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職人である美容師を分解してみる

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#美容業界

業界地図59 希望がない事を整理して考える

業界地図59 希望がない事を整理して考える

適当な分析の割には多分そこまでズレていないと思うのですが、
いわゆる一般的な普通の働き方
・週休2日
・1日8時間
・有給完全消化
・夏季休暇1週間
・年末年始1週間
多分こんな感じだと思うのですが前提を上記にした場合カットの値段と美容師の年収は
・カット3000円→年収300万
・カット4000円→年収400万
・カット5000円→年収500万



カット10000円→年収1000万

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業界地図57 消費者目線と事業者目線〜高いとか安いとか。

業界地図57 消費者目線と事業者目線〜高いとか安いとか。

昨日の忘年会で消費者目線と事業者目線についてなんとなく話して、以前から思っていた事、昨日の会話での追加というか話せなかった事を少し書いてみようと思います。

以下の内容は僕自身が気を付けなくてはいけないと思っている事です。一応これは最後まで読んで頂けたらと思います(別に今読むのやめてもいいんだけど)

昨日の会話で出た内容というのが
「美容師の待遇(僕たち)のセルフ待遇(所得)というのは、いわゆる

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業界地図52 体験

業界地図52 体験

色々なお店に行ってみるのは本当に楽しくて勉強になります。
先日行ったカッコいい床屋さんでは0ミリで切ってくれるという事でスキンフェードにしてもらいました。
とても良い感じですが、切れないすき鋏でとても痛かったのと、帰りに髪の毛が服にいっぱい付いていて痒くてしょうがない。
シャンプーは普通で、アシスタントの動きがとても素晴らしい。
これって僕がもしかしたらやっている事の1つかもしれなくて、服に髪の毛

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業界地図51 正解がない中でこれだけは言えること

業界地図51 正解がない中でこれだけは言えること

別に経営なんてなんだってよくて、AでもいいしBでもいいし、迷ったらコインの裏表で決めてもいいと思っている位ですが、この業界の近未来を見たときにこれだけは言える事。

1、質を上げて見合ったお金を頂く。
2、材料を節約はしてもケチらない。
3、利益よりも信用を迷わず選ぶ事が出来る。
4、時代に左右されない普遍的な形を作る。
5、技術に想いを込める

順番は適当なんだけど最低ラインが上記だとすると簡単

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業界地図50 気づいた時には

業界地図50 気づいた時には

遅くはないけど、取り戻すのはとても時間がかかる。勘違いをしているならなおさら。
だから当たり前の事を当たり前の事としていつも通りにすればいいんだけど、それが難しいのかな・・・。
最近再来などのデータなんて取らなくて肌感覚に頼っていたのですが、多分データは答えを出してくれる。だから成長が止まっている、もしくは下がっている感覚があったら、詳細にデータを取って答えを見つけなければもれなく負のスパイラルの

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業界地図47 人口分布から見る美容業界の未来

業界地図47 人口分布から見る美容業界の未来

今の人口分布のボリュームゾーンはご存じの通り団塊の世代と団塊ジュニアの人口が多くなっています。
年代別に見る事も出来ますが、ポイントをおさえた大体の把握でよさそうです。

ここで考えたいのが現在のボリュームゾーントップの団塊の世代が美容室に通えなくなる日が近い事。というよりも団塊の世代の何割かの方が体調不良や足腰の問題で通えなくなってくるということ。その理由は明らかで75歳以上の医療費が一気に増え

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業界地図46 流行以外のもの

業界地図46 流行以外のもの

ワールドカップを非常に楽しくドキドキ見させて頂いたのですが、美容室においてサッカーのお話を中心とした会話がどれくらいあるのかを少し客観的に見てみるのもいいかもしれません。
これって結構大切な事で、流行りを追えば追うほどそれに縛られて本質的なコミュニケーションが取れなくなってしまう。
勿論サッカーの話が悪いわけではないけど、それ一辺倒になるのは少し問題があると思います。
勿論その会話の振りがどちらか

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業界地図45 時間と生産性の順序

業界地図45 時間と生産性の順序

生産性を上げなくてはダメ、と僕は思うのですが、先日人と話していて思ったのは、生産性を高める前に余裕のある時間がないとダメなんじゃないかと思いました。
人それぞれ環境は違うから一概には言えないのかもしれないけど、時間に余裕が無くいっぱいいっぱいの人が生産性をどうしたら上げられるなんて考える余地もないのかもしれません。
日々の生活をこなすだけで日々の仕事に追われていてそこまで考えられない。
では何でそ

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業界地図43 社会との繋がり

業界地図43 社会との繋がり

美容師の場合、お客様との繋がりが社会との接点。これは間違いないと思うのですが、それ以外の繋がりって何だろう。と考えた訳ですが、

①納税
こんなの当たり前だと思うのですが、フリーランスが増える中納税の義務を怠っているのはどうしようもない。
利益が出たら納税。原則を守らない美容師は退場してほしい。

②寄付
ルールを決めて毎年しているのですが、本当に信頼をして寄付出来るところってどこなんでしょうね。

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業界地図42 12月の売上はいつも通りがいい。

毎年同じ事を書いている様な気がするのですが(笑)12月の売上は絶対に出来る限りいつも通りが良いと思っています。
この時期になると美容業界は1年間の総決算!12月の売上を最高に高める、みたいな事になっているのてすが、いつもよりいっぱい働いたら疲れちゃうし、それで1月の売上が下がって誰が得をするんでしょうか。
むりくり予約を入れて、いつもよりもバタバタと仕事をして、パフォーマンスを下げて、同じ値段を頂

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業界地図41 シェアサロンの限界

美容師の唯一の希望であるシステムを美容師が潰していく様は本当に悲しい。
美容師は技術を学ぶ前にリベラルアーツ、哲学を学んだ方が本当にいいと思う。

業界地図40  量を追う発想が生産性を下げる

業界地図40 量を追う発想が生産性を下げる

最近はフラフラと遊ぶことばっかり考えてしまい、業界について考える事が減っている様な、考えている様な。

タイトルは当たり前すぎるのですが、美容師が量を追う選択はこの日本国の失敗した「良いものをより安く」という発想と同じだと思います。
サービス業はよりその傾向が強くなるのに、です。
量を追う時期などは美容師人生のどこか最初の方で必要なのかもしれないのですが、それは未来に生産性を上げる為の手段であるべ

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業界地図34 専門学校のあり方について

美容師になるには美容専門学校を2年間通い(通信は3年)卒業後に国家試験を受けて合格したら美容師免許を取得出来ます。
この美容専門学校のあり方について変えた方が良いと思う事を書いてみます。

美容専門学校は美容師の土台となる基礎を身につける場所ではなく、あくまで国家試験合格を目指した組織であること。
そして国家資格は実践とは程遠いものであること。
2年間から3年間で学ぶ事はシャンプー、カット、ネイル

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業界地図36電力逼迫

早く下山しすぎてほうとうのお店が開くまで暇なのでカフェで新聞読んで適当につらつら書いているのですが、電力が逼迫してるから美容室も落とせる照明はどんどん落としたらどうですかね?
外の照明なんて論外だし、中の間接照明もいらない。電気を節約をしていて不快に思う人もいないし、むしろプラスに感じるんじゃないかと思います。