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小説・書籍×クラシック音楽

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#毎日note

村上春樹の小説を読むことは、他人の生活の中にある音楽と食生活を覗き見することだと思う『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番』

村上春樹の小説を読むことは、他人の生活の中にある音楽と食生活を覗き見することだと思う『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番』

いつの頃だったか、好きな女の子が好んで読んでいた村上春樹の小説を僕も読むようになった。

村上春樹の小説の魅力は、主人公や周りの登場人物が聴く音楽や食べるもの、それらが登場する他人の生活の中にある日常感だと僕は思っている。

事実、村上春樹の小説の中には、ジャズやクラシック音楽を聴いている場面や、パスタを茹でたり、サンドイッチをを作ったり、バーでピスタチオの殻を床に捨てる場面がたくさん登場する。

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19世紀のパリにショパンやリストに会いに行きませんか?~SF音楽小説『旅するピアニストとフェルマータの大冒険』

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こんばんは。名古屋クラシック音楽堂(@nagoyaclassicca)です。毎日暑いですね。

もしタイムトラベルが出来たら、あなたはどんな時代のどこに飛んで行きたいですか?タイムトラベルなんて、非現実的って思うかもしれませんが小説や映画なら好きな時代に飛んでいける。

クラシック音楽好きな僕としては、今は亡き有名な作曲家が実際に生きていた時代・場所に飛んで、例えばベートーヴェンの生演奏を聞いてみ

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