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コミュ障を克服する方法

皆さんはコミュニケーションが上手になりたいと思ったことはないでしょうか。コミュニケーション能力は、友達作りや恋愛、就職活動、職場での昇進などで非常に役立ち、社会で生きていくために欠かせないスキルと言っても過言ではありません。逆に、コミュニケーションが下手な人、通称『コミュ障』は人生において多くの場面で不便を被ることになってしまいます。

今回は、そういった人がコミュ障を克服しコミュ強になる方法について、なるべく精神論を排し具体的なロードマップとして自分なりにまとめてみたので、もしお時間があればぜひ最後までご覧ください。なお、対象とする読者は若年層の男性であるため人によっては参考にならない箇所があるかもしれませんがご留意ください。

コミュニケーションの前準備編

コミュニケーションの上手い下手は、この前準備のところでかなり決まっているように思います。コミュニケーションが得意な人は、ここで語るような前準備をしっかり行っている、あるいは無意識にできている人が多いです。

結論から言うと、コミュニケーションの前準備は「自信を持つこと」「会話の内容を用意すること」の2つになります。

自信を持つこと

コミュニケーションには自信が不可欠であり、世の中の会話上手な人は例外なく自分に自信を持っています。自信がなければ他者の目を見て自分の意見を伝え、人間関係を深めていくことなど到底できません。では、どうすれば自信をつけることができるのでしょうか。ポイントは「見た目を整えること」「テストステロン値を高めること」の2つです。

まずは「見た目を整えること」です。容姿は、毎日鏡を通して自分の視界に入ってくるものです。髪型やメイク、服装などに気を遣い、セルフイメージを高めることで比較的容易に自信を身につけることができます。そもそもコミュニケーションが苦手な人は自分の容姿にコンプレックスがある場合が多く、その潜在的なマイナス感情からコミュニケーションに積極的になれない場合が多いのです。見た目を整えて自信をつけ、堂々と会話に参加できるよう準備をしておきましょう。

次に、「テストステロン値を高めること」です。テストステロンとは男性ホルモンの1種であり、自信を司るホルモンと言われています。男性の場合、このテストステロンの分泌量を高めることが明確に自信をつけることにつながってきます。テストステロン値が高い状態では、低い状態に比べ自信がみなぎり、意欲的に行動することができるようになります。このテストステロン値を高める方法はいくつかありますが、筋力トレーニングが有効であるとされています。筋トレをして体の内側から自信をつけ、コミュニケーションに意欲的な状態に自身を持っていくようにしましょう。

会話の内容を用意すること

話が続かなくて困った、というのは誰しも経験があると思います。このような時、「口下手だから」とか「内気だから」という理由も当然あると思いますが、「特に話したいことがない」というのも大きな原因であるように思います。その場合、前準備として会話の内容を用意しておくことが非常に大事になります。

「会話の内容を用意する」というのは考えてみるとなかなか大変な作業です。「Aさんに会った時はこれについて話して、これについて聞いてみよう。Bさんに会った時は〜」などと考えるのはキリがないし、負担が大きすぎます。なので、ここでは会話の内容を用意するための行動として1つだけ、「普段から面白い経験を積む」ことを意識して過ごすようにしましょう。

普段から面白い経験を積んでいると、会話の引き出しが自然に形成されていきます。例えば、「インスタで気になったカフェに行って、話題作の映画を見て、家に帰って自炊する」という1日を送った人と、「部屋にずっと引きこもってスマホをいじる」人では、会話の引き出しの多さは一目瞭然でしょう。コミュ障の人は喋りが上手ではないので、せめて話せるネタができるような経験を積極的にしにいくようにしましょう。

メンタル編

それでは、コミュニケーション本番について話を移したいと思います。本番では、コミュニケーションの基盤としてのメンタルが超重要になってきます。メンタルが思考を形成し、思考が自分の行動を形成していくからです。

このメンタル編では「他者への恐怖心を克服すること」「コミュニケーションのフローを形成すること」の2点について解説していきます。

他者への恐怖心を克服すること

コミュニケーションが苦手な人の中には、「人が怖い」という人も多いのではないでしょうか。「人が怖い」という感情は、過去に虐められていたり人に裏切られたりしたなどのトラウマが原因かもしれません。しかし多くの場合、あなたの周りの人はあなたが思っているよりも優しいです。

コミュ障の人は、まずこの他者への認知の歪みを矯正する必要があります。「他者は怖くないし、悪意を持っていない。あなたを疎ましく思っていない」と理解することが必要です。この認知を矯正する方法については、実は特効薬があるわけではありません。自分の精神力を振り絞って殻を破り、周りの人と関わりを持ち成功体験を積んでいくしか方法はないのです。

