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「見えない」とはどういうことか

企画をする人は一度は言われたことがあるのではないかな。「見えない」という言葉。これ本当によくない。企画の場合はいくつか出すのでその中の1〜2案を言われたところで「ま、そういうこともあるよな」と思えたけど、前職でコロナ禍に先を見据えた新規事業を試していかなければならないとき、そのチームに入ったときが大変だった。チームメンバーのモチベーションはまちまちで、考えようという人もいたけど社長に言われたからやる人もいた。中にはやる気はあるけど、やる気を見せることがかっこわるいみたいな素振りをしてる人もいたと思う。みんなで考えてみんなでジャッジするときのむずかしさがあった。モチベーションはまちまちだけど、みんな採用はされたい。というのが厄介だ。自分の提案事業の反応がよくないと他の人の事業にケチをつけたりしてしまう。そんなときに発せられるのが「見えない」だ。
ぼくの提案事業は社長に気に入られ採用された。当然といえば当然なのだが、提案するときにお金をかけずにできる限りのデータを示して資料にまとめ、採用が近いタイミングでは無料で作れるレベルのWebサイトを作った。他の人はそこまではしなかった。採用されるかどうかはその差でもある。そして社員全員に説明する場が設けられた。すべての説明がおわり質問を受け付けたところで、新規事業開発チームに入っていた人が発したのが「見えない」だ。その会には社長の出席していない。ぼくの気持ちは「いや、いまその段階じゃないから」。

「見えない」とは、想像できない。ということ。すべてにおいてそうだとは言いきれないが、想像力が足りていないことが多い。ぼくは提案などを否定する人は卑怯だなと思うことがある。上手くいかなければ「ほらな」となり、上手くいけば否定したことをなかったことにしたり自分も成功のために尽力したと主張する。否定する人を否定したいのではなく建設的な議論ができない人を否定したい。ねちっこいぼくは、いまでもその時のことを鮮明に思いだしてはむかついている。その事業はぼくが会社を辞めたいまも利益を生みだしている。

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