見出し画像

対話について考えたくなったから。

こんばんは。凪の間です。
私ごとですが、完全在宅勤務をしています。
だからか、外の季節の変化に置いてけぼりになることがあります。
家の中から外を見ると、暖かそうな日がさしているな〜なんて思うのに、
外に出るとめちゃめちゃ寒い・・・。
カレンダーを見るともう年が変わるまで2ヶ月を切っていると認識し、
「そりゃ寒くなるか〜」なんて今更思った今日の午後でした。


さて、これからが本題。本の話です。
ここ最近
「私は人と話す時に相手に寄り添って話を聞けているのか。」
「独りよがりになってやしないか」
と、ふと考えることが多くなりました。
誰にどうこう言われた訳ではありません。
でもなんだろう、せっかく話してくれていることなのに、
それに対する自分の言葉はどこか上滑っているような気持ちになることがあったんです。
あと、相手に対しても感じたことが。
自分の言いたいことを伝えているはずなのに、どうしてだかその人には届かなかったりするんですよね。
表層的なことで結論付けられたりして、「そういうことでもないな〜」と伝えると「まぁいろいろ難しいよね」と締めくくられちゃう。

だから、この本はきっと今の自分にきっと必要だろうなぁと思い、
読むことにしました。

対話とは、相手のことをしっかりと見ること、考えること。
シンプルだなぁと思うかもしれませんが、これをちゃんとできているか?
そう自分に問うてみると、まったく自信がありません。
この本にも出てくるのですが、
人の話を聞くときは大抵「共感できるポイントはどこだ?」ということについつい気を取られていたから。
でもその「共感」、相手本意ではなく実は自分本位なことだったのだと
この本を通して考えさせられました。
だって、相手の話を聞いているようで、自分のことばっかり考えているんですから。

これをすると、結構話題どろぼうになっちゃいますしね。
話を聞いてもらっているんだか、話を聞いてあげてるんだか。
よくわからない状態になりかねない。
相手からすると、これって結構迷惑な話だよなぁ。
それで最後に「またいつでも話は聞くから」と締めたとしても、
相手からすると「こちらこそ」であって、
言うべきセリフは「なんか自分の話ばっかりになってごめん」だったりして。

相手にちゃんとフォーカスをあてること。
一体何を話したいんだろう?
どんなことを思っているから、この話をしているんだろう?
その人のことをじっくり見つめ考えてみると、本当に相手が話したいこと、伝えたいこと、胸の内が見えてくる。
たぶん言葉の裏の裏を考えたり、
その人がいる環境のことも含めて考えないと
見えてこないこともあるでしょう。
でもそうやって、誠実に人と向き合うことが
きっと対話の第一歩。

そしてまた大事なのは「相手を尊重すること」。
尊重って、本当にできている?
自分の価値観と全く違う言葉を聞いてしまった時に、
どうやって向き合ったらいいんだろう。
おそらく今のままでは単純にシャットアウトしてしまいそう。
でもそれだと尊重にならないし、
自分の狭い視野から脱することはきっとできない。
閉ざされた狭い世界で生きることほど、不自由なことはきっとないと思う。
だからこの本に書かれている
相手にフォーカスすること、
そして尊重しているからこその"NO“について
しっかり腹落ちさせたい。

こうやって自分のことばかり書いてる時点で
まだまだ理解が足りないのかな。
一度の読書で終わらせたくない本に出会えたことは、幸せなことかもしれないな。
そんなことを思いつつ、今日はこのあたりにしておきます。
みなさんも是非この本を読んでみてくださいね。
お買い求めは是非、お気に入りの本屋さんで。

この記事が参加している募集

#読書感想文

192,504件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?