柔軟体操
前に、柔軟にハマって頑張ってたのに、いつぞやからか、色んなことにやる気を無くして、止めてしまいました。
が、最近、編み物をしながら開脚して股関節を少し伸ばすようにする、など、地味~に伸ばしたりしています。
めちゃくちゃ少ない努力ながらも、かつては痛いだけだったストレッチが、
『伸ばすと気持ち良いなぁ。』
と感じられる分、適度に身体に良い刺激は与えられているのだと思います。
そんなことをしていると、子供の頃、習い事で運動するときに、必ずランニング→ストレッチと、いう感じで、必ず柔軟体操を行っていたときのことを思い出します。
ほとんどの人は、子供の頃って身体が柔らかいのが普通なのではないかと思うのですが、私は本当に小さい頃から硬い身体だったんですよ。
それで、よくコーチというか、指導する大人の人に開脚前屈した状態で背中を押されていたのを思い出すんです。
ですが、前に私がストレッチについて調べまくった際、身体の柔軟性の鍵を握っているのが、筋肉の細胞であるサルコメアだということを知りました。
簡単に書くと、このサルコメアとは、鎖のような造りになっている細胞で、細胞(鎖)の数が多いと柔軟性が高く、細胞(鎖)の数が少ないと柔軟性が低い、というもののようなのです。
つまり、細胞をしっかり作り上げない限り、柔軟性は増さない、と、いうことらしいのです。
身体の細胞なんて、一瞬にして出来上がる訳がありませんよね。
しっかりたんぱく質などの栄養を捕った上で、少しずつ少しずつ伸ばす運動を繰り返すことで、必要な箇所にサルコメアが増えていくもののはずです。
と、いうことは、
『硬い身体を無理矢理押すって超危険じゃね?!ダメじゃね?!』
と、思う訳ですよ。
身体の柔軟性を高めるのって、多分、闇雲に伸ばせば良いって話じゃないんじゃないかと思うんです。
身体を上手く造ることで、伸ばせる身体を造れるものなんじゃないかと。
多分、近年なら、ある程度情報が発達してるはずですが、
『運動を指導する上では、そういう肉体の構造をしっかり熟知してないとダメなんじゃないの?!』
って、今更ながらかつての指導者たちに対して若干の恨みが湧いてくるんですよね笑
『無理矢理押して、筋とかおかしくなったらどーしてくれるんじゃい!』
って。
私のえげつない硬過ぎる身体のお陰で、逆に大丈夫だったんだと思うんですけど、本当に、
『無理矢理押して伸びる訳ねーだろこのすっとこどっこいがぁぁあ!』
って思うよね。
私も、人体を解剖したり、ちゃんと研究してる人じゃないから詳しくは知らないし、人による部分もあるんだと思うんですけど、
ゴムを伸ばすこと
と
柔軟性の高い身体になること
って、全然仕組みが違うくて、
細胞の数を充分に備えられているから、柔軟性の高い身体でいられる
っていう、この辺の話はもっとメジャーになっても良いんじゃないかなって思います。
この話も、
「身体が硬いのは努力が足りないからじゃー!」
とか、あんぽんたんなことを唱える人、まだ0じゃないんじゃないでしょうかね?
身体の細胞を増やすのは、努力じゃなくて正しい知識と栄養と、人それぞれの遺伝子のポテンシャルが絡んでくるものだと私は思います。
皆様も、無理の無い、快適なストレッチライフをお送りくださいね。
身体の声をしっかりと聞いてみましょ~☆