの中で上映される逗子の海。いつも「きれいだね」とありがたがっている海が実はピンチに陥っている。ドキュメンタリーの感想を書こうとすると中身を言ってしまいそうなので、むずかしい(映画の目的を考えると、それもいいのかな?とも思いつつ)。描かれることは知らないことが多すぎて、もちろん逗子だけでなく日本全体の海の話であり、きっと世界の海の話にもつながるのだと思う。そんな映画を観ながら感じたことを、中身を語りすぎない形、キャッチコピー風に紹介してみようと思う。

日本に海なし県はありません。

海は、海に面している県だけのものじゃない。海の恩恵はみんなが受けている。それに気づくと他人事にはできないはず。

くるしむ姿がキレイだからこまったね。

海藻がない方が海はきれいに見えてしまう。でも海としては海藻があった方がいい。その真実の皮肉さ。

内側からキレイにしましょう。海も。

人間によく使われる言葉は、海も同じだなと感じた。本当の美しさとはなにかを問うメッセージとしても。

いまはまだ、救えるとき。

この映画は絶望を伝えるものではなく、いまはまだ間にあうんだよ。と伝えるものだと思った。

オーシャンズイチオク

日本人みんなの意識が変われば救えることをキャッチーに伝えたくて。オーシャンが入ってるからいいかと思ったけど、『オーシャンズ11』は救出劇というイメージがあったけど、犯罪計画だからコピーとしてはどうかな。

ウニもサカナもヒトも、みんな海藻が好き。

この映画をとてもざっくり言うとこんな感じ。食物連鎖の破綻が招いていることなんだけど、それが自然なんだからいいじゃないかという声がありそうなのでコピーとしては効かないかな。

「むかしは良かった」と苦笑いするおじさん。
本音だからさみしいね。

映画の序盤に出てくるサーファーおじさんの会話がとても切なかった。自慢の雰囲気をまとっていてきらわれがちだけど、このおじさんたちは本音で憂いている。「昔は良かった」史上いちばん切ないかも。

以上、感想をキャッチコピー風にしてみました。


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