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何でもかんでも言葉にすりゃあ良いってもんじゃない

Twitterでは毎分毎秒言葉が呟かれている。
心の中の自分だけのひとりごとを簡単に世間に公開する事が出来る使い方次第で便利なものだ。

僕自身引きこもりがちで根暗なだけに周りに音楽が好きな友達が居なく、Twitterで 10-FEETが好きだと呟きまくっていたらフォローしてくれる人がいたり共感してくれたりと良い部分は沢山ある様に思う。ありがてえ。

だがそこで容易に呟けるが故に悪い部分もかなりある。

ボタンひとつ押してしまったら世界に広まる事を理解しているつもりでもどうせ届かないだろうと言葉の刃をグサグサ投稿する人が多い。

僕のTwitterのタイムラインではフェスが中止になった時やライブ後特に多い。

多分投稿した人は届かまいと呟いてるのだと思うし悪意なんてこれっぽっちも無いんだろうと思うけど実際どうだろうか?

あるバンドが新しいアルバムを引っ提げてライブをした時に公演後そのライブを見た人、数人がTwitterで

「昔の曲が良かった」
「最近売れて変わった」

などと呟いた次の日のライブのセトリは昔の曲がかなり多かった事があった。

本当に届いていなく、たまたまだろうか?


大事に命を削って生み出された曲を否定される気持ちを想像するだけで心が痛い。
その新しい曲を待ち望んだファンもそんな呟きは心が痛いはずだ。

もしもが足りなさすぎる呟きは本当にやめて欲しいと切に願う。

もしもこの呟きが届いたら相手はどんな気持ちになるだろうか?
もしもこの文章を見たら誰か傷つかないだろうか?

想像した上で呟いても傷つけてしまう可能性は大いにあるのだから尚更気をつけなければならない。言葉は時として刃物以上に突き刺さるものだから。


SNS以外でも同じだ。

仕事場である先輩に微笑みながら言われた一言が

「永田君は人生楽しくなさそうな顔してるなぁ」

正直コイツ正気か!?気は確かか!?と思ってしまった。
この人は普段から悪気があってか無くてか分からないが普通それ言います!?と思う事を誰にでも平気で口に出せる人だ。

この先輩は受け取る相手の気持ちを想像した上で放った一言なんだろうか?この言葉で笑える人はいるのだろうか?

40歳を過ぎてもこんな事を口にしてしまう大人が沢山いるもんだからこの国の未来まで不安になってくる。

慣れてはいけないけどもう慣れたので僕は、そんな事平気で言える奴はnoteのネタにしてやるぜっぐらいにしか思わないけれど、引きづる人は引きづるだろうしその一言で顔にコンプレックスを持ちかねない。

せめて受け取る側の相手の気持ちを想像した上で発言してほしい。

少々愚痴っぽくなってしまったけれど、言葉は人が想像した以上に突き刺さるものなんだ。

こんな言葉見られないし受け取られないだろうじゃなくて受け取られる前提で言葉を吐き出してほしい。


そうするだけで傷つく人がかなり減ると思う。
人は見かけ以上に弱くて脆い生き物なんだ。

長々と書いてきたけれど自分の発する言葉には出来るだけ責任を持っていきたいし、発言する前に受け取る側の気持ちも考えながらしっかり噛み砕いて呟くなり話すなり僕自身も気をつけていきたいと思う。




読んでくれてありがとうございます。
       
       優しい言葉が増えますように。

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