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ブランディング(の表現)に成功パターンはない

Nagaoka design officeでは中小企業や小規模で活動されている方々のデザインを手がけています。理由は様々ですが、一つの理由に、差別化がしやすいということがあります。

個性があるとブランドを作りやすい

ブランディングを考える上で重要なことは「何を尖らせるか」です。その理由はこれだけ多くの情報や商品が出回っている中で特徴がなければ認識されずに埋もれてしまいます。そのためにも何が評価されてどこに特徴があるのかを慎重に探していく必要があります。

個性の表現方法

様々なブランディングをしている中で私が肌感覚的に感じることは、せっかく個性があるのに、それがどこかで見たことがある表現になっているということです。個性がわかっていても、表現自体が個性的でなければ埋もれてしまいます。なので、個性や強みがわかっていても表現までできていなければ伝わりづらくなります。

成功パターンはそれぞれ

個性的な表現をしましょうとなるとそれはそれで怖さやリスクもあり、新しすぎたりド派手すぎると受け取る側が理解できなかったり、悪目立ちしすぎてかえってブランドイメージを下げてしまったりします。
ではどれぐらいの表現が良いかは、これぐらいと決まったものはなく、その企業やブランドの雰囲気によります。
これは人間の複雑な個性と同じく、「明るい雰囲気」「思慮深い雰囲気」「クール」「やさしい」などそれぞれに個性があるように、企業やブランドにも様々に絡み合った個性が宿ります。
「これをやれば雰囲気が良いデザイン」というパターンはあったとしてもそれが必ずしもどのブランドの「成功」とはかぎりません。ブランドも人と同じでそれぞれに複雑な個性があるから面白いです。その個性が表現に落とし込まれて初めて「成功」となるのではないでしょうか。

一緒に表現方法を探る

Nagaoaka design office では長期的にお客様との関係を築かせていただき、表現方法を共に探ります。そうすることで長期的に見て表現のブレを少なくしながら強いブランドを築くことができ、関係が深まるにつれ、こんな個性もあったのかと気づきそれを表現に追加していったりすることでさらにブランドが個性的になっていきます。
ブランディングは、どうしたら良い表現ができ、それをどうしたら伝えられるかをお客様と一緒に手探りで行っていくことだと私は考えています。

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