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【帰国子女入試】早稲田大学法学部【合格体験記】

お久しぶりです、渚です。(私のnoteは親しい友達1人にしか共有していなかったので、殆どの方はお初かと思いますが…。)


正直、noteを書く動機もモチベーションも何も無かったのですが、周りの帰国子女さんたちがnoteで後世に情報提供してるのを見て、私もせっかくであればこの貴重な体験を書き記さなければと思い立ちました。(笑)


受験して既に3ヶ月経っているため、詳しい問題内容等は忘れてしまっているのですが、帰国生枠で早稲田大学法学部を受験している方は是非見て下さると嬉しいです。


数時間でこの長文を書かせて頂いたため、表現や情報に誤りがございましたら、申し訳ありません。加えて、自慢&彼氏の話&上から目線などで不快な思いをさせてしまう場面も所々あるかもしれません…。ご注意下さい⚠︎

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☆軽く自己紹介☆

ニュージーランドの現地高校に2年半〜3年程通っていました。英語レベルはTOEFL90くらいです。(IELTSを主に受験していました。)海外学校での成績は中の上。日本の中学校では、国語の通知表4か5くらいでした。勉強は嫌いではないです。早稲田大学の法学部を帰国子女入試で、政治経済学部をグローバル入試で2021年に受験しました。帰国子女鯖を創立しましたが、今はほとんど引退してます。

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☆当日&受験会場☆

早稲法が第1志望でしたが、あまり勉強しなかった私はほんど神に祈るような形でした。日本に帰ってきてからあまり勉強せずにダラダラし、大学に提出したIELTSの点数も良いとは言えず、推薦書を書いてもらう先生選びも間違えたためです…(笑)しかし何故か一周まわって、当日はあまり緊張しませんでした。数日前に早稲田の政治経済学部を受験していたおかげもあると思います。

当日は、1時間前には着くのが当たり前だと彼氏から聞かされていたのですが、余裕を持って1時間半前に到着しました。しかし、早稲田駅から早稲田大学までの道には既に受験者が続々歩いている…。ちょっとずつ緊張しながら、早稲田の門を潜り、政治経済学部の建物に行きました。

私が着いたタイミングでちょうど扉が開き、受験票の番号を確認しながら階段で教室へ向かいます。教室は広い講義教室のような場所で、法学部以外の学部入試も合わせれば、2階分の教室全てを丸々受験会場として使っていました。

2022年度入試は、昨年の受験者数が少なかったせいか、例年に比べて1.4倍くらいの受験生がいたような気がします…。コロナで去年の受験を諦め、海外大に進学してから今年受験した人もいたみたいなので、その影響があったのでしょうか。しかし、帰国子女入試は他人と競うのではなく、自己の能力で結果が決まるので気にしない気にしない(^ω^;);););)汗ダラダラ

席に着いた私は、ソーシャルインパクトボンドについて復習したり、WANIMAやサンボマスターの応援ソングなどを聞きながら時間を潰しました。幸いなことに、政治経済学部を受験したときの席のちょうど斜め後ろあたりだったので、落ち着けて良かったです。

1時間前くらいから受験者で席が埋まり始め、遅くとも30分前には全員揃っていました。ところどころ空席でしたが、そこの席の人達は最後まで来なかったので、慶應義塾大学に合格した人達だったんでしょう。余談ですが、慶応は帰国子女入試の中で1番入試が早く、合格発表もすぐに出るため、慶応受験していないにも関わらずその時期はとても病みました。自分の入試の2週間前くらいに、受験が終わって、予備校に来なくなり、Instagramのストーリーで幸せそうに遊んでいる人達の様子を目の当たりにするわけですから(笑)慶応に落ちた人達はもっと辛い状態で早稲田に挑まないといけなかったと思うので、大変だったと思います。お疲れ様でした。

ちなみに、服装は私服、スーツ、制服で分かれますが、正直6:2:2くらいの割合なので楽な私服が良いかと思います。私なんかジーパンで挑みました。加えて、時計は忘れずに持って来ないといけません。私は、Dritecの勉強タイマーを持ってくる人達が多いかと思い、持っていってみたら私だけでした。でも没収されることはないので良かったら持って行ってみてください(笑)

そして、20分前から注意事項の説明や本人確認があります。監督官が若い大学生くらいの人達だったので、もしかしたら早稲田生がアルバイトしてたのかもしれません。本人確認は、マスクの上から軽く確認するだけだったので意味があるのかどうか…って感じでした。皆さん緊張しながら入試に挑みます。

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☆現代文☆

最初は現代文です。大体15問程問題数があり、漢字が4問と大問(抜き出しや選択)がほとんどという構成です。ことわざなども出る時がありますが、今年は出ませんでした。

問題内容のレベルは例年と同じくらいで、センター現国くらいのレベルらしいです。しかし、海外に3年もいなかった私でも、過去問では最低40点最高69点ほどしか取れなかったため、そこそこの難易度だったと思います。

