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自立と家事



{2023.08.21の記事}

昔のドラマなのかなぁ?名探偵ポワロ
のドラマを見たんですけど、どうも

イギリス人の中にいるベルギー人(ポワロさん)を初見で「外国人」と判断している感覚に違和感を覚えます〃⌒∀⌒

ヨーロッパの人々から見て、日本人と中国人と韓国人の見分けがつきにくいという風な感覚と同じようなものだとは思うんですけど、とても奇妙な感覚に見舞われました *⌒艸⌒

 

世の中の多くの人はうっすらと
『家事面倒臭いな。』って、無意識的に嫌煙してる気がします。

顕在意識で認識できるかできないか位のレベルで
『家事嫌だな。』って感じてる人が多いのではないでしょうか。

男性、女性関係なく
何となく家事したくない。』と感じている人は多い気がします。


何となく家事を嫌煙してしまう原因のほとんどが、
子供の頃にお手伝いしようとして怒られた経験だったり、
結婚してから妻に家事のやり方でぐちぐち言われた経験だったり、
とにかく

『家事をやろう、手伝おう!』としたのに、
その行動によって、不快な経験をしたから

などの精神的な嫌悪感ではないでしょうか。


もう少し違うタイプだと、
育った環境にいた周りの家族がみんなズボラで、家事を嫌煙してる人ばかりだったから自分も漏れなくそうなった…
というのもあるでしょう。


いずれにせよ何となく家事が嫌な原因というのは
[家事そのものにある]
のではなく

[家事に付随する感情によるもの]

なのです。

『何となく家事面倒臭いな。』と感じている人の多くは、
『家事は手間が掛かって大変なものだからやりたくないんだ。』と勘違いしている人が多いです。

しかしその認識はちょっと違うはずです。


現代において、スイッチ1つでできる家事はとても増えていますよね。

勝手に動いてくれる掃除機なんかもあったりして、どんどん楽にこなせる家事が増えてきています。

確かに、全ての人が自動で動く掃除機などハイスペ家電を持っている訳ではないでしょうが、ハンディモップなど、一昔前なら全身を動かして雑巾掛けしなくてはいけなかったようなしんどい作業を減らせるアイテムも増えており、工夫次第ではかなりラクに家事をこなせるはずです。

何より、雑巾を洗って…ではなくシートを使い捨てできるという、とても豊かな時代に私たちは生きていますので、改めて考えてみると
『家事は手間が掛かって大変。』
という認識は、見直す価値があるのではないでしょうか。


先に、一応書いておくと、毎日毎日拘って家事をしようとすると、それはかなりの重労働になります。

例えば風水などでは玄関を綺麗にしておくのがとても大事ですので、たたきもしっかり拭き上げる必要もあります。

お風呂掃除にしたって、
[人間1人~2人入れる大きさの浴槽を磨く]
と考えると、なかなか重労働だったりします。

掃除にしても、床だけでなく様々な箇所のホコリを落として拭き上げたり、大掃除の時期には天井を拭くこともあるほど、拘り出したらキリがないのも家事です。

だから、

[家庭毎に家事のウエイトというものは異なる]

という点は絶対に念頭に置いておいてください。

「他人の家庭の家事がどうこう…。」
などと論じられる訳は無く
自分の家庭の家事はどうだろうか…?』という視点でこの話を読んでみてくださいね。


話を戻しまして、冷静によくよく考え直してみると

[手を抜こうと思えば抜ける余地が沢山眠っている]

のも家事なんですよ。

その家事に対して、
【手間が掛かって大変なもの】
というイメージをラベリングしておくと、非常に勿体ないことになります。

例えば、
『家事は手間が掛かって大変なもの。』と思い込んでいることで、楽に扱える家電を見付けるチャンスを逃しやすくなってしまうかもしれません。

先程の掃除機の例で言えば
『掃除機=自分の手で動かして使う物!』だと強固に思い込み過ぎていると、【自動で動く掃除機】を見ても、それが掃除機だと認識できず、目に留まらなくなってしまいますよね。

ついつい手動で動かす掃除機を探そうと頭が働いてしまいます。

もっとイメージしやすそうな例だと、
『お風呂掃除=力を入れて磨かなければならないもの!』と強固に思い込み過ぎていると、
『お風呂の垢が落ちやすくなる洗剤が欲しい…。』という意識すら湧かない場合もあります。

冗談の様ですが、案外こういうケースは多くて、
『お風呂掃除=力を入れて磨かなければならないもの!』と強く強く思い込んでいると、
[力が要らなくなる高性能洗剤が世の中に存在している]
という事実が盲点になったりするんです。


こうして文章にしてしまうと、
「そんな訳無いじゃん〃⌒∀⌒」
と、思えてしまうような見落とし方は、思いの外多いものなのです。

私がよくおすすめしている、

[行動する度に「自分は今、なぜこの作業をするのか…」と、自分に問いかけながら家事をすること]

で、自分が持っていた盲点に物凄く気付けるようになります。

盲点に気付くようになると、自分のライフスタイルに合わせた家事の方法について、最大限に要領良いやり方を思案できる余地が生まれます。

このように、自分にとって最良の方法を見出せるようになってくると、家事が苦にならなくなったり、或いは苦になる家事とそうでない家事が判明するので、結果的に
『家事って面倒臭いな。』っていう意識から脱却できるのです。


