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セクシーに性行為の同意をとる文化を創りたい。

みなさん初めまして。高島菜芭です。
私はこの9月に京都大学を卒業したのですが、ちょうど2年前の今頃イギリスに留学して、1年間ジェンダーや性について大学で勉強し、性教育NGOでインターンをしていました。

そんなときに出会ったのが【Sexual Consent】(日本語だと、性的同意/性的合意と訳されます)という概念。
簡単に説明すると、性行為の際は明確にお互いの同意をとりましょう、というものです。
当時イギリスでは性教育が義務教育化された頃で、科目名はSEX AND RELATIONSHIP education (性と関係性についての教育)で、性的同意についても「健康的な関係を築くために、カップルであってもお互いが納得した上でセックスしようね」という教え方がされていました。

留学前、「付き合っていたらセックスするのは当たり前でしょ」「スカート履いていたんだからレイプされたのは自己責任じゃない?」などの会話を聞き、モヤモヤしていた私には衝撃でした。
同意のないセックスは性暴力。健康的で豊かな関係性を築くために同意をとる。日本でもこの概念を広めたい!と。

帰国後、同様のテーマに興味を持っていた阪大性4人とつながりました。そのチームで京都市男女共同参画推進協会と共同で性的同意ハンドブックを作成し、約2万部発行しました。カップルや友達で冊子を読んでもらい、コミュニケーションの発端となればいいなという想いがありました。性教育を専門とされている、京都教育大学教授の関口先生や性暴力被害者支援をされている京都SARAの井上さんらに冊子を監修いただきました。

冊子をつくる中で、約60人の大学生にインタビューしました。やはり、同意のない性行為をしてしまって精神的身体的に傷ついている人、なかなか断れない、誘えなくて悩んでいる人が男女を問わず実際にいて、性的同意の概念を広めることの重要性をひしひしと感じました。インタビューを元に、チェックリストも作成しました。

また、発行後にはGenesisという団体を立ち上げました。「誰もが安全で幸せな性生活を送ることのできる社会を創る」という理念の元、性的同意ワークショップを開催したり、記事を発信しています。

冊子について、ありがたいことに京都新聞さん朝日新聞さん共同通信さんに記事として掲載いただきました。
「これで少しは性的同意の概念が日本に広まるのでは!!」と喜んでいたのもつかの間、友達に「ネットで叩かれているよ」と言われ、見てみると、、、

批判の嵐です。70%くらいが否定的な意見でした。

性について言語化する習慣は日本にはない。もちろんコミュニケーションの問題だから、完璧に同意をとることは難しい。
しかし、工夫次第では雰囲気をこわすどころかセクシーにもなりうるはず。そのへんを具体的に伝える必要がある。どうしたら伝わるんだろう?と悩んでいたところ京大の後輩のななみんに会いました。

ななみん「動画で分かりやすく伝えたい。今まで自分から性的同意をとってきた経験があるので、セクシーにできる自信があります!」
私「超心強い!高校生・大学生に特に見てほしいから無料で公開したいよね。」
性的同意動画プロジェクトが始まりました。

性行為の同意をとるなんてムードがない!っていう意見を覆す、セクシーで実践的な動画をつくります!性的同意をセクシーにとることができる人がモテる、みたいなムーブメントをつくりたい。

女優役のななみんです。癒やし可愛い系だけど実は超パワフル。詳しくは彼女のツイッターを見てください。
(男優は実は募集中なのです。立候補受付中です!)

内容は、まずは基本から!ということで付き合っている2人がセクシーに同意をとる様子を撮影します。1分程度で見れて、ヘテロセクシャル/LGBTQに限らず実践できる内容にするつもりです。(今回の出演者はヘテロセクシャルカップルになることをご了承ください)

動画をシリーズ化する予定で、以下のようなコンテンツを考えています。
・同意はモテへの第一歩
・性的同意の「さ・し・す・せ・そ」で分かりやすく解説
・これなら言いやすい!断り方
・性行為中に、やめたくなった時のサインを決める
・ワンナイト/セフレへの同意のとり方
・避妊方法についての同意のとり方 etc...

完成した動画はGenesisのウェブサイトやSNSにて、無料で公開いたします。また、12月以降京都大学、武庫川女子大学、京都精華大学、市の青少年センターなどで性的同意ワークショップの開催が決まっているので、ワークショップの中でも使います。

マニュアルとして使ってもらうというよりは、例えばカップルでセックスについて話し合ってみるとか、友達同士でセクシーな同意のとり方のアイデアを出してもらうとか、コミュニケーションのきっかけになったら一番嬉しいです。
セックスはコミュニケーション
したいこと、嫌なこと、頻度、タイミングなどは個人によるので、結局のところは性をタブーにしない&相手の気持ちを勝手に推定しないで、積極的に話し合ってもらうのが一番だと思っています。

ここでみなさんにお願いがあります。私達Genesisはこれまで活動費を自分たちで捻出してきましたが、今後も活動を続けるためには資金が必要です。
動画を撮る際に、出演者へ払うギャラ、交通費、場所代、機材代など様々な経費が必要になるので、ぜひみなさんにご支援いただけるとありがたいです。下記のPolca、もしくはこのnoteの下の「サポートする」ボタンからご支援いただけると感謝感激です。(polca、noteのアカウントをお持ちでない方はご連絡ください)
https://polca.jp/projects/JobeR1820YC

目標金額を超えた場合は、次の動画や、ワークショップ実施のために使わせていただきます。

リターンとして、未公開動画を限定公開します。

誰も傷つけたくないし、自分も傷つきたくない。安心して性行為を楽しみたい。という方は、100円〜支援いただけると嬉しいです。
セクシーに性的同意をとる文化をつくるため、ご協力よろしくお願いいたします!

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コメント (10)
同意を相手にたとえ取ったとしても、その相手が後々まで後悔しない確信はありません。また、同意を取るときに断りにくい状況はあります。同意で決めることは、同意してしまった人の立場を弱くします。
そこまでしてなぜセックスでなければならないのか、疑問です。「セックスであるべき」という社会を変える必要があると思います。
付き合ってる人がセックスをする意味がわからない。
結婚してからでよくないか?
不埒なコメントかもですが、その手の問題を常に抱えてるのが乱交主催者ですね。
男性の意識の低さ、法律とはなんなのか、とかとか。セックスは人類がいまだに解決できない問題のひとつです。
10代の時、たまたま読んでた雑誌のアメリカンリポートに、夫婦間で強姦という見出し。読んでみて、それはなるほど・・・その段階で納得。セックスはコミュニケーションの一つ、どうお互い語り合うか、そんなパートナーと出会えるだろうと思ってました。30前に結婚、でも、そうじゃなかった・・・自分の思いを伝えても、「私は、そういうのなくてもいいの」って、あーそうなんか、難しいです。
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