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#59 他人から指摘されて初めて気づくこともある

今週もお疲れ様です。
ながなっつです。

自分のことは自分が一番知っている。
誰でも思いますよね。

でも、他人から指摘されたことで、初めて気づく「自分」の一面もあります。

今回は私の経験した「自分が知らない自分」について、一緒の考えてみましょう。


「とーしつとーく文字版」はラジオトークのチャンネル「とーしつとーく」がベースです。
統合失調症を抱える私・ながなっつの経験を元に、内向的で考えすぎてしまうあなたの悩みを共有。
一緒に解決策を探っていきましょう。

あなたの不安がふわっと軽くなるきっかけになりますように。


○高校~短大時代の苦い経験

「ゲームが好きだから、関係する仕事に就きたい」
初めて私が抱いた夢でした。

その夢を叶えるため、高校は工業高校に、短大もプログラミングを学ぶ学科へと入学します。

しかし、夢は叶いませんでした。

成績不振で赤点の連続。
人間関係の不和。

そして、肝となるプログラミングの授業にさえ後れを取り、サボることも多くなりました。

結果的にギリギリの成績で短大は卒業できたものの、「とにかくプログラムから離れたい」という気持ちから、就職先はプログラミングとはまったく関係ない職種を選びます。

このとき自分の中には「私はプログラミングに向いていない」という思いが強く根付きました。

○発病と事務職への転身

その後、統合失調症を発症した自分。
しばらくの療養期間を取った後、ハローワークの公共職業訓練に通いました。

ブラインドタッチの習得から始まり、最終的にはMOSのWord・Excelの資格も取得できました。

そして「この資格を活かして、事務職に就いてみたい」という気持ちが強くなったんです。
同時に「私はパソコンを操作するのが好きなのかも」という発見もありました。

○「じゃあ、事務職が向いていなかったんだ」

その後、しばらくの転職活動の末、パソコンの入力作業の仕事に就くことに。
しかし、会社独自のシステムだったため、MOSの資格は活かせませんでした。

「パソコンのスキルを活かした仕事がしたい」という思いが強くなり、転職をすることに。
そしてここから、転職を繰り返すループへとはまってしまいます。

様々な業種の事務職に就くも「何かが違う」「ここではやっていけない」と思い、転職を何度も重ねていったんです。

そしてパソコンの工場での出荷業務に転職した際、同じ仕事を行っている方にこれまでの経緯を話しました。

すると
「じゃあ、事務職が向いていなかったんだ」
という言葉が。

瞬間、体に衝撃が走りました。

今まで頑張って事務職に就いてきた自分なのに、本当は事務職が向いていないと他人から指摘され、初めて実感できたんです。

たしかに「電話・来客応対が苦手」「咄嗟の対応ができない」と、事務職に必要なスキルが苦手だったんです。

以降、事務職以外の職種を経験し、現在に至ります。

○現在の職種は

合計9回の転職を重ねた現在、結果的には事務職に就いています。
ただ「電話・来客応対はしない」という配慮をしていただいて、続けられている状態です。

指摘されてから自身の経験を振り返り「電話・来客応対が無ければ事務職がいい」という結論に達したからです。

現在の会社に転職して、ようやく半年が経ちます
時々「辛い」と思うこともありますが、無理をせずに働けている今の状態は充実しています。

他人から指摘されたことで、改めて自分を知ることができた。
この経験が無ければ、今でも転職を繰り返していたと感じています。

○まとめ:苦手なものにどう対応するか

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

他人から指摘されたことで、自分の知らない「自分」の一面を私は知ることができました。
この経験から「苦手なものにどう対応するか」が、生きていく上で大切なのだと感じます。

あなたも私のように転職を繰り返していたら、一度、他の人に自身の経緯を話してみましょう。
もしかしたら、意外な言葉が返って来るかもしれません。

返ってきた言葉を自分でどのように扱うかを判断して、これからの人生に活かしてみましょう。

それじゃあ、次回は3月24日にお会いしましょう!

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