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セルフケア実験室④アイロンがけ

セルフケア実験室の概要についてはこちらからご覧ください。

前提条件

すこぶる眠い日だったし、すこぶる目が重い日だった。
正直いえば動きたくないし、朝ごはんを食べるのさえ
面倒臭い日だった。
そういう日にぶち当たった。

目が重すぎて開けていられない時がしょっちゅうあります。

方法

さて、今回のリラックス・リフレッシュ状態はどうだろう?
アンケート結果は以下の通り。

心理的リラックス項目:10点/25点
身体的リラックス項目:10点/25点
リフレッシュ項目:16点/25点

あまりリラックス状態ではなさそうだけど、
なぜかリフレッシュの状態になっている。
よくわからん。
では、セルフケア行動をとってみる。

今回行うのは「アイロンがけ」である。

セルフケア行動をしてみた

布巾やハンカチのアイロンがけをためがちなんよ。
少し貯めて、一気にやるのが爽快感があって、あと達成感があって好き。
ピシッと布が伸びていく感じが気持ちいいのよね。

我が家のアイロンはスチーマー付き。

我が家の付近は無印の束で売ってるやつと決めているのだが、
これ、本当に乾きやすいし、アイロンしやすくて好き。
汚れが目立ってきたら、半分に切って雑巾にしている。

アイロン台を出して、布を引いて、アイロンを当てる。
ただこれだけの作業。腕だけ動かして、終えたら、たたむ。
これを十何枚もやっていく。

アイロンをかけ終えた後、布がほんのり温かい。
シワが伸びて、一枚のさらの布になる。
はじとはじを合わせて折りたたむと、
きゅっと布が鳴る感じがする。多分気のせい。
アイロンが終わると、布巾は積み重なって、タワーみたいになる。
それを棚に入れ込んでアイロン作業はおしまい。

可愛い布巾とか、手拭いとかうっかり集める癖があります。

今回はシャツもやる。
つれぴのシャツはアイロンいらずのやつだけど、
ワイのシャツはアイロンがいるやつが多い。

少し皺になっているところを躊躇なく抑えてしまうと、
そこがくっきり跡になって濃い線みたいになってしまう。
もう一度伸ばして、再度アイロンを押しつける。
今度こそ、ピンと伸ばした袖ができる。
袖、えり、おもて、裏、それぞれを慎重にアイロンして、
ハンガーにかける。

スチーマーを使うのは、手ぬぐいのアイロンをするときだけです


全てを終えたら、クローゼットにかける。
なぜかよくわからんけど、このクローゼットの中にしまい込むという作業に億劫さを感じることがよくある。
一手間な気がしてしまうのである。
それでも、綺麗に整ったお洋服たちが、クローゼットの中にしまわれると、
やっぱり、美しいわ、とは思う。

しわくちゃな布たちが、綺麗に伸び切ったところで、
すべての工程が終了した!

結果

アンケートを記入していく!

心理的リラックス項目:14点/25点
身体的リラックス項目:10点/25点
リフレッシュ項目:16点/25点

グラフにしてみた。

セルフケア行動前後のリラックス・リフレッシュ項目得点の差

なるほど???
不思議な気持ちになってしまったな。

考察

心理的リラックス以外に効果は発揮されなかったという結果になった。

なんとなく、リフレッシュの印象があった。
達成感とか、頑張った!みたいな感じを覚えていたので。
とはいえ、この何も考えない感や、布の温さや、
シワが伸びる感覚に焦点を当てた作業になるので、
頭は使っていないなとは思う。
これは肌感覚的なところなので、確証はないけど、
ちょっとしたマインドフルネスが起こっているのかもとは思ったな。

マインドフルネス
積極的にカテゴリーに注意を向け、それを創出している心的状態。要は、起こっている事柄に注意が向いていることから、新しい気づきを得られる状態にしている心のありよう。

参照:心理学辞典

マインドフルネスは、要は心のありようなので、
瞑想している姿勢が一番そういう状態になる人もいれば、
家事している時になりやすい人もいる。
余計な考えが取っ払われて、今起こっている事実のみを受け取れる状態になっているのが、前提になってくる。
そうすると何がいいかって、今まで気づいていないような視点で見られる可能性が出てくる。
なぜなら余計な考えがないので。

もしかしたら、「マインドフルネスって、瞑想のことでは?」と思われている方
いらっしゃるかもだけど、ちょっとちゃいます。


「マインドフルネス認知療法」という心理療法の方法の一部になります。
この療法の何が良いかって、余計な考えに囚われないからこそ、
自分のネガティブな感覚や考え方から、
一歩離れて観察することで、鬱からの回復が望めて、
しかもこの感覚を体得できれば、自分の回復力で再生できるところなんよな。

セルフケアの権化と言っても過言ではないかな。

瞑想の姿勢をとると、いろんな考えが出てくると思うが、マインドフルネス療法的には、その考えが出てくる状態もOKとしています。それらの考えに引っ張られないようにするのがコツです。

過言かもしれん。言い過ぎちゃった。

とはいえ、自分で自分を回復させられるなら、
それは結構良いことなのでは?と思ってしまうよね。

ここまで読まれた方はもうお分かりだね?
「マインドフルネス」は行動ではない。
新しい何かに気づける土壌にある心の有り様のことです。

だから、今回のアイロンがけをしている時のワイの心の有り様は
「シワが伸びてるな」「ちょっと布があちちだな」
「はじとはじを綺麗に合わせるとなんかええな」
という事実しか見ていない状態が続いていて、
余計なことを考えていなかった。
つまりこれこそが、新しい何かに気づける土壌が生まれていた、ということなのだよね。

大学院のマインドフルネスの授業で「花が咲くように歩きなさい」って言われたのを思い出した。どういうことなのか今でもよくわかってない。

さて、今回のアイロンがけの状態は、マインドフルネスに近い状態なのかもしれない、という仮説がここで出てきた。
まあ、何せ、マインドフルネスの指標をとったわけではないので、
あくまでも自分の肌感覚的なところと、データを合わせての考察になるので、
確証ではないけど、そういう仮説が出てきたのもおもろいわな。

結論、マインドフルネスは人それぞれ!以上!
またやるべ。

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