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【6/18 #日めくりクラシック音楽 】今日はオーストリアの作曲家モーツァルト:交響曲第31番「パリ」 初演日(1778年)

こんにちは、名古屋クラシック音楽堂@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 では、1778年6月18日に初演日を迎えたオーストリアの作曲家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト交響曲第31番「パリ」をご紹介します。

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトとは?

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756年1月27日 - 1791年12月5日)は、オーストリアの作曲家。ハイドンやベートーヴェンと同じく古典派音楽・ウィーン古典派を代表する存在である。

ザルツブルクの大司教付きの宮廷作曲家・ヴァイオリニスト父 レオポルト・モーツァルトの指導のもとに幼時から神童ぶりを示し,1762年以降父とともにヨーロッパ各地を旅行。この間、クラヴィーアとヴァイオリンの作品や、交響曲第1番などを作曲している。

69年イタリアで作曲したオペラ「ポントの王ミトリダーテ」が成功を収める。72年より代った新大司教ヒエロニムスと折合わず,81年にウィーンで独立し,作曲家,演奏家,音楽教師として活躍した。

82年にはコンスタンツェと結婚するも、自身の浪費癖のため家計は悪化。半面、作曲意欲は旺盛となり、交響曲第35番「ハフナー」やオペラ「フィガロの結婚」などがこの時期に作曲されている。

87年にはオペラ「ドン・ジョバンニ」が初演され、宮廷作曲家の称号も得た。91年「レクイエム」の完成を待たず、ウィーンにて35年という短い生涯を終えた。

作品は、声楽・器楽のほとんど全分野にわたり、六〇〇曲以上に及ぶ。明澄優美な洗練された作風で、ハイドンとともにウィーン古典楽派最高の作曲家の一人となり、ドイツ古典音楽を完成させヨーロッパ音楽の一頂点を画した。

第39番、第40番、第41番「ジュピター」などの多くの交響曲、協奏曲、室内楽曲のほか、オペラ「フィガロの結婚」「ドン=ジョバンニ」「魔笛」などがある。

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:交響曲第31番「パリ」

パリの演奏団体コンセール・スピリチュエルの支配人ジャン・ル・グロからの依頼によって作曲されたため、『パリ』の愛称で呼ばれることがある。交響曲としては第28番ハ長調 K. 200(189k) (1774年)以来3年半ぶりの作品となった。

1777年、宮廷音楽家を辞して、母アンナ・マリアと定職を探す旅に出かける。定職が決まらないままマンハイムから1778年3月にパリに移る。ここでコンセール・スピリチュエルの音楽監督ジョゼフ・ルグロと出会う。

交響曲第31番「パリ」はマンハイム楽派の影響や、パリの聴衆の好みに合わせたフランス趣味が盛り込まれた点が特色である。これらの要因から初演となった1778年6月18日のコンセール・スピリチュエルの演奏会では喝采を博するほどの大成功を収めた。

また、楽器編成の上では初めてクラリネットを含む完全な二管編成をとっているが、これもマンハイムの優れたオーケストラでこの楽器を十分に知り、パリでもそれを活用できたことによる。

ル・グロからの依頼で作曲された曲としては、もう1曲フルート、オーボエ、ホルン、ファゴットと管弦楽のための協奏交響曲(散逸)がある。

そして母アンナ・マリアが7月3日に亡くなる。

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