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【名大ニュース】健康に長生きできる社会を目指す――ワークショップ開催

名古屋大学予防早期医療創成センターは1月31日、健康と医療を考えるワークショップを開催しました。
医工、文理の幅広い分野と産学官の関係者らが、それぞれの立場から「健康寿命の延伸」を目指した研究や活動を報告。大学内での分野を超えた連携や産学官との関係強化に向け、健康・医療にまつわる最新情報を共有しました。
 
パネルディスカッションでは、2024年に名古屋市内に開設予定の「STATION Ai(ステーションAi)」に関わる健康・医療スタートアップ3社が自社サービスをPR。各社はそれぞれ、「食後眠くて仕事がはかどらない」という課題の改善や、心疾患の運動療法(心臓リハビリ)を家庭で適切に継続できるシステムの構築、自宅で働きたい医師と自宅で受診したい患者のマッチングといった、独自開発のスマホアプリを活用した新規サービスを紹介しました。

名古屋大学発学生ベンチャーのジークス株式会社の村上嘉一社長、名大と共同研究契約を締結している株式会社mealwellの早崎知代代表、本学医学部卒業生で株式会社CaTeの寺嶋一裕代表が登壇

このほか、デジタル技術を利用して診断や治療を支援する「プログラム医療機器」の最新動向を紹介。高齢化と医師の働き方改革が進む中、医療の効率性の改善や治療効果への寄与が期待され、需要の増加が見込まれる情勢などが報告されました。
また、体力と運動能力の低下が指摘されている現代の子どもたちに関する情勢報告や、厚労省とスポーツ庁による国民の健康寿命延伸や健康増進の取り組み報告もありました。

センター長の丸山彰一教授は冒頭挨拶で「個別の予防やウェルネスに関心を持つ時代になった。
あらゆる健康課題の解決に向けて、今後も研究を進めたい」と述べました
厚生労働省の小田琢也さん(健康・生活衛生局 健康課 課長補佐)は、国民の健康増進を推進する基本的な方針「健康日本21」を取り上げ、「今後は無関心層へのアプローチや産学官の連携、
ICTの活用などを積極的に進めていく」と話しました

名古屋大学 予防早期医療創成センター ホームページ
https://www.pme.coe.nagoya-u.ac.jp/

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