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なぜか潰れない最弱念珠店のバックヤード②(ハッタリの効かせ方_紙ツール)

記事を書くにあたって、10年前に開業したころのことを思い出している。

んー、なんだかかんだ言っても頑張った・・自分。

①では、最低コストでスタートって話をした。

お金関連だけでも、書きたい事はいろいろあるけど、そればかり続くと生々しくなってしまうので、今日は「ハッタリの効かせ方」について書こう。

コストダウンについて書かれているビジネス書はたくさんあるけど、ハッタリの効かせ方という情報は少ないと思う。

ハッタリを効かせるとは

なんていうか、語感がヤンキーだよね。笑

リーゼントにして、眉毛剃って、悪そうな色眼鏡をしてれば、本当はケンカ弱くてもナメられないっていう発想ね。

ひどい喩えだけど、言いたいことは、本当にその通り。

ビジネスでもハッタリは重要だ。
特にスモールビジネスでは、ナメられると非常に仕事がしづらい。

仕事というのは、プロだ。
もう少しかみ砕いて言うと、それで飯を食っているということ。

よく見聞きするのが、本業じゃないけど、知り合いために安くやってあげるっていうお小遣い稼ぎ。web制作とか、アクセサリー作りとかね。

それは、趣味でやってるんだからけっこうなんだけど、プロとして物を売るためにはその延長みたいに頼まれると仕事にならない。それが、ナメられるということだ。

個人で小さくやってると、最初のうちはとくに、そういうノリの依頼を断り切れない。受注とるのってホントに大変だからね。

値段を叩かれて、「やりがいの搾取だー」なんて言ってるクリエイターを見かけるけど、それは、商談の前からナメられているから話が不利に進むのだ。

ビジネスにおけるハッタリとは

前項でヤンキーの例を挙げたけど、それはあくまでたとえ話ね。

強面で商売する人もかつてはけっこういたけど、今時ダサいので、やめたほうがいい。

じゃあ、スモールビジネスでハッタリといえば何ができるかというと、それは、大手企業っぽい体裁を整えること。

つまり、見た目で相手をびびらせる(発想は、やっぱりヤンキー。笑)

特に年配の人はびっくりするんだけど、あらゆるビジネスグッズが安く作る方法がある。

前の記事でも書いたように、とにかく1円でも不要な物はカットするべきだけど、本当に必要なものは、安くて立派、安くて便利、という最高のコスパを目指そう。

僕が開業時に実際にやったことのなかでも、まずは、紙ツールの話から書くよ。

名刺

紙の名刺は必須。
今は、なにかと面会が厳しい状況だし、新しい生活様式とかで、「名刺交換はオンラインで」なんて言われている。

でも、実際には紙の名刺を持ち合わせていなくて、堂々としている人を見たことがない。

「あっ、すんません、名刺とか用意してなくて・・」って、なる人がほとんど。これは、弱いよ。見た目に。

「オンラインの時代ですから紙の名刺は用意してません。後ほどFacebookで申請してください!(キラン)」って、エライ人に向かって言える?言えんって・・(だいたい、エライ人ほどオンラインなんて無理で・・・おっと、誰かきた・・)

あと、絶対やめてほしいのが、家庭用のインクジェットプリンターで作ったヤツね。切り取りのミシン目とか残っていたら、もう、出さない方がマシかも。

コストダウンして、自分で安く作ろうって発想はナイスだよ。でも、その名刺はナメられる。

実は、印刷屋に出しても数百円で作れるって知ってる?
名刺専門の所もあるし、チラシ印刷の会社でもできる。

10年前だと、イラストレーターやフォトショップが使えることが必須だったけど、今は、PDF入稿が主流になった。だから、ワードやエクセルなどでも良いし、使い慣れた画像編集ソフトがあれば何でもいい。PDFデータを入稿すれば、立派な名刺が届く。

自分でデザインするなんて、難しい?

大丈夫、デザインは基本パクるのだ。
文字の大きさの配置やバランス、微妙な色使いというのは、素人には難しい。(特に余白を作るというのは、勇気がいる。)過去にもらった名刺で、カッコイイ!と感じる物や、ネットで検索しても、見本がたくさん出てくる。そういう物をベースに自分らしいフォント、ロゴを足して、オリジナルを作るといい。

名刺は、その人のイメージを決める。
デザインは自分のビジネスに合せてよく検討すること。

お堅い系でも、個性的でもイメージに合っていればOKだ。

ここで 大事なのはハッタリ。
小さな紙一枚で、勝負に勝つのだ。

名刺の厚さは180kg以上、紙の種類は、アートポスト系が安くて見栄えする。

3つ折りリーフレット

名刺と合せてもう一つオススメしたい紙ツールがある。

それは小さな三つ折りのリーレット。

うちで念珠を買ってくれたお客さんは見たことがあると思うけど、今でもこれは常時配っている。(もちろん内容は随分更新されている。)

A4サイズを3つ折りにしたものだ。

現在のうちのリーフレットはこんな感じ。

リーフ表紙

ここに、自分の思いの丈を詰め込む。
どんな想いでこの仕事を始めたのか、あなたに何を提供できるのか。

文章でも、イラストや写真でもいい。
もちろん美しさや読み易さといったデザインは大事だけど、駆け出しのころは、仕上がりよりも気持ちの熱量が需要。

ちなみに中は、こんな風になっている。

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三つ折りの両面だから6ページ。結構な情報を詰め込める。

これも、自分で作って、印刷屋さんにPDFでデータ入稿する。
折り方の基準線など、慣れないと少し複雑で不安が多いかもしれないけど、データの作り方は印刷屋さんのページに詳しく書いてあるので、めげずにやってみよう。

大きなパンフレットを作ると、印刷だけでもけっこう費用がかかる。
特殊サイズは非常に高いし、A4サイズなど定型は、実は媒体寿命が短い。

正式に媒体寿命という言葉があるかしらないけど、お客さんの手に渡ってから、捨てられるまでの期間のことだ。

なぜ、A4がすぐに死ぬかというと、整理しやすいので、他の不要書類と一緒に忘れられやすい。そして、最悪なのが、畳んだ古新聞とちょうど同じ大きさであること。

印刷屋の料金表をのぞくとよく分かると思うけど、A4って一番安いんだ。3つ折りにするとちょっと立派に見えるし、A4そのままより長生きする。けど、ベースがA4だから安い。
数百枚でも、プラス千円くらいで折り加工を頼めるので、ここはケチらず利用したい。

おわりに

印刷屋さんもいろいろだけど、僕は良くこちらを利用している。

例えば、A4チラシ、コート紙、90kg、両面フルカラーで、1000枚擦っても2千円台でできる、折り加工を入れても4千円程度だろう。

他にも有名なところはいつかあるので、直感的に見やすいところでやり方を覚えるとよい。

この、データ入稿して印刷というスキルは、かなり応用がきくので、是非できるようにしておこう。

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ハッタリの効かせ方は、次回へ続く。

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前回の記事はコチラ↓







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