号外3 私、引っ越します!~実践編~
今週もお疲れ様です。
ながなっつです。
前回から引き続き、今回も引越しに関する号外となります。
今回は「実践編」。
「準備編」で準備した項目を、少しずつ実践した経緯を紹介します。
少し長くなりますが「精神の障害があっても一人暮らしをしたい」という方は、ぜひご覧ください!
○前提:小さなことから少しずつ進める
これから準備したことを実践していきますが、大前提として「小さなことから少しずつ進める」ようにしましょう。
私が付き合っている統合失調症はもちろん、うつ病や双極性障害などと付き合っている方も、物事を一気に進めようとしがちです。
もちろん、スムーズに事が運べば良いですが、引越しや一人暮らしを実践していく過程では、うまくいかないことが多く発生します。
すると「うまくいかないなら、もういいや」とゼロヒャク思考で考えてしまい、引越しを止めてしまうことも……。
あらかじめ「予定通りいかないこともある」と心に留めておいて、小さなことから少しずつ進めるよう心掛けてみましょう。
○実践1:物件の見学予約をする・決める
では早速、実践編を紹介します。
最初の実践は「物件の見学予約をする・決める」です。
物件と一口で言っても、様々な管理会社が数多くの物件を紹介しています。
「どうやって決めたらいいのか分からない……」
初めて物件を決める方にとっては、最初のハードルになります。
もちろん、私もそうでした。
私の場合、次の基準で物件を選びました。
今よりも職場に近くなること
「バス・トイレ別」など絶対に譲れない設備の条件を決めること
家賃の上限を設定すること
特に「3:家賃の上限を設定すること」は今後支払い続けるお金に関わってくるので、どうしても決められないという方は、家賃の上限だけでも決めて物件サイトで検索してみましょう。
ちなみに家賃は、その地域の相場もありますが「手取り収入の30%」が1つの基準となります。
まずは、自分が支払える家賃の上限を把握しましょう。
物件に目星をつけたら、実際に見学(内見)をします。
見学日はこちらの都合に管理会社が合わせてくれることが多いです。
ただ、水曜日が休みという管理会社が多いので注意しましょう。
また見学の際には、簡単なチェックリストを作っておくと便利です。
前回の号外でも載せた「一人暮らし費用」のエクセルファイルには「内見チェックリスト」というタブを作ってあります。
見学時に必要な確認項目をまとめてあるので、ぜひ内見の際に使用してみてください。
見学をしてみて「ここがいいかも!」と納得したら、その場で決めても大丈夫です。
決定後「部屋を貸し出してもいいか」という審査がありますが、私の場合は翌日には審査合格の知らせがきました。
ただ、その後の「契約書類」が出来上がるまでは1週間以上かかったので、部屋を決める際は余裕を持たせたスケジュールを組むと安心です。
○実践2:必要な物を少しずつ買っていく
実践の第2段階は「必要な物を少しずつ買っていく」です。
物件や引越し日が確定したら、必要な物を少しずつ買っていきましょう。
先ほどのエクセルファイルにある「購入場所」のタブには、私が実際に購入を決めた品目とお店を入力してあります。
もちろん、今の家の近くにエクセルファイルのお店が無い場合は、入力し直しても大丈夫です。
そしてここでも「少しずつ」というのがポイント。
一気に買うと置く場所に困るだけでなく、引越し時の荷物の多さにも影響が出ます。
そのため必要な物を買う際は、買う順番に気をつけましょう。
○実践3:担当医に報告する・転院先を決める
実践の第3段階は「担当医に報告する・転院先を決める」です。
精神の障害がある方にとって、もっとも大切な項目になります。
物件や引越し日が決まったら、なるべく早いうちに現在の担当医に報告しましょう。
もちろん、物件を決める以前から「引越しを予定している」と話せていれば、なおOKです。
担当医に引越しのことを話すと、必ず「紹介状」を書いてもらうことになります。
ただ、「紹介状」は転院先を決めてからでないと担当医も書けないので、転院先の目星は部屋が決まったのと同じぐらいの時期に決めるのがベストです。
また、転院先が完全予約制の場合、診察可能時期が1ヵ月以上先になることもあるので注意しましょう。
○実践4:家電を買う
実践の第4段階は「家電を買う」です。
部屋が決まってスペースの確認が取れたら、引越しの大物である家電を購入しましょう。
洗濯機に冷蔵庫、そして電子レンジ。
この3つが最低でも購入したい大型家電です。
家電の購入場所は、現在の自宅や引越し先の自宅から近い家電量販店がベストです。
規模の大きな家電量販店なら配送料や設置料金が無料の場合もあるからです。
また、一人暮らしに適した洗濯機や冷蔵庫のサイズ目安としては
洗濯機:4.5~6kg
冷蔵庫:130~200L
が挙げられます。
ただし「まとめて洗う・こまめに洗う」「外食中心・自炊中心」という場合によって、適したサイズは異なります。
あなた自身の生活スタイルに合わせて、大型家電は選ぶようにしましょう。
○実践5:荷物を梱包する
実践の第5段階は「荷物を梱包する」です。
ここまできたら、あと少し!
いよいよ荷物の梱包に入ります。
ここでポイントなのが「引越し業者を利用するか・しないか」です。
引越し先が現在の自宅から遠い場合は、引越し業者を利用する必要があるので、引越し日が決まった段階で予約を入れましょう。
その際、引越し業者から段ボールなどの梱包材を借りられることが多いので、自費で段ボールを購入することはほぼありません。
引越し日までに梱包材に荷物を詰めましょう。
引越し先が自宅から比較的近い場合は、引越し業者を利用しない方が安上がりになります。
ただ、その場合、段ボールなどは自分で用意する必要があります。
通販サイトで「引越し段ボールセット」を購入する方法もありますが、ホームセンターが近所にある場合は、そこで段ボールやガムテープを購入した方が安く済む場合も。
荷物の量に合わせて、段ボールの数を決めましょう。
○実践6:必要な書類を用意する
実践の最後の段階は「必要な書類を用意する」です。
最後ですが、最大の難所でもあります。
引越しの際には「引越し前に必要な提出書類」と「引越し後に必要な提出書類」があります。
特に「引越し前に必要な提出書類」を揃えてないと、引越し先の役所での手続きがうまく運ばないことも。
そうならないためにも、不安があったら引越し前に役所で、十分に提出書類の確認をしておきましょう。
また車を持っている方は、併せて引越し先の管轄警察署や「自動車検査協会」などに提出する書類も必要です。
事前にアパートの管理会社からいただかないといけない書類もあるので、忘れずに用意しましょう。
「自分にはどんな書類が必要か」の目安として「くらしのてつづき by Graffer(グラファー)」というサイトが役立ちます。
結果はLINEのKeepリストに送ることもできるのでおすすめです。
○まとめ:計画的に進めよう
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
今回は号外として「引越し実践編」について書きました。
私も正直なところ
「目星をつけていたアパートが別の方に決まるのではないか」
「契約書類ができないけど、大丈夫なのだろうか」
と不安になることがありました。
結果的に取り越し苦労でしたが、時間にも心にも余裕を持つためにも、しっかり準備をして計画的に実践していきましょう。
それじゃあ、次回も引き続き号外として「当日とその後編」を投稿します。
12月10日にお会いしましょう!
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