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どうして?年収1千万を捨てた?

こんばんは。

転職した前後でよく聞かれた質問。
「よくその年齢(当時43歳)で畑違いの
 ところ(会社、職種)へ行く気になれたね。」

この質問、何回も聞かれたのですが、
ちゃんと答えることができなかった。
夢中だったのでそんな疑問が
存在することすら気づかなかった。

何回も聞かれるということは、
みんな興味があるんだろうね。

なぜ、
思い切った行動をとることができたのか?

自分なりに考察してみました。
みなさんにもきっと役に立つと思います。
とくに、40歳前後でモヤモヤして、
これからの人生に悩んでいる方。

その前に簡単に、
どのような行動を取ったのか?
説明します。

私はもともと大学院を出て、
有名大企業で生産技術の管理職として、
年収10百万円を超える
職に就いていました。

私は、これらの経歴、年収、肩書、
全てを捨て去り、
従業員数30人程度の弱小企業に
平社員として転職しました。
出向ではないです。
自らの意思で移りました。

私はもともとどんな人間だったのか?

もともと私はこんな大胆で一見非合理的な
ことをする人間では無かったです。

転職するときに一番びっくりしたのは
昔の私をよく知る両親と弟妹。
それはそれは、典型的な長男タイプの
私は、そんな冒険するような性格では
ありませんでした。
私の親は地方公務員の超安全志向。
もちろんその遺伝子を受け継いでいました。

中高の部活動は辞めずに
きっちりやり切りました。
高校では毎日休まず学校に通い、
皆勤賞。

高校~大学~就職と、
敷かれたレールを一歩たりとも
踏み外したことはありません。

夏休みの宿題は、
7月中に終わらせていました。

大学も単位は落としたことがない。
もちろん留年したこともない。
予見できないことが大嫌い。
臨機応変とかアドリブとか苦手。
超安定志向だった私です。

就職した企業も、重厚長大
超安定志向の伝統的日本の大企業。

その頃は、転職していく人を見て、
凄いなぁ思い切ったことできるなぁ
と、全くなんでそんな思考ができるのか
理解できませんでした。

と、まあ、
こんな超保守的な人間だったわけです。

では、
なぜ、
私は変わることができたのか?

それは一言でいうと、
「人生ずっと苦しかった」
から。

仕事が忙しかったとか、
パワハラ受けたとか、
人間関係良くなかったとか、
あったけど、
そんなのはむしろ
表面的現象にすぎず、

奥深くに潜む根本的な
自分のマインドに
原因があったと気付いたのです。

それまでのマインドは、
こうあるべき、こうすべき
と自分を無理やりに
狭い檻に閉じ込めていた。
それが自分を苦しめる原因だと
気付いた。

もっと自分を自由にさせてやれば
心の余裕ができて、
その結果、仕事に縛られることなく、
自分の尊厳を大事にでき、
他人にもっと優しくすることが
できたはずだ。

「自分に優しくできない人は
 他人に優しくできない。」
最近聞いたすごく納得した言葉です。

それはある瞬間で分かったという
ことではなかったです。
長女が生まれてから育つ様子を見て、
幼い長女から教わったことです。

長女は超がつくわがままな娘でした。
母乳を嫌がって飲まない。
なかなか寝ない。
真夜中の夜泣きがすごい。
部屋中落書きしまくり、
ふすま破りまくり。
外食で気に入らない食事を手で払い落す。
法事のお経中に大はしゃぎ。
保育園で勝手に外に遊びに行く。
毎日真っ暗になるまで遊ぶ。
そして、
毎日遊んでいる友達なのに、
今生の別れのような大泣き。

その時は辛かったけど(妻が)、
でも不思議とうれしい
(お前が言うなby妻)
気持ちになったんですよね。
今でも笑い話でよく出てきます。

それと同時に、
長女のことが羨ましい。
長女から素直に生きることの
大事さを教わりました。

大きくなっていま大学生ですが、今でも
やりたいことを素直に言ってます(笑)
でも優しいいい子です。

あいかわらず、デカいこと言ってきます。
しかも金がかかるようになってきた。
ホームステイ行かせてくれ。
勉強したいから塾行かせてくれ。
高校卒業式、30万の袴着たい。
医者になるから浪人させてくれ。
勉強に必要だから一人暮らしさせてくれ。
(自宅から大学までそんな遠くないのに。)
バイオリンやりたい、欲しい。

すみません、話が大きく逸れました。

こんなふうに子育てしてきて、
わがまま言っても、
それ以上のものを周りに
与えることができればいいじゃん。

そう思うようになってきました。
そして、自分も見習おうと。
もっと自由でいようと。

人生変えたいと思っているあなた。
あなたの本当の苦しみが何から由来するのか
根底から考えてみてはいかがでしょうか?

私の場合、自分の心の中に
無意識に縛りをかけていたからです。

そして、
それを解き放つには、
まず1歩だけ踏み出してみること
を本当におすすめします。





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