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日刊南雲

460
毎日投稿される思考の記録。
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2019年4月の記事一覧

433(※群像劇の断片図は本日休載します。申し訳ありません)
南雲には一度、「ここで踏み切れていれば少なくともくすぶりだけは回避できたんだろうなあ」というタイミングがありました。
でも当時は、無知に過ぎました。今もなお、小間使い感とそれでも居させて貰えてる恩の間で、くすぶっている

431 今まで自分が書いてきた小説が『自己顕示欲の成れの果て』だと気付いた。それでも書き続ける気はあるのに、『このままだと執筆能力が安定しないという現実』に震えている。

434 平成最後は涙雨

※『群像劇の断片図』は5/2から再開致します。ご了承ください

父親に怒る→父親が責めているように感じる→父親が言いたいことは自分でも悪い個所だとわかっている→自分で直せない自分に苛立っている→自分は両親への敬意が諸事情で薄い→それなのに実家に甘えてる自分にイライラ

こういうことか。関係ない話で申し訳ないけど、アウトプット。しとかないと、忘れるので。

ついに平成も最後の日。今、南雲の外に見える

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432 群像劇の断片図⑥

ロック・オープン【抜天島・地下一層】
番長七郎の機嫌は、最悪だった。地下での通信試験の頃には復帰していると信じていた相方が、未だに通信に応じてこないのだ。

「クソッ、ヘソを曲げちまったか?」

人通りの少ない路地で毒づく長七郎。このままでは、色々と厄介だ。特に厄介なのは――。

「おう兄ちゃん、金持ってそうじゃねえか」
「ちょっと俺達に恵んじゃくれねえかな?」
「大人しく出せば、悪いようにはしな

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430 群像劇の断片図⑤

彷徨える女【抜天島・某所】
――こんな私に、誰がした。

衝動と人混みから逃げ続ける生活は、既に一月になろうとしていた。
最後に水を浴びた日も、もう覚えていなかった。髪はべとつき、ボサボサになっていた。
両親が用立ててくれた制服も、気が付けばあちこちに泥が付き、穴が空き、臭いがきつくなっていた。

――嫌だ。私に破滅願望なんてない。誰も殺したくない。

逃げて。逃げて逃げて逃げ続け。気が付けばつい

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429 群像劇の断片図④

バラ撒き屋(一人目)【抜天島地上・観光街路裏路地】

抜天島の夜は、きらびやかなものとなる。本土からの観光客向けに設えられた繁華街が並び、小金を束ねて遊び来る者共に一夜の夢を与えるのだ。
かつてより『抜天の十円は本土の一円』と称されていた貨幣価値の差も、その乱行に拍車をかけていた。
船旅限定という条件はあれど、場合によっては東南アジアよりも安全かつ安く楽しめるのである。結果として、ここ数年の抜天は

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428 群像劇の断片図③

右手にGEARを持つ男②【抜天地下二層・裏通り】

地下二層も裏通りまで来ると、土塊がゴツゴツと行く足を阻んでくるようになる。しかしレイの健脚は、そんなものを意にも介さぬかのように進んでいた。
そうしてしばらく進んで。レイの足は、トタン作りの掘っ立て小屋の前で止まった。ようやく完成した支部を壊さぬように、レイはそっと粗末なドアを開ける。

「おかえりなさいやし!」

開けた途端に響くのはドタバタと

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427 群像劇の断片図②

本土から来た男【抜天島地上・東港】

抜天島はその海流から、東と西の港からしか出入りできないことになっている。
ちなみに簡易空港は中央部のタワー――朱雀最上階にのみ存在するため、空路は実質、超富裕層の特権であった。
その船着き場に今しがた、定期船が到着した。日本本土よりの来訪者を乗せた、大型のフェリーである。

『抜天は番外なれど、陛下威徳の及ぶ土地なり』

明治の頃に定められた、古き太政官令。未

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426 これから毎日書いていく

の設定を利用した断片図のようなもの。ヒーローいっぱいの群像劇(予定)。

右手にGEARを持つ男【抜天島地下一層・僻地】

【白虎】のほんの片隅。路地裏には、いくつもの小さな空き地が点在する。
かつての住居とも、避難用の空き地とも言われるが、もはや理由を知るものはいない。とにかく減れば増え、増えれば減る。ゼロになることだけは皆無だった。
とにかくその内の一つ。狭い空き地は、男共の残骸で埋め尽くされ

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424 自己反省

「所々なにかおかしいのは分かる。けど確証がもてない」ってのが一番面倒。心にせよ脳にせよ。
中途半端すぎる。100にしてくれとは言えないけど

なんてことを昨日つぶやいたのですけども。まあなんというか。今思えば「ゼロイチ思考」って奴ですよね、これ。

ついでに言うと「金が無い」とかその辺を、「確証」という単語でごまかしたにも等しく思えます。

確かに、医者の手間がいらない案件で医者にかかるのは医者に

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423 愛することそれが どんなことだか 分かりかけてきた

昨日の続きに近い記事。昨日のはこちら。

うん。まあなんと言いますか。多分現状の俺は『こんな俺でもなんとかなるなにか』に、しがみついている感じなのかもしれません。

でも、じゃあ物書き以外になにかしたいのかと言うと。そうでもないんですよね。ネット情報収集はやりたいに入るのか疑問ですし。自己判断では。

ともあれ。昨日少し調べた結果、『自分を愛すること』についてはなんとなく分かってきました。

自分

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422 マイコンプレックス

昨日、こんなツイートをした。そして南雲は気付いた。

こいつ、人や『普通の同世代』と比べてばっかりだな。

何度も書いてるのに、この男全く気付いてなかったのかい。なんて奴だ、この南雲ってのは。

と、ぶっ叩くと人は凹むだけで反省しないという。

ちなみにコンプレックスは勝手な思い込みであって実際には違いだけだったりするとかなんとか。

とは物の本で見たことあるけど、解釈の変換が難しいと常々思ってま

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421 暇は人を殺す

まあよく言ったものですよねえ。たしかに人は暇だと死にます。考えすぎます。脳が無駄に回転します。全て南雲実感です。つまり当社比。

とはいえ、人間は「考える」「行動する」生き物で。この内の片一方だけが動いているとバランスが崩れます。

「考える」ばっかりだと脳が行き詰まるし、「行動する」ばっかりだとやがて疲れますしバージョンアップができません。

ここしばらく、南雲は「考えてばっかり」だったのかもし

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420 最近、明るい話題をしていなかった

よって、これを貼る。

つまるところアレだ。「安心してください。活動していますよ」である。この作品については以前も書いたように、目的を決めている。

「読者をニヤニヤさせたい」だ。

ニヤニヤさせたいのだから、多少のセクシーはともかく、過剰なシリアスは要らない。とにかくヒロインの可愛さを連続で叩き込めばいい。

そんな簡単な事実でさえ、しばらくすると忘却の彼方に追いやるのが自分だ。

筆任せは本当

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