呪術廻戦を読め。いいから。

 鬼滅の刃が死ぬほど流行った。4年前くらいに始まった時は陰鬱さに毎週ジャンプを買っていた自分は初期のジョジョやんと思いながらいつ打ち切りになるかと思っていた。1話で親兄弟が殺されてブチ切れた長男が修行して鬼絶対殺すボーイとして戦うあれ。最終回まで欠かさず自分も読み続けてましたよ。めっっっっちゃ面白かったもん。味方ガンガン死んでいくから予想つかないし。あと予想してないタイミングで推しめっっっっっっちゃ死んだ。ふざけんなよ無惨、ふざけんなほんま。

 まぁそうして終わったのが確か5月くらいでしたね、最近最新刊が出たらしいです。次が最終巻かな?1億冊突破したらしいです。意味わからん。強くなれる理由どころか今鬼滅以外に強い漫画はない。海賊も多分負ける。

 いや違うから。今日書こうと思ってたのは呪術廻戦をいいから黙って読んでくれを伝えたいんだ。

 呪術廻戦を読んでいる人〜???? は?いない???あの昨日からアニメが始まって鬼滅と同じ超人気漫画の道を辿っている鬼じゃなくて呪いを祓うあのダークファンタジーの鬼滅を!?いや鬼滅じゃなくて呪術。

呪術廻戦を知らない人に向けたざっくり説明を少しだけ

 呪術廻戦(以下呪術、廻って毎回打つのがちょっとめんどかったのは内緒)とは、普通の高校生だった虎杖悠仁が特級呪物と呼ばれる呪いの王、両面宿儺(りょうめんすくな)の指を体に取り込んだことから始まるドッキドキのお祓い系ダークバトルファンタジー。

 「なめらかに人が死んでいく漫画」と評されることもある2019年度次に来る漫画大賞を受賞したこの作品、先述の通り売れる要素しかない構成となっている。軽く挙げていこう。

・中二心くすぐるのにくどくない設定
・絵コンテかと思うレベルのヌルヌル動く作画
・言葉遣いがかっこいい
・キャラがそれぞれ立っている
・武器めっちゃ出てくる
・スタンドと卍解みたいなの出てくる

 さて、このポイントを見て思ったことがあれば教えて欲しい。

 そう、売れる要素しかない!!!

それぞれ解説していきましょう。

 この作品は基本的に「呪い」がベースとなっている。人の心の中にある辛酸や恥辱、公開や怨念、畏れその他諸々が密かに具現化してしまうことで生まれる「呪い」をいかにして「祓う」か、殴り蹴り刺し斬り撃ち……といった形で戦うことがメインとなる。

 ここで出てくる男の子の心くすぐりポイントその1、呪いの強さには等級が存在する。十刃、十本刀、王下七武海、十二鬼月、こんなん好きやろ男の子。そんな感じの設定が出てくる。基本的には1級、2級といった形で表されるがそれらを大きく突き放す強すぎて意味わからん存在として「特級」が存在する。その中で一番強いのがさっきも書いてた両面宿儺。呪いの王で腕4本あってめっっっっっちゃ強い。人間最強とタイマンしても封印が解けてないと勝てないレベルの強さ。ぶっちゃけ今の時点で勝てる見込みがない。強すぎて意味わからん。それが封印されているもの、つまり宿儺の指を主人公の虎杖は飲み込めるらしく今もその体に宿儺を取り込み続けている。

 虎杖を生かし続けて完全に宿儺を取り込んでから殺すか、それとももう今殺すのかで呪術界は今も揉めてる。

 はい次の男の子の心くすぐりポイントその2、作画が丁寧に動きを描いてくれるからリアルタイムに動いていることを実感できる。他の人は荒いとか言ってたりするけど自分はこの人の動きしっかり描かれている感じすっごく好き。

 はい次!その3、言葉遣いがかっこいい。あっこれ次のその4と一緒に書いた方が伝わる気がする。これねぇ……読まないと多分わからんのよ。うん。

 あっ!!!そうだ!!!今ジャンププラスで無料で読めるから読んで!!!!読め!!!!!!あっ本で読みたい!?いいよ住所教えて送るから!!そのあと気に入らなかったら誰かに渡しといて!

 次!!!その5と6。この漫画ね、スタンドと卍解みたいな「1人1能力」みたいな感じの奥義が呪術を極めた人には出来るようになるんですよ。その名も「領域展開空間が自分の領域になって自分にバフをかけて攻撃が必ず当たる、つまり必中となる。シンプルだけどこれが強い。めちゃくちゃ強い。そのネーミングセンスがイカれてんのよ。早速書いていきましょう。

・伏魔御厨子(ふくまみづし)
・蓋棺鉄囲山(がいかんてっちせん)
・無量空処(むりょうくうしょ)
・自閉円頓裹(じへいえんどんか)
・嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)

 はい、ヲタクくんこういうの大好きでしょ?大好き〜!!!!!!!

 難読漢字とキャラクターの能力がマッチしたネーミング、それを発動するときの手で結ぶ印、その使う呪力に見合ったぶっ壊れた強さ、大好き!!!!

 それぞれの領域について解説し続けるとこのnote1週間続けないといけなくなるので適当に選びましょう!まずは伏魔御厨子から、これ主人公虎杖の中にいる宿儺が使う領域で、「領域の中の存在全てをチリにする」能力。はい最強。最強でーーす。次は無量空処、これは人間最強術師の五条悟って人が使う領域で、「対象の中の知覚と伝達の脳内作業を延々と繰り返させる」能力で、領域に入れられたものは与えられる情報に脳が耐えきれなくなる。作中の解説通りなら0.2秒一般人が入るだけで半年分の情報が脳に叩き込まれてしまう。生きるチート。

 こんな感じで単純に殺すだけみたいな能力で戦いが成立していないから見ている側からすると予測がつかない。いつ相手が覚醒して領域を展開出来るようになるか分からないし領域を展開するにもエネルギーが必要で発動できるとは限らないとか単純に殴り合いの方が強い時とかみたいに戦いに可能性とパターンが多すぎて予想ができない。

 そんな呪術廻戦、昨日からアニメが始まりました!!!!!

 話を戻そう。鬼滅の刃はどうやって伸びた?そう、アニメがめっっっちゃ作画綺麗で声優さんの声もキレッキレで面白かった!!!らしい。自分は本誌しか読んでないし知らん。

 呪術も負けず劣らず、MAPPAというめっちゃ作画すごいアニメ製作会社と強い声優陣が揃っております!!!具蓮華にはインパクトが足りないけど主題歌も作品と解釈が一致しているレベルの格好よさ。好き。とても、好き。

 鬼滅ブームに乗り切れずにほぼ毎日テレビでは具蓮華が流れていたことに辟易していた俺は違うからを捨てきれなかったヲタク!今がチャンス!!!!

 ついでに昨日新刊出た!!!13巻しか出てないから大丈夫!!読め!!!ワンピースなら多分ドラム王国らへん!ブリーチならソウルソサエティ編くらい!!鬼滅なら多分遊郭編!!!全然追いつく!ついでに今の本誌の展開はちゃめちゃに面白いからマジで読め。マジで。

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