この認知の歪みを矯正することはコミュ障改善に大きな効果があります。皆さんは、「近い年齢の人と喋るのは苦手だけど、おじいちゃんやおばあちゃんとは話しやすい」という経験はないでしょうか。この現象は、自分が会話の相手に恐怖心を持っているかいないかが大きく関係しています。近い年齢の人だと「嫌われたらどうしよう」と考えてしまうことはありますが、おじいちゃんに「嫌われたらどうしよう」と気にする人はいないですからね。恐怖心を克服し相手をおじいちゃんのように見なすことができれば自然に話すことができるようになります。

コミュニケーションのフローを形成すること

文字を見ただけではどういうことかイメージが湧かないと思います。ここでいうコミュニケーションのフローとは、「コミュニケーションに完全に没頭しており、自分が会話に加わったり相手に話しかけたりするのを全く意識しない状態」を指すと思ってください。この状態に入れたら、人と会話をすることに何のハードルも感じないということがわかると思います。

そんな理想のようなフロー状態ですが、どうすればコミュニケーションのフローに入っていけるのでしょうか。結論としては「絶えずコミュニケーションを取ること」が必要です。

コミュ強の人たちはどうして臆することなく人に話しかけ、コミュニケーションを取ることができるのでしょう。それは、「人に話しかけることを何とも思っていない」からです。そしてそれはなぜかというと、「今までの人生で絶えずコミュニケーションをとってきたから今更何とも思わない」からなのです。

休む暇なくコミュニケーションを続けていれば、1回あたりに感じる負担はどんどん減っていき、会話もだんだん上手になってきます。コミュ力というのは筋力のようなものだと思ってください。使っていないとどんどんコミュ力は落ちていきます。なので、いつでも、誰とでも、どんなことでも会話をするように意識しましょう。そのうち流れるように会話できる精神状態に達することができます。

トークスキル編

実はもうここまでの手法を実践することで99%の方はコミュ障を克服できています。コミュニケーションというのはそれだけ精神面が重要であり、会話術やトークスキルなんてものは本当におまけに過ぎないのです。しかし、せっかくなので最後の仕上げとしてトークスキルについても少し語りたいと思います。トークスキルに関しては1つだけ、「人の喋り方を真似すること」を意識するようにしてください。

人の喋り方を真似すること

前提として、コミュ障が0からトークスキルを学んでいくのはとても非効率なことなのです。コミュ強の人たちは、中学高校くらいからしっかりと他者と関わりを持つ中でコミュニケーションを学んでいっています。今からコミュ障の人が同じように学んで行ったとしても、コミュ強に追いつくのは何年先でしょうか。

最短でトークスキルを身につけたいのであれば、「人の喋り方を真似すること」以外にはありません。何かについての知識を得るときに先人の書いた本を読むように、トークスキルを得るためにはコミュ強の喋り方を模倣することが最短ルートなのです。

真似する対象は誰でもいいわけではありません。自分のロールモデルとして適当な、容姿や性格、話し方の雰囲気がなるべく似ている人を選ぶようにしましょう。芸能人やYouTuberなど誰でも良いですが、その人が話している音声や動画の入手しやすさも考慮すると良いと思います。その人が自分の話をするときにどう話を持っていくか、人の話にどのように質問してどう話を引き出すか、どのように相槌を打っているか、どんな態度で話を聞いているかなど事細かに観察し真似してみてください。真似していくうちに自分の中でコミュニケーションの型のようなものが見つけられるはずです。

トークスキルについて余談ですが、世にあるコミュニケーションに関する書籍では、やれオウム返しをうまく使えだの、やれ聞き役に回れだの、人を選ぶ再現性のないアドバイスが散見されます。そもそもコミュニケーションというものは人それぞれであり、一般的な正解なんてものはないのです。こういった「会話のコツ」みたいなものを真に受けるのは本当に無駄なことです。自分のパーソナリティに合ったロールモデルを真似することで自分なりの正解を見つけられるようにしましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。本稿の要点をまとめると以下のようになります。

コミュニケーションは前準備が重要であり、具体的には見た目を整えテストステロン値を高めることで自分に自信をつけること、普段から面白い経験を積むことで会話の引き出しを用意することを意識する。

コミュニケーションに臨むメンタルの部分では、自分の認知の歪みを矯正し他者への恐怖感を克服すること、絶えずコミュニケーションに身を置くことでコミュニケーションのフロー状態に入ることを意識する。

トークスキルについては、自分自身の雰囲気に合ったコミュ強のロールモデルを見つけ、徹底的に真似することによってコミュニケーションの型を身につける。

大事なのは、すぐにコミュ障を克服できると思わないことです。コミュニケーションというのは一朝一夕で身につくものではありません。しかし、努力を続けていれば必ず一歩ずつコミュ強に近づいていくことができます。コミュ障を克服すると、友達恋人ができやすくなるし、仕事でも昇進しやすくなります。諦めさえしなければ必ず前進していけるのでぜひ挑戦してみてほしいです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
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