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鏡が無ければ自分の顔は見えない話



{2022.09.03の記事}

余談から入ります!

幽霊って、自分の姿が鏡に写らないから幽霊自身が
『今自分はどんな顔しているんだろう?』ってのが分からないらしいです。

男の人だと、自分に無精髭が生えてるのか生えてないのか分からないし、生えてても剃る方法がわからなかったりして、自分がどんな顔なのか分からないまま幽霊として存在してるそうです。

めちゃくちゃ面白いですよね!

これはこれで興味深い!

まぁでも、私が今日書きたい話は、内面の話です。


【他人は鏡】
【鏡の法則】

とか、聞いたことあると思います。

私も、
『それはその通りだなぁ…。』って今なら凄く分かります。

『でも、他人を鏡として見るときにコツが要るよなぁ…。』って風にも思ってて、そこに焦点当てた話を書きます。


私の体験による話です。

[不快に感じる相手]を鏡として見なければいけないとき


①どうしても目に付く[相手の欠点]が、[自分の欠点]である段階
②どうしても目に付く[相手の嫌がらせ]が、[自分の中の解消しなきゃいけない心の傷を刺激している]段階
③どうしても目に付く[相手の行動]が、[実は自分が自分に対して行っていた行動なんだと気付かされる]段階

大きく分けてこの3段階がありました。


比較的若い時期や、
『自分を変えよう!』
『人生を変えよう!』
『もっと大人になろう!』
などを決意した時の、初期に体験しがちなのが①です。

他人に対して、
『何なん、コイツ?』と感じていたけど、よくよく考えてみると、
『あれ?私も同じことしてる…?』って気付かされる段階ですね。

私の場合は、今よりもっともっと未熟な時にこれを経験したので、
『いや、あんなヤツと一緒なんかじゃない!!!』って、[自分が嫌だと思ってる人]と[自分が同じであること]を認めるのが辛いという経験もありました。


何度か似たようなことを経験、乗り越えて、
『そうだね、私も結局はあの嫌な人と一緒だわ。あー、私って……。』って、自分の欠点を認める段階も経ました。


自分の欠点を受け止めて、
『そうだよね、欠点の無い人なんて居るはずないよね。他人も、自分も、欠点があって当たり前だわ。』と理解した後位から、②の段階が始まりました。
(この頃はまだ、"欠点"として認識していますが、後々には"欠点"ではなく、"個性"なんだと理解するような流れに向かっていきます。)


②が始まると、大体、恋人だったり、近い関係の相手に対して
『どうしてこの人は私の触れて欲しくない所に触れるの?』
『何でこの人は私がして欲しくないことばっかりしてくるの?』
と感じることが多かったです。

この段階になると、[自分の深い部分]に向き合わなければならない状態なので、解決するのには少々時間がかかる問題が多かったです。

初めは
『何であの人はあんなこと…』のように、相手に焦点を合わせてしまうので、
『どうして、"私は"あの人のこの行動を嫌だと感じるんだろう?』という視点に立てるようになるまでにも、ちょっと時間を要しました。

この視点に立った上で[なぜ嫌なのか]の原因を見付けるのもちょっと時間を要しました。

とにかく、
『私はこの嫌な相手を通して、自分の中の何を探らなきゃいけないの?』というポイントが分かりにくい段階でした。


この段階でも何度か似たような流れを繰り返して、最後の方になってくると
『あー、なんか、私の心の傷一通り全部見直した気がするわー。』って、何となくスッキリした感覚さえありました。

『許せないものは許せないし、それで良いんだ。』って開き直りに近い感覚を覚えた辺りから、③の段階が始まりました。


①の段階でも②の段階でも、自分の問題点に気付いて、同じような解決を繰り返している内に、似たようなイライラやモヤモヤは出てこなくなってたんです。

なのに、
『許せないよね、分かるよ。』
『もう、忘れて良いんだよ。』
と、いくら自分をなだめても、恨み、怒りなど、[消えてくれない感情]が沸いて出てきたんですよ。

『もう、これ以上どうやって解消したら良いの、分からん。』って、いい加減、自分の中の問題を解決するのが嫌になった段階でしたね。


結果的に、色んなサインを繋ぎ合わせて、
『あー、そうか、あの人が私に嫌なことをしてくるよりも前に、"私が私に対して"嫌なことをしていたんだね!』ってことに気付いたんですよ。

そこに気付いてから、あの憎しみの感情が沸いて出てこなくなりました。


『今までごめんね。』
『今まで辛かったよね。』
『今まで頑張ってきたね。』
『今まで頑張ってくれて、ありがとう。』
などなど、思い付いた気持ちをその都度自分に伝えるようになってからは、最近は落ち着いています。

