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元テレビマン、noteはじめます

はじめまして。中田達也と申します。
「想造WORKS」という屋号で活動しているフリーランサーです。
お仕事の内容は主に、PRコンサルティング、ライター、動画制作を手がけていますが、なんだかよく分らないですよね。これには前職、もっと言うとそれ以前、学生時代からのさまざまな経験が元になっていまして、後ほどそれぞれ詳しく書かせていただきたいと思います。
初回記事ですので、自己紹介を中心にお付き合いいただければと思います。

略歴

さて、前職と申しましたが、私は2022年3月まで株式会社テレビ金沢の局員として働いてきました。
2004年の新卒入社以来かれこれ18年間テレビ業界一筋でした。今振り返ると、ずいぶん長い間走ってきたものです。


フリーライターから報道記者へ

報道記者の頃。現場からリポートする機会も多かった。

前職で最も長かったキャリアは、20代から30代前半にかけての「報道」です。もともと学生時代にフリーライターの活動を始め、某新聞社の電子版で小さな連載企画を任せてもらっていたのですが、それに目をつけた前職のテレビ金沢が報道記者として拾ってくれ、社会人生活がスタートしました。時は就職氷河期真っ只中。就活に失敗する仲間も多い中、ラッキーだったと思います。
報道部に配属されてからは、毎日主に夕方のニュース番組に向けて地元のさまざまな出来事を取材し、原稿を書き、時には自ら画面に出て伝えていました。
昼夜関係なく事件や事故、スキャンダルを追う社会部。
政治家や行政機関の動きをウォッチする政治部。
東日本大震災をはじめとした災害報道。
テレビ記者としては、燃え尽きるほど遮二無二に取り組んできた日々でした。

たった一人の広報セクション

もう一つ、在職中の代表的なキャリアは「編成」です。
テレビ局には、24時間365日の番組表を秒刻みで司る編成部という中枢セクションがあります。ここでは日々視聴率データとにらみ合いながら、四半期ごとに番組改編をプランニングしたり、系列局や制作会社との交渉、バイイング、さらには放送、印刷物、Webを横断した広報戦略を立案します。
とはいえ地方の小さなテレビ局では、この編成部の人数が極端に少なかったりします。私自身、当時は番組表をたった一人で組み立て、その上で広報も切り盛りするという、今思うととても信じられない環境の中で取り組んでいました。
特にSNSを使った広報では、地方テレビ局としてかなり先駆的な取り組みを行ってきましたので、そのあたりはいずれ詳しくお話ししたいと思います。

番組プロデューサーを最後にテレビを卒業

テレビ局での最後の2年間は「制作プロデューサー」でした。
地方にはそれぞれ、その地域の話題を発信する夕方情報番組があります。プロデューサーは地域のトレンドや面白そうな話題に目を光らせながら、日々の放送でどんな話題を取り上げるかを考え、番組全体を統括します。
自ら現場に出て取材し、放送台本を書き、映像を編集することもありました。

テレビからの卒業

そんなふうに長年どっぷりテレビの世界に浸かってきたため、卒業を決めた時は「かなり思い切ったね」とあちこちから声をかけられました。
地方のテレビ局は、みなさんが想像するほどの高給取りではありませんが、それでも国の免許事業なので参入障壁が高く、ある意味で守られた業界です。いくら経営が苦しくても、まだ数年は安定職種でいられるでしょう。
その環境をわざわざ捨てて、何の保証のない挑戦に打って出たのですから、周りがざわつくのも無理はありません。
ただ自分としては「今後10年、20年先も、ずっとひとつの業界の中だけで生きていっていいのか」という疑問を常に抱いていたので、決断は割とあっさりしていました。ビジネス書を開けば、VUCA(Volatility=変動性、Uncertainty=不確実性、Complexity=複雑性、Ambiguity=曖昧性)なんて言葉が躍っている時代です。これまで培ってきた自分の得意分野を生かし、次々に新しい仕事にポジショニングしていくことに抵抗感がなかったのだと思います。

想造WORKSのお仕事

この4月から独立し、現在は以下の3つの柱でお仕事をしています。

  1. PRブランディング
    編成部時代に取り組んできたSNS広報をはじめ、企業や団体のもつ魅力を効果的に発信するお手伝いをします。「何から取り組んでいいか分からない」といった社内の広報セクションが自走していけるよう、コンサルティングとして関わらせていただきます。

  2. ライティング
    フリーライターや記者としての経験を生かし、記事執筆を行います。企業のオウンドメディア立ち上げも手がけるほか、コピーライティングもお任せください。

  3. 動画制作
    テレビ局で数多くの映像を編集してきました。大がかりな機材は持ち合わせておりませんが、Web配信用の動画撮影や編集、記録映像の制作など幅広く承ります。

お仕事に関する詳細は、以下のWebサイトをご覧いただけると幸いです。
サイト内からお仕事のご相談も随時受け付けています。

noteでやっていくこと

特にひとつの専門ジャンルに特化した運営はせず、カテゴリーごとにマガジンを作って発信していきたいと思っています。
たとえばテレビ業界を目指す人たちに向けたアドバイスや、あるいはPR広報に関するお話、時にはプライベートな話題を書くこともあるかと思います。
このほか、20代の頃から取り組んできた創作活動も、このnote上で再開していきます。小説に関してはもう何年も筆が止まっているので、新人賞への応募はもちろんですが、note公開用の作品も書いていきたいと考えています。ぜひお楽しみに。

初回のおわりに

実はこのアカウントは、2014年のnoteサービス開始直後に登録したものです。当時少し触ったきり、仕事の忙しさを言い訳に、なんとこれまで7年以上放置していました(自分のルーズさが信じられません)。
大きな節目を迎えた今だからこそ、何か発信できることがあるかも……そんなことを思い描きながら、これからはまめに筆を走らせていこうと思います。
ぜひフォローしていただけると嬉しいです。

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