食と写真を楽しむ2泊3日 【台北旅 2020 #01】
1月18日から20日まで、2泊3日の旅程で台北に行ってきました。2020年は2ヶ月に1度のペースで海外に行きたいと思っているのでその第1段として、週末+1日の3日間で行ける場所ということで、台湾に決めました。
台湾に行ったのは、2016年9月振り、2回目。前回は中日の丸1日、クルマとドライバーを手配して、九份と十份に行ったのですが、なかなかのハードスケジュールになってしまったので、今回は台北市内のみをめぐることに。旅のテーマは、シンプルに台北の食を満喫することと写真を撮ること。
ちなみにこれまで旅のプランニングには「Trello」を使ってきたのだけど、今回から「Notion」に移行してみました。Notionを使った旅のプランニングについては『GENIC』の連載の方に書いたのでぜひそちらで。
成田空港は台風直撃で空港に24時間ステイとなった昨年9月の出張振り。オリンピックに向けて少しきれいになりましたね。
ふと窓の外を見ると、異彩を放つペイントなしの真っ白な機体が。調べたところAtlas AirというUSの貨物航空会社のB747らしい。カッコいい。
台北へは4時間ほどのフライトなので、あっという間。
宿と市内の移動手段
台北市内の移動はUberが便利。どこにいても数分で呼ぶことができるし、ほとんど全てのクルマが新車と言っても過言ではないくらいキレイ。台湾ではタクシーの営業許可証的なものがないと営業できないのか、どのドライバーさんもライセンスを車内に掲示してあった。
今回の宿は、「Gloria Residences」というサービスアパートメント。以前深センに行ったときのnoteにも書いたのだけれど、夫婦+友人との旅の場合、ホテルの部屋を別々に取るという手もあるけれど、我々は2 Bed Roomのサービスアパートメントを選ぶ。
ほとんどの場合、各ベッドルームにバスルーム(or シャワーブース)&お手洗いがついているし、2泊以上するのであれば部屋に洗濯機もついていて便利。夜は宿に戻って寝る直前までリビングでワイワイするもよし。暮らす感覚で泊まれるのが個人的にポイント高し。Airbnbよりも圧倒的に安心だし。
周囲は日本食レストランも多く、24時間営業のコンビニも近くに数店舗あり、夜までにぎやかなエリアでした。ちょっと調べると、実は、中山区林森北路周辺は台北の中でも危ないエリアらしいのだけれど。
東側のエリア、台北101や松山文創園區、忠孝敦化〜信義安和あたりのお店を巡りたい人は東側にあるホテルを取ったほうが便利かもしれない。が、台北自体、街がそこまで大きくないので、西側から東側へタクシーに乗っても130元(約475円)くらい。台北はデザイン系のホテルも増えているし、移動は基本Uber / タクシーで、泊まりたい宿に泊まる、というふうに割り切るのもありかと。
信号待ちで新聞を読み出すタクシーのドライバー。Uberと比較して、評価制度のないタクシーはフリーダム感があった。英語はほぼ通じないと考えていい。Uberのドライバーも人によっては全く通じない。日本語で挨拶してくれるドライバーさんもいたけれど。
富錦樹台菜香檳(Fujin Tree Taiwanese Cuisine & Champagne):台湾料理とシャンパーニュを楽しむ
初日のディナーに選んだのはこちらのお店。日本にもお店がある「富錦樹台菜香檳(Fujin Tree Taiwanese Cuisine & Champagne)」。台湾料理とシャンパーニュのマリアージュが楽しめるレストラン。
シャンパンはマムやモエ、ペリエ・ジュエ、ルイロデ、クリュッグ、クリスタル、ドンペリまで、定番なラインナップ。日本で飲むよりは少しお手頃価格。
お通し的な感じで出てきたしじみとにんにく、オレンジの煮物。醤油ベースの味付けで美味しかった。
ニラの芽とピータンの炒め。絶品。
上のニラの炒めものとこのビーフンが個人的にかなり好みでした。味付けはしっかりなのだけど、食材の旨味ベースで調味料に頼りすぎないお味。いくらでも食べれる。
