穴沢聖子【きな粉のレシピと栄養】 より多くの人に『つながる楽しさ』を届けたい。きな粉探求で見えてきたもの、そして未来のビジョンとは?| きな粉専門家ストーリー
家庭で作る「きな粉」のレシピ
作り方
1
乾燥大豆をフライパンで煎る。焦がさない様に、鍋を揺すりながらじっくり均一に火を通す。
2
よい香りがしてきたら火から降ろし広げて冷ます。
3
大豆が冷めたらミルで粉末にする。粉末になったら粉ふるい器でふるう。
4
きな粉を使う時は砂糖と塩を加える。分量はお好みで。
きな粉の栄養がもたらすうれしい効果!
きな粉は大豆を炒って挽いた粉で、香ばしい香りが特徴です。そこにはビックリするくらい豊富な栄養素が含まれているのをご存知でしょうか?
大豆製品の中で繊維量ナンバー1。食物繊維が便秘に悩んでいる人の手助けに。
体の組織を作るタンパク質が豊富に含まれていますので、若々しくいらます。鉄、イソフラボンは女性ホルモンに似た働きをするなど、女性の味方になる成分を含んでいるのもきな粉の注目すべき点です。
チャージに最適なきな粉。
ひょんなことから、500種類以上のきな粉に出逢い、
その先の<未来を考える>専門家、
きな粉スペシャリスト SEIKO(穴沢聖子)さんのお話しをお聞きします!
幼少期から「つくること」への興味
−−今日はよろしくお願いします!きなこソースの歌のリリース記念インタビューということで、「歌」との出会いを教えてください。
始まりは高校の時ですね。ある時期、どうしても何もやることができない、いわゆる無気力状態になったことがありました。生きる気力すらない中で、自分に一ミリでも興味があることはないのかと問うた時に、ギターを弾けるようになってみたい、という思いつきがあって。安いギターで練習し始めました。それが音楽との出会いでした。
大学で軽音サークルに入ってボーカルを担当しました、音楽が好きだったんでしょうね。
学内ではカバー曲をやっていましたが、自分たちでオリジナル曲が作りたくて学外で加入できるバンドを探し、一時期ものすごくバンド活動に魂燃やしていましたね。作品作りをすることに対してストイックでした。
その時の自分がいつも心の中にあって「自分のあるべき姿」って今でも囚われる節がありますね。
−−小さい頃って、歌をやったり表現したり、面白いことをしたりは好きでした?
対外的にはそうでもなく、内側にこもる性格で窮屈に生きていたように思います。
一人っ子なので、ひとりになった時に「あそび」が爆発できるんですよ。
親が買い物に出掛けると始まる自分だけのショー。
テレビを鏡にして、「今日は海苔で真っ黒のインスタントラーメンを作ってみましょう!」「美味しいですね〜」って一人二役に扮して。親が帰ってきたらシーンと。
−−今と通ずるものがありますね。Youtubeをやって、さまざまな登場人物が出てきて。
そうなの!だから全く苦ではないんですね、今やってることが。
自分の頭の中で組み立てて試すってことができているから、音楽に魂を燃やしてた頃とか、子供の頃の「ひとりっこあそび」を思い出すことがあります。すごく自分らしいなと思える時間です!
大学へ入学。音楽活動との出会い
大学は、青山学院大学の法学部へ入学。
高校でいい先生に巡り会えて、法律にとてもハマっていました。
ひとが一人じゃなくて、集団で生きていく中での正しいルールってあるじゃないですか?ちゃんと体系づけて人をコントロールしてかないとハチャメチャになっちゃう。
正義、悪、普通であること・・・国によって違ったり、その時の皆の感情によって変化したり。誰が決めるの?どうやるんだろう?
ちょっと倫理的なところに、一番心が動かされていました。
−−ふてくされていた大学時代に見つけた”表現”すること。
大学時代は結構ふてくされたところもあるんです。こんなお嬢様学校みたいな所に行きたかったんじゃないしみたいなのがあったり。
サークルも入るつもりなかったど、青学といったら音楽といくつかサークルに勧誘されて、やけくそになって入っていました。
内側にあった「今日は海苔で真っ黒にしたインスタントラーメンを作ってみましょう!」を、本当は人に言ってみたかった。
抑えていた気持ちをオープンにすることと、それを誰かと一緒にやるっていうのは大きなことでした。
世界観をさらけ出すって、恥ずかしいじゃないですか!
