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高級品は(人生で割れば)実質無料

今日は久しぶりに対面授業に行ったんです。

このご時世にあったんか?と思われてもおかしくないですね。

学生としてもそう思ってます。対面?正気か?そんな感じでした。

まぁでもやっぱり対面の方が勉強らしい勉強はできるので、やっぱり好きです。

課題の答えについて話をされていく中で、こんなことを言われた。

「分からない情報とかについて、ただ調べるだけではいけない。調べて、そこからどう広げるか。大抵のことには、自分よりもはるかにすごいことを知っている人はいる。それが書かれているのが本。まず調べて、そして考える。それをするのが大学なのだ」

みたいな感じのこと。

まさしくそうなんよ。それこそ、こないだ書いてた記事に書いたことがそれだった。

きっと、元々あった文献とかをいい感じに調べて自分で考えて、またそれを調べて…を繰り返すのが、いわゆる「アカデミック」というものなのだろう。

そこで取り出されたのが「心理学辞典」というそれはもう大きくて分厚い本、いや、辞典。

今でも何か分からないことがあればそれを使って調べることがあるらしい。

広辞苑のサイズの、心理学に関することがこれでもかと書かれている辞典。

お値段はamazonで調べたところ、32000円!!

えっと…3万と、2千円。先月の休業補償の給料を足しても到底足りないけど、そんなシロモノが売っているらしい。

7000円くらいの安い?辞典もあるらしい。安いって何?

そんな辞典を教授はかれこれ50年ほど使っているらしい。

確かに、そう考えれば安いのかもしれない。

仮に32000円の辞典を50年使い続けるとすると、1年で640円、1ヶ月53円、1日だと大体2円になる。

もはや実質無料なのかもしれない。

タイトルの怒涛の伏線回収をしよう。

そう考えれば、1200円とかの単行本の方が高級なのかもしれないと思ったり思わなかったり。

実際、1200円の本を3時間かけて読んだら1日あたりの値段は実質1200円。

なんとも複雑なんだよなぁと思いながら話を聞いていて、そして肝心の研究に関する話は聞き漏らした。どうして。

いいものは、いい。みたいな考え方の商品の選び方をしていることが果たして正しいのか、少し前にnoteに書いていた気がする。確か1月の最初の方。

ブランド品とかって、ファストファッションみたいにすぐに流行りが変わることが無い気がする。適当だけど、最新のラインがあったとしてもルイヴィトンとかエルメスとかのデザインはコロコロ変わることはないだろう。

今後も当分はそのデザインが変わることもないし、そのブランドが廃れることもないだろう。

ということは、いいものを早めに買って持つことの方が、人生の日割りをするとお得なのではないか?という考え。

定期が買えなくて仕方なく毎日切符を買って電車に乗っている貧困者の話を聞いたことがある。

自分が今日買った定期は、1ヶ月定期だけど2週間(14日)家と大学を往復すれば元がとれる。つまり、残りの14日は実質無賃乗車していると言っても過言ではないだろう。過言だった。

長期的な目線で考えれば得だけど、短期的な部分でしか見られないしそんな選択しかできないからそうしている。みたいなことを解消できるような制度になれば、もっとたくさんの人の生活がさらに向上されるのになということを、さっきから考えていた。

貧しい人にその日だけの魚を与えるか、漁のやり方を教えるかのどちらが大事か?みたいな話をこの前の授業で聞いた。孔子の話だったと思うけど、まさしくその通りなのかもしれない。

短期的ですぐに出来るけど継続した解決などにはならないヘルプと、時間とコストはかかるけど長期的な解決ができるヘルプ。

どちらが良いかではなく、どちらがその場において適切か?を考えることが大事なのだろう。

理想が実現しないのは、それが実行されない何かしらの背景や事情があるからだと最近学ぶことが多い。

高級品や値段が高いもので、長く持つほど自分にとって得なもの、他に何があるだろうか。

今日はこんな感じで終わります。

ではまた明日。


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