この日は土曜日で17:30からしか予約ができずかなり早い時間からのディナーだったのだけれど、落ち着いたファミリーが多かった(旧正月前だったというのもあるかも?)。15~20人くらいのご家族団体さんもいたのだけれど、みんな和気あいあいと食事を楽しまれている様子で、良い雰囲気でした。
〆に麺。
次の目的地へは台湾の地下鉄、MTRと徒歩で移動。MTRはSuica的な交通カード「悠遊カード(Easy Card)」を購入して乗車すれば、初乗りが2割引の16元になる(と思ったら、2020年の2月から割引制度が変わるみたい)。
ちなみにカード自体の販売額が100元なのだけど、Suicaのように返却するとデポジットが返ってくるという仕組みではない。私は駅の自販機で買ってしまったけれど、街なかにあるセブンイレブンなどではキャラ物の絵柄のものも販売されているそう。
松山慈祐宮:夜市の前のパワースポット
松山駅(Songshan Station)で降りて、まずは駅を降りてすぐに目に飛び込んでくる綺羅びやかな寺院「松山慈祐宮」へ。天上聖母という、あらゆる願いを叶えてくれる神様が祀られている場所らしい。
次の週が旧正月ということで、飾り付けで更に華やかに。
饒河街観光夜市:ビブグルマンにも選ばれた「福州世祖胡椒餅」を
そして、饒河街観光夜市(Raohe Street Night Market)へ。
入口付近にすぐ見える行列に並んで、「福州世祖胡椒餅」の胡椒餅を。
前回来たときお世話になったドライバーさんに「絶対食べたほうがいいよ!」とおすすめされて連れてきてもらったのだけど、あまりに美味しくて衝撃を受けたので再訪。行列は長く見えるけれど、流れが早いので、サクッと食べられます。
ちなみに、ここの胡椒餅は2018年から始まったミシュラン台北のビブグルマンにも選ばれてる。相変わらず美味しい。
土曜日だったこともあって夜市は大混雑。
Fujin Treeでディナーを食べてたファミリーがこういう赤い袋を持ってゲーム大会をしていたのだけれど、お年玉袋みたいなものなのかな。豪華。日本のポチ袋より一回り大きい。
台北101:かつて世界一だった超高層建築物
台北のランドマーク、台北101。
地下5階+地上101階で高さは509.2m。ちなみに東京スカイツリーは634m。2007年にDubaiのブルジュ・ハリファ(828m)に抜かれるまでは世界で一番高い建築物だった そう。
2015年の少し古い記事だけれど、2010年代にはいって中国、中東を中心に超高層建造物が続々と計画され、展望台の高さで並べてしまうと2020年までに完成予定の建物のうち、台北101は20位にランクダウンしている。おもしろい。
展望台への入場料は600元。最終入場が21:15ということもあって、ほぼ並ばずに入ることができた。
風による振動を緩和するために設置されている巨大なダンパー。台風などの強風のときはこれがゆれることでバランスを保っているらしい。日本では横浜のランドマークタワーなどが似たような構造になっていると書いてあった。
展望台はガラスがそこまで綺麗じゃないので、正直なところ六本木ヒルズの展望台的な眺めを期待しないほうが良い。
台北101の下階部分はラグジュアリーブランドなどが入居するモールになっていて、このときは空港をテーマにしたプロモーションを行っていた。ブランドと行き先がちゃんとリンクしていて芸が細かい。
外には映えを意識したフォトスポットやイルミネーションが。こういったスポットのデザインの上手さは韓国に通じるものがある気がした。
ブルーのライティングがカッコいい。
午後11時。
まだまだ台北の夜は終わりません。続きます。
台北旅行記(2020.01.18 - 01.20)
今お読みの記事です👉 #01:食と写真を楽しむ2泊3日
#02:台北のスピークイージーと北投の建築巡り l 法鼓山 農禪寺、台北市立図書館 北投分館
#03:シンプルすぎるが癖になる、宜品福州乾拌麵/松山文創園区さんぽ
#04:台北の電気街へ - 八徳路電気街、光華商場、三創生活園区
#05:台北はやっぱりバーが楽しい/KIKI麺食べれずKIKI Restaurantへ
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