あとは、初めてのプロジェクトワークだったんですよね。共同で目標を作り、期日を作り、形に仕上げていく。PDCAサイクルを一緒に回していくことに夢中になっちゃったのかな。
留学から会社員時代 〜頼りにされたり新しいチャレンジがあったり〜
−−突然のできごと!海外留学に行ったことがありましたよね?
いちばんの夢中になっていたバンドが解散になり、音楽しかやってこなかった私は大学卒業後に、当然やりたいことが一切思いつかない。
エントリーシートを書いたことも、就職もしたこともないままもう20代半ばになっていました。
飛行機にも乗ったこともない、そしてお金もない中で、超低予算・最大限のパフォーマンスを発揮できる・安全・日本人がいない環境、キーワードを決めてインターネットで探しました。
ヒットしたのは地中海に浮かぶマルタ共和国。
そこで時間を過ごすうちに、絶対グローバルな人間になってやる、変わってやるって自分に誓ったんです。
売れないバンドマンから『グローバルな環境』で働く私へ。
たった2週間の留学では、そこまで英語が喋れるようになりませんでした。けれど、帰国してからは日々猛勉強、外では「喋れる風」を演じていました。話せる人になるし、自分はもうそういう人だから、と言い聞かせて。
そしたら喋れる人として認識されて。いくつかの派遣を転々としたあと、ウマがあった外資メーカーで正社員になります。
知識や経験、実績がなくても、やる気とパッションがあればけっこう何でもやらせてくれる会社でした。
本当に音楽から離れた時期ですよね。また曲を作るなんて思ってもみませんでした。
会社員として走って、第一線で活躍する場面も自分の人生なりにありました。
すこし体調を崩してしまった時に肩の力を抜いてみたら、やっぱり創作をしたかったんですよね。
−−バンドをやってた時に感じてたことを思い出した?
全力で音楽活動をしていた時期から15年程経っていましたが、どうしても私はその時の自分をベンチマークしている節があります。
あの時、あのバンドで、思い切り創作活動で表現をしていくことが、本来の自分とつながる自分でした。
どうしてもその後の人生がちょっとしっくりしてないフシをずっと抱えて生きていました。
本来の自分とつながる自分、そういった経験があった事は良かったんじゃないかなと思っています。
心惹かれた表現について、より深く知る出来事がやってきます。
−−会社員生活に、いったん区切りをつけられたんですね?
そうですね。
別にきな粉の YouTube をやりたいからとかではなかったです(笑)
夢中でなにかに取り組んで自己実現できていた「あの頃の自分」。それがあった上で経済的な自立が出来ればすごくいいなと思って、自立した道にチャレンジをしたいと思うようになりました。
自分を内観すればするほど意欲が高まりました。
−−ちょっと作ってみよう、からきな粉スペシャリストになったと?
「きな粉」を猛烈に収集・分析していた時期がありまして。500種類以上食べてきたのって実績じゃない?と。きな粉のことだったら詳しいし、これからも探求していける。
私にはきな粉しかない!武器としてやってみたらどうかなと考えたのが、きな粉スペシャリストへの第一歩でした。
−−きな粉しかないと思ってコンテンツを発信し始めるわけですね。最初の一歩は?
選んだのは『YouTube』です。
一番の壁は顔を出すことでしたね。現在は全く抵抗なくフリフリ踊ったりしていますが、最初はパブリックになることが、すごく嫌でした。
すごく嫌!それを乗り越えたい興味。
2つの気持ちが行ったり来たりしていました。
−−YouTubeから始まった発信。今は何を運営していますか?
ひとつめは YouTube 。週に1本 + Youtubeでライブ配信をしています。あとは #Shorts で短い動画を不定期であげてます。
ふたつめは Instagram 。きな粉の袋やReelという短い動画をあげています。
みっつめはライバー活動。ビゴライブ(BIGO LIVE)と、ふわっちです。
共通しているのは全部「きな粉」がコンテンツだということです。
−−きな粉縛り(笑)あなたの思うきな粉の面白さってどこにありますか?