今後、新しい段階に入る可能性も無いとは言い切れませんが、魂的課題の一区切りはついたのかな、と思います。


私の経験したプロセスによると、
どうしてもイライラする。』
どうしてもモヤモヤする。』
どうしても憎い。』
など、相手が今、目の前にいないにもかかわらず、これらの感情が浮上してきたときというのは
『自分の中の問題を解決しましょうね。』というサインである場合が多かったです。

(イライラやモヤモヤの原因が、エーテルコードが繋がっている時や、生き霊の影響だったりするパターンもありましたが、それらの影響を受けない状態にしたにもかかわらず沸いて出てきた場合は、サインでした。)


こうしてまとめてみると、段階が進むにつれ、自分の深い所を見るように促されていることが分かりやすいですね。

嫌なことが起こっている最中では、
『私は何を見させられてるの?何を見つめなきゃいけないの?』というポイントがなかなか見付けられなくて本っ当にイライラ、モヤモヤしてたんです。

『いや、むしろこのまま自分の問題解決しないまま生きていった方が精神衛生的に良いんじゃない?』と何度も思いましたよ。

抜け出せて良かったです。マジで。


これらのプロセスを体験してみて、
『確かに、他人という存在が居なければ、自分の中の問題って見えないね!』って、物凄く納得しました。

本当に
鏡が無ければ自分の顔が見えないのと全く同じだなぁ…
って腑に落ちたんですよ。


ただ、鏡の中の顔を見て
『あ、ニキビができた、嫌だな…。』って思っても、皮膚の中がどうなっているのかは直視できませんし、どうして皮膚の中がそうなってニキビができてしまったのかという原因直視はできませんよね。

そんな感じで、鏡で自分の顔を見るだけじゃなくて、鏡で自分の顔を見た上で、
・自分の顔がどういう状態なのか、
・その状態になっている原因は何なのか

って部分まで掘り下げさせられたので
『そんなことせなあかんとか聞いてないんですけどー。』という気持ちになったのが、私です。


人それぞれ、人生で体験するプロセスは違うと思うので、全ての人が私と同じようなプロセスを経る訳ではないと思いながらも、似たたようなプロセスを経る人はいると思うので、誰かの参考になるかもしれないので、この話を書きました。

私個人的には、
①どうしても目に付く[相手の欠点]が、[自分の欠点]である段階
②どうしても目に付く[相手の嫌がらせ]が、[自分の中の解消しなきゃいけない心の傷を刺激している]段階
③どうしても目に付く[相手の行動]が、[実は自分が自分に対して行っていた行動なんだと気付かされる]段階

・これらの段階を順番にクリアしていくこと
・これらをクリアする際に気を付けるポイント

分かっていたら、無駄にイライラ、モヤモヤが続いている時間がもうちょっと短くて済んだじゃん!

とか、考えてしまう性格です。

ですが、中には
『自分で攻略したい、自分で攻略するから楽しいんじゃん☆』という感じで、人生を楽しめる人もいるかもしれませんし、とりあえず、必要な人だけにこの話が届いて欲しいなって思ってます。


勿論、今この話でザクッとまとめた以外にも、細かい発見、学び、色んな気付きを体験したので、
「この話さえ理解すれば人生イージーモード↑ウェーイ↑」
という話では、決してありません。

ただ、この主要ポイントを理解してたら、
「アイツムカつく!」
「アイツ許せん!」
「アイツ何なん!」
と、他人に意識を奪われる時間は確実に減ります◎

他人について考えている時間を
自分について考える時間へとシフトする

これができていれば、人間関係において必要以上に悩まなくて良くなるので、他人に対してイライラしやすい人には良い話かもしれませんね。




多分、私とは違うプロセスだったにせよ、私の言ってることが「わかるわかる」ってなる人も増えてきてると思うんですよ。

で、SNSとか、YouTubeとか、多くの人の目に留まる可能性のある場面で[攻撃的な意見を発信する人]を見た時に、
『この人、こーゆーインナーチャイルド抱えてるな。』
『この人、こーゆーブロック抱えてるんだな。』
『この人、自己紹介乙~だな。』
っていうのが分かっちゃう人が増えてきてると思うんですよね。

まぁ、あんまりそういう攻撃的な意見って見たこともないけど、そういう攻撃的な意見を公的な場面で発信しちゃう人を、
『可哀想にね…。』っていう目で見てる人、いると思うんですよ。

そういうこと想像したら、
『面白い時代だな。』って思います。

まぁ、私自身も
『可哀想にね…。』って思われてきた部分、いっぱいあるんやろーな、って思ってるんですけど。

どんなにムカつく相手でも、
許せない相手でも、
[自分にとっての鏡の役割になってくれてるっていう部分がある]
これは事実なんじゃないかと私は考えてます。

許せる、許せないの前に
鏡になってくれてありがとう。』って部分だけでも感じられると、心が楽になる部分が大きいので、良かったら参考にしてみてください。


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