現代文のコツは、感覚で読むのではなく、論理的に読むということです。リーディングスキルをあげるには、精読をしろといいますが、日本語にもそれを当てはめるべきです。私は早稲田の過去問8年分くらいを全て精読しました。積極的に線を引く、「しかし」や「つまり」などの重要単語を抑える、内容にツッコムのは当たり前にやって下さい。プラス、段落ごとにその段落の内容を簡単にまとめて書くことで、問題がどの部分から抽出されているのか即時に判断できるようにしていました。

某S大予備校の採点法式ですが、漢字の点数配分はとても低く、大門は抜き出しよりも選択問題の配分が7点や8点と高いです。確かに、早稲田の選択問題はひっかけもありますし悩むことが多いです。課題文よりも問題文に読解力を使います。どこの塾でも、7割は最低限、8割を超えるのが目標という感じですので、選択問題は必ず正解できるようにしておきましょう。

私の予備校では、受験から1週間後あたりに早稲田現国の模範解答が渡されるのですが、結果が気になりすぎて、東大卒の彼氏にその日の内に現代文を解いて貰い、自己採点しました(笑)確か得点は79点くらいで、今までの自分のベストスコアで嬉しかったです。しかし、8割は超えなかったので、彼氏の答えが間違ってることを祈りましたが、結局予備校の模範解答と全く一緒でした。(さすがです(白目))漢字2問間違え、抜き出し1問間違え、選択1問間違えだったと思います。選択問題は悩んで感覚任せにしたところもあったのですが、ほとんど正解で運が良かったですね。

私は帰国子女の勉強仲間がいなかったので、受かった方達がどのくらいの点数を取っていたのか分かりませんでしたが、大体80点あたりが基準だったと思います。意見が別れるかもしれませんが、早稲田は当日の試験結果を重要視するため、成績を重きに置く慶応よりも、かなりの正答率を求められます。なので、慶応よりも早稲田の試験のほうが難しく、合格者数も少ない傾向にあると思います。今年の早稲田理系は、東大を目指していた方でも不合格を貰っており、私の予備校から合格者は出ませんでした。

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☆小論文☆

現代文のあとは直ぐに小論文です。私自身、小論文は結構苦手で、1度書き直そうとすると3時間経っても書けないという感じだったのですが、今年は案外簡単でありがちな「日本での選挙投票率の低さ」がテーマでした。

問題形式は、問1が200字以内での課題文の要約、問2が400字以内で自分の意見を書く形です。他の大学よりも文字数が半分くらい少ないですね。

要約は、線を引いたキーワードを組み合わせて適当に書きました。要約の対策は予備校でもあまりしなかったです。正直、文の内容をまとめることだけに大きなハズレはあまりないと思うので、そこまで心配はしませんでした。

意見の部分は、確か日本の選挙投票率を上げるためにはどうしたら良いか、課題文の内容を含めて答えるというような問題だったと思います。最初に課題文を軽くまとめた内容(要約)、中間にさらに詳しい問題の原因内容(知識)、最後に対策(発想)を3分の1ずつ書きました。知識の部分は、予備校でシルバー民主主義について書くのはつまらないと言われていたので、何か別のことを書いたと思うのですが、記憶が定かではないです…。

あとで周りに感想を聞いたら、小論文に自信がないと言う方が凄く多かったです。原因として考えられるのは、400字以内で全てを書ききれない、意外とテーマがありがちなもので対策を十分にしていなかった、解決策や知識の部分でで在り来りなことしか思いつかなかった、ということが挙げられるかと思います。

ですが、私は小論文を普段より上手く書けたという自信がありました。それは、たまたま予備校の先生の余談を真面目に聞いており、解決策がすぐに思いついたからです。予備校の先生は、「スウェーデンでは若者の投票率がとても高いんだ。なぜなら、学校教育がほとんど無料で受けられるからな。高負担高福祉だよな。」と言っていました。それを何故だかパッと試験中に思いつき、解決策にスウェーデンを例に用いながら、日本の高負担低福祉の現状を変化させることの重要性と、あとは多くの受験生が書いていたであろう選挙のオンライン化の2つを説くことができました。それが結構ポイントになったのかと思います。先生の余談も結構大事なんですね(笑)1分1秒が学びなんだなと実感しました。


早稲法は現代文と小論文だけだったので、試験が終わってすぐ早稲田を出ました。理系や他の学部はお昼を挟んで午後も試験があるので大変そうでした。ちなみに、女子トイレはめちゃくちゃ混むので試験が終わったらすぐ行ってください(笑)

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↑これは政治経済学部受験の時の写真です。


☆合格発表まで☆

早稲法は入試から合格発表まで2週間あります。これでも一応合格発表は早いらしいのですが、この2週間は本当に地獄でした。入試の時よりも何万倍も緊張し、期待し、絶望しました。

予備校に行くと、慶應義塾大学への合格が決まった生徒がいない少し静かなピリピリした教室で、早稲法に落ちた時のことを考えながら、入試対策を続けないといけません。微妙に、現代文と小論文が上手くいってしまったので、数点差で落ちたらどうしようって泣きました。(笑)勉強しなきゃと分かっていても、結果が気になって捗らないので、家ではずっと漫画読んでいた記憶があります。(真似しないで下さい。)