そうですね、私が思うに、みんなが知っていること。特に日本人には知名度があるのに、餅でしか食べない。何からできてるかも知らない…だけどみんな嫌いじゃない。素朴な立ち位置じゃないですか?
映えない立ち位置ですし、発酵食品でもないから奥深さもそこまでじゃない。ただの大豆を炒った粉なんですよ(笑)
炒り方も大きく分けて2種類しかありません。[直火で煎る=直火焙煎][熱い風を通して熱を入れてく=熱風焙煎]。何百種類の製法があるわけじゃなくて本当にシンプルです。
みんながタッチしない、興味ない。でも嫌いじゃない。そういう『凡人』は誰かの手によって輝けないのか?みんなが知ってるからこそ、誰かの手によって「きな粉」の好き嫌いを題材に繋がりができないか。
誰も見ないからこそ私が見る、私がもっと広める、そこのポテンシャルが面白いですね。探究をする楽しみがあります。
「きなこ」って言葉も、私は結構可愛いと思ってます。
−−500種類以上のきな粉は、行く先々で探してた?
仕入先は主にスーパーあとはドラッグストア、道の駅もありますね。
誰かと一緒に出かけてる時は街の全部のスーパーに立ち寄れないけれど、本当は全部立ち寄りたいくらい!
それほどにライフワークです。
−−スペシャリストがスーパーで買ってますよって間口が広がりますね。
ヴィーガンとかプラントベースの食事が求められてる中で、こんなに美容や健康のポテンシャルがあって。注目すべき食品です!誰も見てないですけど。
−−これからきな粉とともにみてる未来はありますか?
正直ずっと探求中で、クリアには見られていません。
そんな中で曲を作ってこれから配信を始めようとしてるわけです。
きな粉っていろんな味があるよねってことを、もっとみんなが認知する未来が来たら面白いですね。
日本の人は、醤油や味噌が「選べる」ことを知っているのと同じように。
あと海外。日本よりも認知が全然ないですから。もっと広めてね、きな粉牛乳を飲むのがスタンダードになるとか、コーヒーチェーンのメニューにあったらいいですね。
現在まで、Youtube内で英語ドキュメンタリーを作成して二か国語展開してきましたが、最近英語のサブチャンネルを別途開設したところです。
きな粉の持つ顔の広さ「きな粉は社交的」
−−きな粉を通して人と繋がっていきたい目標。取り組んでみてどうですか?
広がりました!
YouTube を始めた時は、訳も分からず「コレクションを見て!」でした。
それが類友ではないけれど、きな粉のメーカーの方に声かけていただいて工場に行かせてもらったり、きな粉のお菓子業界の方と会えたり、フード展示会にも誘われて行くことができたりとか。YouTube 見てますってメッセージいただいたり。最近ではオンライン・オフライン両方で「利ききなこイベント」の講師をする機会も増えてきました。
「きな粉」がもつフレンドリーさもあって、さらに私がおちゃらけて踊ったりしていると、不思議といろいろと周りの方に気軽に声を掛けていただけているような気がします。
すごく繋がりを感じると同時に、きな粉の顔の広さと、嫌われなさを感じます。
社交的なんですよね、きな粉は。
\リリース情報/
【アーティスト名】SEIKO
【作品名】きなこソースの歌
配信開始日 2021.09.05
価格 200円 各サブスクで配信
レーベル studio iota label
品番 iota-012
収録曲数 全1曲
収録時間 01:30
どのような作品なのかの説明
500種類以上のきな粉を食べ尽くした、きな粉スペシャリストSEIKOのファーストシングル。
日本を代表しながらも素朴な食品である「きな粉」のもつ楽しさを、キャッチーな歌詞とメロディに乗せて表現している。
・公式サイトのURL
・YoutubeのURL
YouTube Liveで生演奏も含む、無料配信がアーカイブ!
「きなこソースの歌(Full)」初披露♪
YouTube限定ver.でお届け!
是非ご覧下さい🎤✨
YouTubeこちらより
⏬
https://www.youtube.com/watch?v=0qM7TQO8dtE&feature=youtu.be
◆インタビュー場所 裏話
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【studio iota label】
日本のレコード会社 studio iota labelではCDの制作・販売、WEBコンテンツの発信、企業のWebライティング、動画BGM製作、アーティストやお店などの写真撮影、作曲・編曲事業、レコーディング・ミックス事業などを行っている。
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