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007ドクターノオ感想(素人感想)



楽な映画見たいなあ

”考えながら見るような映画ばかり見ていたら、映画を見ることが大きなハードルになっていたそんなあなた!受動的に楽しめるイージーウォッチングな映画を見なませんか”

と、頭の中の通販番組から聞こえてきた。

と言うことで007を見よう。
こう言う突然な要求にも対応してくれるアマゾンプライムに感謝しながらダニエルクレイグ版007に手をかけたその瞬間、

”ダニエルクレイグに実は飽きているそこのあなた!ショーンコネリー版を見てみませんか”

とまたもや例のあいつが余計な、いや、ナイスアイデア。

そして、ショーンコネリー版もちゃんと揃えてくれているアマゾンプライム。
僕は恵まれている。神に感謝。

茶番は終わり

Q1. 007といえば?

ダニエルクレイグ。


Q2. 初めて見たスパイ映画は?

ミッションインポッシブル。


Q3. ショーンコネリー?

名前は聞いたことある。


そう言う世代です。

そんな自分が007第1作目であるドクターノオを鑑賞してみました!

ドクターノオ笑

ということで、第1作目ドクターノオ。

ノオって笑

絶妙なダサさ笑

英語でもそれなりの古臭ささを感じる悪役の名前。

でもダサくて古くさいって最高だからなあ

本当に事前知識がない状態で見ました。(ショーンコネリーの顔も大して知らない。)

It was fun

結論から言うと非常に面白かったです。

思っていたアクション映画という感じではなく、色々な創意工夫を感じる良作でした。

オープニング

まず、オープニングから心を掴まれました。

昔の映画あるあるの序曲にクレジット(結構好き)でワクワク感が上がってきます。

見終わって色々調べて知ったのですが、1962年公開!思ったより昔でした。なんか勝手に80年代とかの映画かと思ってました。

オープニングの話に戻ると、色合いがいい!カラフルなオープニングで、結構凝ってそうな雰囲気を感じました。

そしたら急に音楽が変わってジャマイカの音楽っぽいものに踊る人たち。なんか変なんだけど、面白い。そのまま三人の男につながって映画の最初のシーンに入っていく。

劇中ではかなりジャマイカっぽい音楽が使われていて、映画を南国風の雰囲気にすることにかなり効果的に役立っていました。

ボンドガール多すぎ問題

事件を捜査すると言う感じでジェームズボンドが登場。捜査自体は至って普通。テンポよく進んでいく。

ボンドはとにかく劇中でいろんな女をたぶらかす。すぐキスするし、今の時代だったら余裕でセクハラ。というか出てくる女を全てゲットしていく。

最後島で出会った女性がいわゆるボンドガールらしいが、中盤まで出てこず、ほかの雑多な女たちをたぶらかします。任務中とか全く関係なく、敵側の女も抱く始末。なんでもあり笑

モテない男はボンドを参考にしよう。

ダニエルクレイグ版は、そこまで簡単には抱かなかった気がする。

ポリコレしていこうか

今のポリコレ時代から見ると、黒人は馬鹿っぽい人しか出てこず。中国人は個性もなく、微妙な描き方。
まあ、この時代では当たり前だし、そう言うところは全く求めていないので、どうでもいいが、実際今の感覚からすると違和感を感じる。
無意識的な差別。

こういうものを見ると今の過剰と言われているポリコレは差別をなくすためには必要なプロセスなんじゃないすか。(ポリコレ嫌いな映画付きは多いけども)
でも、昔の映画に無意識的な差別があることは当たり前で、映画自体の評価は下げないよ(当たり前)

細かいところは気にしない

正直、キャラクター自体の描き方は、微妙です。一人一人の描き方は細かくなく、見終わった後もどういう人物だったのかはよくわからない。昔のアクション映画という感じ。

アクション自体も別にすごくはない。ボンド強すぎるし、最後の戦いはアクションという観点からすると普通すぎる。なのでそこを期待してみると、残念かも。

ストーリーもご都合主義で進んでいく。綿密に作られているという感じはせず、一貫性もない。

と言う感じで、結構映画において大事そうな要素は余裕で欠落してます笑

題名に恥じないダサさ!よってセーフとします。どんな映画にも弱い部分はあるよね。うん。

何がいいねん。ジェームズボンド

では、何が良いのかというと、演出です。

まずカメラワークが良い。いろんなカメラワークが使われているので、全然飽きない。ストーリーとかアクション関係なく、飽きずに見れます。アクション映画というより、映画としてちゃんと作られているので、映画ファンは結構気にいると思います。音楽も動きと連動していたり、映像とうまくマッチさせていて、こだわりを感じます。

ドクターノウのアジトもいい味が出ていて、猿の惑星味を感じたり、海底2万マイル味を感じたりして、60年代の人が描く近未来。

最後の戦いも敵の死に方が、ターミネーター2と似てるかも(ターミネーターの方が後)

という感じで演出がちゃんとされていて、十分鑑賞強度がありました。リアルさを求める人はこれをみるのには向いていません。どちらかというとB級感満載。

敵のドラゴンと間違われていた、戦車もむちゃくちゃダサい笑。でもそれがけっこいい味出てる。

映画って素晴らしい

結論を言うとリアルさではなく、映画的な映画です。

映画好きは絶対楽しめます。(映画好きはかなりの確率で見たことありそうだけど)

他の007作品も見てみたくなりました!

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