今、
「省ける余地を探してみませんか?」
という方向性で話を進めましたが、
『自分は今、なぜこの作業をするのか…?』と探っていると、案外
『あ、自分はこの家事好きだわ!』と、気付くものが出てきたりもするのです。

私個人の例を挙げると、母がアイロン掛けを物凄く嫌煙していたので、何となくアイロンに嫌なイメージがあったのですが、1人暮らしをし始めてから
『あ、私アイロン掛け好きだわ!』と気付いたことがあります。

特に一緒に住んでる彼氏のシャツをアイロン掛けするのはとてもウキウキしたんですよね。

こういう経験があるので、本当に

[親の感覚をそのままトレースしてるだけの価値観では、勿体ない]ですよ。

って、声を張り上げたくなっちゃいます〃⌒∀⌒


とにかく、
『家事は手間が掛かって大変だから、やりたくないんだ!』というイメージは一度捨ててみることを心からおすすめ致します。

一度、フラットに
『今から、ご飯を炊いてみよう…。』といった感じの、初めて挑戦する気分で家事1つ1つに取り掛かってみることで、新しい発見家事に対するイメージが覆ると思いますので、是非是非トライしてみていただきたいなって、私は思っています。


その上で私たち人間は、古代から
・男性が狩りに行く
・女性が居住地に留まる
というパターンが多かったみたいですよね。

多分、一部では女性でも狩りに出掛けたり、男性でも居住地で仕事をしてる人だっていたとは思うんです。

でも、その多くは、身体的な特徴から男性が狩りに行くケースが多かっただろうし、女性が居住地で家事や子育てをしてたケースが多かったでしょう。

そういった遺伝子のプログラミングを抱えている以上
・男性=外で仕事
・女性=家で家事
こういった無意識レベルの感覚が備わっているのは当たり前と言えば当たり前なのかもしれません。

私たち日本人のように、決まった土地で農耕しながら長らく生きてきた民族にとってはやはり
『外での力仕事は男性が…。』
『家の中の細やかな作業は女性が…。』
という意識も強かった可能性も高いですし、恐らくヨーロッパ諸国と比較するとライフスタイルが安定している期間が長い分、
・男性=外仕事
・女性=中の仕事
というプログラミングが強い可能性があります。

そうなると、現代人の私たちも、男性女性関係なく
・男性=外
・女性=中
という無意識下でのイメージが強いかもしれないんですよね…。

皆様はどう思いますか?


私個人の意見ですが、日本は島国であり、他国からの侵略の心配が少なく、侵略されかけて難を逃れたこともあるように安定的で平和な時間が長い国なんですよね。

だから、欧米諸国の感覚とは全く異なる肌感覚を持っている民族なんじゃないかと私は考えています。

そうなると、諸外国の人たちと比べて
・男性=外
・女性=中
というプログラミングが強固な民族であるのは間違い無い気がするんですよ。

だからこそ、
『自分のプログラミングを疑ってみよう!』と意識できる人が増えた方が良いんじゃないかなって、思うんです。


少し込み入った話に感じるかもしれませんが、はしょりにはしょってしまえば、

「日本人は自分の遺伝子のプログラミングと向き合うべき人が多いのでは無いでしょうか?」

と、私は考えているということなんです。

まぁ、遺伝子がどうとか、昔の歴史がどうとか、証明の仕様がない話は置いておきまして、現代に生きている以上、男性も女性も【家事を含んだライフスタイル】について
『自分がどういった生活を送りたいのか?』という点において明確にしておくのは大事だとは思いませんか?

私は思います。

冒頭の話に戻るのですが、母や妻という立場になった女性が無意識的に
『自分が家事を仕切らないと…。』と、いう強い意識から、家事にトライしようとした人間(自分の子供や夫など)の行動を観察、注意、指摘…
と、ついついキツい指摘になってしまい、そのキツい指摘を受けた人間が家事を嫌いになる…
という悪循環が生まれてしまっているケースは珍しい話じゃないんですよね。

そういう中で、
・家事をしない夫
・手伝っても怒る妻
どちらが悪いという話でもないという点は、沢山の人が理解しておく必要があるのではないでしょうか。


この話を読んで思うことがあった方は少し思案してみていただきたいです。

現代を生きる上では自分が生きる糧は自分で得ることが可能で、自分が住む環境も自分で整えることが可能なんですよ。

それらを
『どのようにして得て、整えていくのか。』という部分について、沢山の人がしっかり考えてみることが大切です。

【自分の理想的な環境】に対して、誰とどのように協力して生活していくのか…
こういった部分について家族などの身近な人と話し合うことがとても重要なんだと気付ける人が増えると良いなって思いました。


ただし、もう少し噛み砕くと、自分が食べるご飯、食べた後の片付け、着る服の管理etc.

自分のことは自分でやる

これが基本であるという点においては、全ての人が見直してみると良いんじゃないかとも思います。

「私がやらないと…」
と、無駄に干渉して勝手に怒る母

「家事は俺の仕事じゃないから…」
と、何でもかんでも丸投げにする父

こういった存在が撲滅される日を私は願っています。


自立した人間が増えますように。
ピンときた人はお受け取りください。

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