死にそうな一週間半を過ごし、受験発表2日前は、予備校が終わったあとに彼氏と浅草に行き、参拝しました。合格祈願守りを買い、クジを引くと、嬉しいことに大吉でなんとなく合格するんじゃないかって期待しました。(今そのクジに書いてあること全て当たっているので凄いと思います。)

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合格発表の前日は、予備校に行った後にカラオケでめちゃくちゃ歌いました(笑)ストレス発散になって落ち着けたのでオススメです。

合格発表当日、10時に発表だったので、それまで起きないようにアラームかけずに寝ていましたが、結局7時半くらいに起きてしまいソワソワ。漫画を読んだり、彼氏と通話したりして時間を潰しましたが、時間が経つのがとても遅かったです。

合格発表1分前。発表サイトを開き、買ってもらったお守りにもう1回お願いをしてから、おそるおそるボタンをクリックしました。瞑っていた目を開けると、そこにはシンプルに「合格」と。桜のイラストなども全く無かったため、不合格かと思い、一瞬血の気が全て引きましたが、何度読んでも「合格」という文字。あの一瞬は一生忘れません。

その後ちょうどタイミング良く彼氏から電話がかかってきて、喜びを分かち合いました。母親にも連絡し、すぐに飛んで帰ってきてくれました。嬉しくて嬉しくて、まさか受かるとは思っていなかったので、30分は余韻に浸って「受かった…え…受かった…。」ってずっと言ってました。(お恥ずかしい)

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☆全てを終えて☆

正直、私の場合は運の要素がとても強かったと思います。落ち着いた場所で受験できたこと、現代文の選択問題が当たって自己ベストを更新できたこと、先生の余談をパッと思い出せたことで書けた小論文、1つでも欠けていたら受かっていなかったような気がします。

結果受かったと言えども、やはりこの運任せにしてしまった部分は後悔しています。もちろん、合格レベルにまで実力を持っていくことに努力は惜しみませんでした。冬休みは1日15時間勉強しないと不安でしかたないときもあり、英語力は随分磨けました。しかし、日本に帰ってきてから怠けてしまった部分があったので、予備校に通っていた&海外歴が短いから日本語試験に対応できたものの、最後は運に任せてしまったことが本当に不甲斐なかったと今は思います。

最低限の合格レベルまで実力を持っていったら、あとはどれだけ努力して運要素を減らして行けるかが、ある一定ラインを超えた時の勉強の重要性と自己成長への繋がりだと私は思います。伝わりずらいかと思いますが、例えば、英単語では全く同じ点数を取ったAとBがいたと過程して、Aが漢字100問中50問を対策して、できるだけ対策した部分が出るように運を祈るのと、Bが100問中90問を対策して試験に挑むのは全く違います。AとBの両方が合格したとしても、2人には歴然とした差があると私は思います。

あるテレビ番組で、林修先生は「受験前の1ヶ月にどれだけ頑張れるかで、将来での頑張りも違う。」と言っていました。頑張れずに不合格だった方は当然の結果かもしれませんが、頑張れずに合格だった私にも誇りは持てません。

だから私は、この機会と失敗をこれからの勉強にできるだけ活かし、さらなる成長に変えていきたいと思います。日本の学生は大学がゴールだと思いがちですが、まだまだスタートラインです。私の大学生活の中での目標は、司法試験合格と3年早期卒業。本当に最後まで頑張ることができるという力を、これからまだまだ証明することができるよう、勉学に励み続けたいです。

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このnoteは、本当にただの合格体験記になってしまったので、後世の方達へのアドバイスが少なくてすみません…。要望があれば、又は時間があれば、勉強方法や帰国子女入試に関するアドバイスなどを書けていければ良いなと思います。予備校は理想と結構ギャップがあるので、それも体験記として時間があったら書きます。

最近は帰国子女入試に関する情報も増え、帰国子女さん達のレベルがどんどん上がっているので凄いですよね。合格率もとても低くなってきました。(今年の早稲田は多分150人中31人程しか受かっていないです。)

日本はまだまだ学歴社会が根強く、たった1回の○×方式のテストで人生を左右してしまいます。その中で頑張って努力している人達は本当に凄いです。特に帰国子女入試は、一般入試よりも倍率が高かったりしますし、浪人もあまり許されないのにも関わらず、何故か評価が低く、「ずるい」と後ろ指を指されます。しかし、今努力すれば未来は明るいです。培った英語力、自主性、問題解決能力などは必ずこの先大きなアドバンテージとなります。このような人材が社会で重宝され優遇されることを、私は受験が終わってから物凄く実感しました。今は、周りよりも劣っていると思ってしまうかもしれませんが、その環境が貴方を大きく成長させてくれます。私みたいに後悔しないよう、最後の1分1秒までをも大切にして下さい。

何かを伝えようと最後努力しましたが、ちょっと意味わからないですよね(笑)私にも分かりません。

btwこれから受験の皆さん。色々な壁に当たると思いますが、努力は必ず何かしらの糧となります。勉強、頑張って下さい。応援しています。

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2021/12/08    by 渚

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