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目ん玉ひんむいた小説

「えっ」

(鳥肌)

「え…?」

「ちょっと待って…(数ページ戻る)」

「うわっ うわうわうわうわ…(ページを遡る)」

「やられたー…」

「…(吉野家で呆然とする)」

「…(ハイボールを飲む)」

「…(牛丼を食べる)」

記憶を消してまた読みたい。

『悪いものが、来ませんように』(芦沢央 著)


[ちょこっと推薦文]
女性3人組を取り巻く人間模様を描いたイヤミス小説。
それぞれが子を持つ母、子を望む母として様々な思いを秘めながら関わり合う。

私が芦沢央さんの虜になったきっかけの小説。
他の著作も集めて読んでみたが、甲乙つけ難い中で『悪いものが、来ませんように』はやはり印象深い一冊だ。

人にお勧めする時も、とにかく何も知らない状態で読んでほしいので
ネタバレしないようにしないように…と思えば思うほど何も言えなくなる。
全てが伏線。いや、罠だ。

初めて読む人が羨ましい…そんな感情さえ生まれる。

とにかく読んで欲しい。
もうそれしか言えない。

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