【在宅ワークの疲れの根源】
博心堂鍼灸院の、いんちょです。
コロナ禍で、リモートワーク、在宅ワークが当たり前になるんじゃないか、というこれからの変化の兆しのある日本社会。
でも、みんながみんな、そうなるわけじゃないだろうなぁ、なんてことを思っています。
通勤や通学などの移動の負担がない。
混雑した公共交通機関にぎゅうぎゅう詰めにされて、出勤・登校するだけで疲れちゃうっていうひとは、在宅ワークがかなっている。
って、どうやらそんな単純なものではないみたい。
在宅には在宅の負担があるみたいですね。
コロナ禍で、家に閉じこもって過ごしていると、人と触れ合いかかわりあう機会がない分、ストレスを感じる人もいらっしゃる。
こんなひとは、オフィスや教室に足を運んで、周囲の人たちと雑談を交えて仕事や勉学に励むわけです。
従来のこんな移動の手間があったほうが、こまめに気分転換や人とのおしゃべりで気晴らしがかなうみたい。
たとえば、仕事が終わってから帰宅する前に、居酒屋で一杯ひっかけてから帰る、ということが習慣化している人などがいらっしゃる。
こうしたことで、仕事とプライベートのメリハリをつけてきた人は、ずっと在宅で仕事とプライベートを混在させている時間と空間は、きっと耐えられないでしょうね。
もちろん、在宅ワークを強要され続けていくうちに、時間をかけて人は自分の居心地の良い形を、工夫しながらでも組み立てていけるだけの柔軟性を持ち合わせている。
それは通勤ラッシュに押し込められて、苦手な人間関係に囲まれていても、「それが仕事だ」と「慣れ」てしまえば、「そんなもんだ」と割り切って柔軟にその時間と場所で、やり過ごせてきた「今まで」も同じこと。
常識やあたりまえになれば、在宅ワークもそのうち苦痛を感じることなく、過ごせるようになるかもね。
でもでも、いくらコロナ禍でこうした時間を過ごしてきていても、「元に戻りたい」という感情をあきらめるまでは、ひとは元の状況を取り戻そうとする。
在宅ワークに疲れを感じている今。
この状況をあきらめて受け入れて、すっかり慣れることができるまでは、こうした「在宅ワーク疲れ」は続くのでしょうね。
一番強いなぁと思うのは、状況や環境に関係なく、仕事そのものに没頭できちゃう人。
こうした人は、居場所に関係なく達成感を常に抱くことができるから、自分が慣れない環境や状況につかれていることを感じないかもしれない。
仕事そのものに面白さを感じるっていう集中力は、勉強でも一緒ですよね。
そんな集中力を備える底力は、身の内に宿る。
そもそもカラダの元気が衰えると、集中力もなくなるし、何に対してもモチベーションを保てなくなる。
職場や人間関係の愚痴をいつも口にする人は、在宅ワークになっても、難癖をつけて文句や愚痴を、やっぱり口に出すのでしょう。
そんなひとは、きっといつも体が疲れている。
というわけで、疲れの根源は肉体疲労。
そして、在宅ワークの疲労の根源は、不慣れ。
在宅も慣れてしまえば、住めば都になるんじゃないかと。
ただ、肉体疲労はいつも解消し続けることが大切。
慣れない椅子や家族が混在している中での業務や勉強。
住環境での雑音や気を散らすものが目に飛び込んでくる状況下。
職場や学校同様、在宅にもストレス源はたくさんあるだろうし、改善できないものもあったりします。
在宅ワークの「慣れ」を感じる前こそ、疲労を率直に感じやすい。
そんな肉体疲労や精神疲労感を、こまめに解消するために、博心堂鍼灸院には健康相談がてら、鍼施術を受けに来てくださる方々がいらっしゃる。
そんな人たちと、在宅ワークのこと、あれこれ話すうちに、note記事にしてみたくなりましたとさ。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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