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「嫌われる勇気」を読んで

アドラーの教えを理解する。
そして生き方が変わるようになるには、「それまで生きてきた年数の半分が必要になる」とさえ言われているそう。

いや、でも読んでよかった。
「もっと早く読んでいたかった」と、思わされた一冊になった。

超がつくほど遅咲きではある。
だけど3-4年前に内容の一部は知っていた。

いつどこの本屋に行っても青い表紙の書籍が目に入った。
それでも手に取らなかった。

タイトルからして「嫌われてナンボなんだな」と。
「嫌われる勇気がない限り人間関係にずっと悩みつづけ、しんどさをまとわせて生きていくしかないんだろうな」。
そう捉えていたから。

冒頭に書いた一部を知っていた、というのはYouTube動画の要約チャンネルで観ていたから。
そこで「課題の分離」というものを知った。

ある日突然活字で読みたい欲に駆られ、図書館で借りようとした。
借りようにもいつも貸出中。
これは予約しないといつまでも借りられないな、と予約したものの、忘れてしまうくらい順番がまわってこなかった。

ある日しびれを切らせて買うことにした。
すると買った翌日、図書館から予約取り置きのメールが入った。(おい)

購入してから何ヶ月も空けて読了。

マーカーした部分をノートに書き写そうと喫茶店へ行った。

でもそれは不可能…というか、
書き写す時間があるなら、その時間も繰り返し読んだほうがいいと思ったから。

読みはじめて読了するまでに間が空きすぎていたので、勢いにのって再度前半も読んだ。
そしたら大事な部分なのに線が引いてないところが幾箇所かあって。

日によって心底向き合えるかどうかもちがうし、読書ってそれがまたたのしいのかもしれないけれど、アドラーを理解する上ではダメでしょ。

理解しきれていない部分や納得できない部分を取りこぼしたままノートに書き写すなんてコワすぎる…。

それにマーカーした部分をざっと見ただけでも、恐らく20ページ分ほどになるくらいあった。

む…むり。笑

文庫本じゃないから少々重い。
だけどこの本は出歩く際にカバンに入れておきたい一冊だと思う。

最後に、ドーン!とぶっ刺さるくらいに残った一文を抜粋してここに残したい。

他者の課題に介入すること、他者の課題を抱え込んでしまうことは、自らの人生を重く苦しいものにしてしまいます。
もしも人生に悩み苦しんでいるとしたらーーその悩みは対人関係なのですからーーまずは、「ここから先は自分の課題ではない」という境界線を知りましょう。
そして他者の課題は切り捨てる。

「他者の課題を切り捨てよ」より

アドラー心理学を理解し、そのように生きているんだろうか。
78歳のわたし…。笑

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