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未経験者×経験者の化学反応

早いもので2024年も4月が終わろうとしています。新しいことを始めた人、環境が変わった人も多いのではないでしょうか。i:stにも新卒が2名入社し、早速新しい風が吹いています。
 
そんな今日は「未経験者×経験者の化学反応」というテーマでnoteを書いてみます。

未経験者がやるべきこと

新卒で社会に出る人はほとんどが未経験としての入社になると思います。僕自身もプロバスケ選手から転職し、1年ちょっと前にこの業界に全くの未経験者として入りました。

自分もそうだったし、今の新卒の2人を見て思うのは、「経験がないからこそ言える意見がある」ということ。
 
凝り固まった業界の常識や、その会社でしか通用しないルールなどにとらわれない。その道のプロとしてではなく、フラットな目線、一般的な消費者としての目線を持っている。

このようなある意味で素人目線の意見というのは未経験者にしか言えないことで、会社にとってはとても貴重で大事なことだと感じています。
 
経験が長くなれば長くなるほど、意識はしていてもどこか専門的ないわゆるプロ目線で物事をとらえてしまいがちです。

なので、未経験者としてやるべきことは、「変に空気を読まずに思ったことを素直に発言すること」だと思います。経験を積んだ人にはない視点がある。

常識の枷を外す

新しい視点に気づく。
まさにそんな効果を実感した出来事が、ついこの間ありました。

新卒2人に参加していただいた社内打合せで、新鮮な意見が飛び交い、議論が前に進んだのです。その時の意見がまさに凝り固まっていた常識を柔らかくしてくれるような、極めてフラットな、普通の消費者としての意見でした。
 
無意識のうちに、自分たち自身で常識や当たり前に囚われていたことに気づかされました。

僕が大好きなスラムダンクの中にも有名なこんなシーンがあります。
 
湘北対山王戦。
試合時間残り10分ほどで22点の大差がついてしまいます。残り時間を考えると、バスケ経験者なら諦めてしまうような点差です。チームに負けムードが漂っている中、キャプテンのゴリに向かって

「何だゴリその顔は」
「もう勝てねーとでも思ってんのか」

と言い放つ主人公桜木。
チームメイトのミッチーに、

「おめーが簡単に言うような点差じゃねーぜ・・・」

と言われ、桜木はこう言い返します。

「バカめ」
「おめーらバスケかぶれの常識は、おれには通用しねえ!!」
「シロートだからよ!!」
 
これは素人である桜木だからこそ言える言葉であり、響くものがありますよね。そこから経験豊富なチームメイトとともに逆転に成功して、勝利を掴みます。
 
常識の枷を外す。まさにこれこそが未経験者のやるべきことではないでしょうか。

経験者がやるべきこと

一方で経験者にもやるべきことがあります。スラムダンクの例でいうと、試合に出てる5人全員が素人では試合に勝てません。常識の枷を外すのが未経験者の役割とするならば、それを否定しないこと、実行することこそが経験者の役割だと言えます。
 
現実の世界に話を戻すと、まずは発言しやすい空気を作ること、そして否定しないこと。これこそが経験者のやるべきことではないでしょうか。

もちろん経験者のほうが知識が豊富なので、正しい意見を言う場面も多いと思います。未経験者の全ての意見を受け入れることはできません。ですが、受け入れる姿勢があること、頭ごなしに否定しないことは大切なことだと思うのです。
 
新卒の2人が入社し、教わる立場から教える立場になったことで、そんなことを感じました。(もちろんまだまだ教わることも多いです。というか教わることだらけです。)

いい影響を与え合う

以前のnoteで「若者、よそ者、バカ者が社会や組織を変える」という話を書きましたが、いま改めてそう感じます。一方で組織に長くいる人も大事だということもよくわかります。
 
重要なのはそのバランスなのではないでしょうか。経験者だけだと停滞する。未経験者だけでも実行する力がない。両者がいい影響を与え合い、いい感じに合わさることによって組織は力を発揮すると僕は思います。
 
そのために、

未経験者は変に空気を読まずに思ったことを素直に発言し、経験者は発言しやすい空気を作り、それを否定せず、実行する。

そうすることで新たな視点から議論が生まれ、いい組織になっていくのではないでしょうか。
 
僕自身どちらに属するか微妙なところですが、これから新しい風が吹いて良い方向に変わっていくことが楽しみです!
 
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