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4年振りに美容院を変えてみた日

美容院に行ってきた。いつもの行きつけの美容院ではなく、今回は違う美容院に行ってみることにした。


今まで行っていた美容院は、数えてみると4年ほどお世話になっていた。そんなに長いことお世話になっていたのかと時の流れの早さに驚く。


新しい美容院に行くのは4年振りなので緊張した。この緊張する感じも懐かしい。


女性スタッフの方3名が出迎えてくれた。初来店なので、テーブルで名前や連絡先などを記載する。そっか、そうだよな、初めての来店ってこんな感じだよな。


連絡先などを書き終えると、さっそくシャンプー台へ案内された。ヘッドマッサージも気持ちがいい。新規顧客獲得に向けて、いつもより丁寧にやってくれているのだろうか。そんなことを考えたりもした。


シャンプーが終わり、カット用のイスへ着座。予約していた男性の美容師さんが登場。「どうしましょうか?」と一言。準備しておいたイメージ画像を見せると、「わかりました」と一言。


イメージ画像はいくつか準備していたものの、最初に見せた写真1枚(それも横顔の写真)だったので、この1枚だけでイメージがちゃんと伝わっているのか不安は残ったが、美容師さんを信じるしかない。


不安は他にもあった。シャンプー後の濡れた髪の状態で美容師さんが登場されたこと。濡れてない髪の状態とかを確認してから、シャンプーやカットに入るものではないのだろうか、と素人ながらそう思う。


初めてカットするお客なら尚更、髪の悩みとかを聞いて、カットする時に気をつけたり。みたいなことはしなくて大丈夫なのかと不安に感じたが、初めて来た美容院でそんなことは言えるはずもなく。私はただ、美容師さんを信じるしかない。


お客さんは私だけだったので、それも不安だった。いつも行っている美容院は、平日であっても他にもお客さんがいて、常に忙しそうだった。それを察したのか、「ちょうど今日は少なくて、ゆっくり切れるのでよかったです」的なことを言われた。


机の上にタブレットが置いてあった。おそらく雑誌を見るためのものなんだろうけど、「よかったら見てください」との案内もなかったので、勝手に使うことはできない。「これ使ってもいいですか?」と、初めて来た新参者が聞くのもずうずうしいと思われそうなので、聞くに聞けない。


誰かこのタブレットを使っていいと言ってくれ!と心の中で思うのも虚しく、最初から最後までタブレットの使用許可を与えられることはなかった。初対面の美容師さんと気を遣い合いながら当たり障りのない会話をして、カットが終わるのを待つ。


色々と不安があったものの仕上がりを鏡で見ると、いい感じだった。髪型を変えたというものあるけど、いつもと違う自分に出会えたような気がした。もし、いつもの美容師さんにお願いしていたら、こんな新鮮さは感じなかった気がする。


いつもと違う場所に行くことは不安だし、安定思考の私は、「いつもの」を選びがち。たまには、いつもと違う場所に行ってみると、刺激を与えてくれて、新しい自分に出会うきっかけにもなる。

そんなことを感じた日。


最後まで読んでいただきありがとうございます!いつか書くを仕事にできたらいいなと思っています。応援いただけるとすごく嬉しいです✌️