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生き様を食事で表現せよ!


「普段どんなものを食べているのですか?」「あなたの食スタイル教えてください」

いつもはハイパフォーマー方にインタビューする際に聞くことだ。あなただったら何と答えるだろうか。


こんにちは、えいよう未来のながいかよです。『仕事で圧倒的な成果を残すハイパフォーマーが実践する飲食の技術』という本を書いています。




先日、ベジタリアンを実践する方に話を伺った。彼は40代で、会社員として仕事を続けながらも空いた時間を使ってシェフをしている。もちろん提供するのはベジタリアン向けの料理である。


先日書いた乳腺外科医と同様、自身が実践する食事法を周りにも提唱するカリスマタイプだ。


彼自身、体質改善をしようと決意し、ベジタリアンに行きついた。体調も良くなって、健診結果も改善したという。実践していくくうちに彼流の理論に行きついていて、ベジタリアンを楽しく実践している。

彼はきっと将来その食事法について本を書くだろうと思うので、ここで彼のメソッドを伝えることは控えたいと思うが、継続できるコツをうまくとらえていたのでそこを共有したい。


ベジタリアンやヴィーガン、マクロビオティックなど食事法をやってみたけどやめてしまったという話もよく聞く。

体調が良くならなかったからという場合もあるし、そもそも誰かに聞いてやってみただけだったという場合もある。多くの場合は後者で、だからこそ自分事に落とし込めずに結果、体調が良くならないというところに至る。


つまり、自分事に落とし込んで、独自の理論を生み出した人は、いい結果を得ようと脳が働くため、いい結果を引き起こす。


誤解を恐れずに言うならば、その食事法に正解不正解があるのではなく、やっている本人の考え次第で成功することも、失敗することもある。


ヴィーガンに変えてよくなったという人もいれば、よくなかったという人もいる。1日1食にしていい結果を得た人もいればよくない結果を得た人もいる。そこには本人の「これはうまくいく」というそもそも持っている答えが違う。『根拠のない自信』と言ったりするのはこのことだろう。


カリスマタイプは、自分がまずやってみて、よかったこと、こうすればうまくいくということも含めて独自理論を生み出し、提唱しようというマインドがあるので始める時点で「自分のためでもあるし、人のためでもある」という概念を持っている。

失敗したとしてもそれがコンテンツになるのだ。だからすべてうまくいくと決めている。

だからどんどん挑戦するし、失敗を恐れないし、なんなら失敗したら喜んでいるほど。最強である。


あなたは、誰もが憧れるハイパフォーマーだ。あるとき、取材を受けることになった。みんながあなたに憧れている。あなたの考え方を知りたいと思っている。取材の中で食事についてのインタビューがあった。「普段どんなものを食べているのですか?」「あなたの食スタイル教えてください」あなたはなんと答えるだろうか?

そこには人の生き方が表れている。その答えが「GACKTがやっているから」とか「Youtube大学で紹介されていたから」という答えではないことを期待したい。



人は「なぜそれを始めたのか」に興味をもつ

とはいえ、きっかけはきっと先にも挙げたように有名人の方法に興味を持ったということもあるだろう。

きっかけがそれであったとしても、独自理論としてまとめておこう。いつかインタビューを受けることを想定して。


先日、南雲吉則氏と毎週木曜日に配信しているclubhouse栄養外来に特別ゲストが参加してくれた。

Youtubeで登録者数11万人越え『栄養チャンネル信長』を運営する吉冨信長氏だ。

彼はYoutubeで栄養についての動画を配信し、圧倒的な影響力を持っている。その彼が栄養に興味を持ったのがほかでもない南雲氏だったとのこと。

今週clubhouseで共演していただくため、吉冨氏に南雲氏へ聞きたいことはなにかあるかと尋ねてみた。

豊富な知識を持ち合わせ、その知識の幅も広く網羅されているように思う吉冨氏が、聞きたいこと、知りたいことはなんなのかにわたしは関心を持ったのだ。


その回答が「南雲先生が食事が大事だと思ったきっかけはなんだったのか」ということであった。知識やメソッドは人の関心を引くものであるが、その人を深く知りたい、と思う興味は「なぜそこに至ったのか」という原点にあるのだ。



影響を与える独自メソッドの作り方

影響力のあるハイパフォーマーたちは、独自の理論を持っている。「オレ流」なのだ。以下①~④まで紙に書きだしてまとめてみてほしい。

①本当のきっかけ
②その食事法に共感した点、自分自身の健康面での課題
③実践していくうえでの困難、乗り越え方、回避方法
④社会問題との関連

わたしがインタビューしたハイパフォーマーたちは③までは必ず答えを持っている。

さらに自身の取り組みを周りにも提唱しようとするカリスマたちは④にまで言及している。

詳細を述べていきたい。

①本当のきっかけ

これは先にも述べた「GACKTが言っていたから」「憧れの〇〇が紹介していたから」で構わない。そのきっかけ、つまり様々溢れている方法の中で自分がそれをキャッチしたというところに本質がある。ここは正直に素直に書こう。大物になったときほど、ここに人間らしさが垣間見えてファンの心をつかむことにもなる。

・その食事法はどこで知ったのか?

・だれがその食事法を話していたのか?

・どんな本、論文に興味を持ったのか?

例)本で読んだ/誰かが実践しているというのを聞いた

有名人でなくとも、身近な人が実践していることがきっかけであることも多い。糖質制限を始めた40代の女性は、友人の女性と久しぶりに再会した。その時の友人が痩せて美しくなっていた。まぶしく映る友人の姿に影響されて何をしているのかを聞くと糖質制限をしているという。具体的にどんな風に何を制限していったのかを聞き、取り組みを始めた。

この友人はカリスマタイプ。そこにいるだけで人に影響を与えるのだ。


②その食事法に共感した点、自分自身の健康面での課題

おそらく関心のもとは、もともと自分の中に問題や課題意識があったからであることがほとんどである。顕在化していなかったとしても何となく「最近不調が続いている」「生活環境が変わって一晩寝ただけではリカバリーできなくなってきた」などなにかしら感じることがあった上で、情報をキャッチした結果、「この食事法を実践してみよう」と行動に移せたのであろうと思う。


先の女性の話であれば、同年代の身近なごく普通と思っていた女性がある日強烈なオーラを放って現れた。自分もそんな風になりたい、理想の自分像と、現状の自分とのギャップがここに具体化される

・最近太ってきた

・午後の仕事の集中力が持たない

・朝起きるのがすごく辛くなってきた

・イライラすることが増えた

・攻撃的/高圧的になってしまう

・悩み落ち込むことが多くなってきた

一度自分の体をみつめて、ここ最近不調を感じる場面を思い出して書き出してほしい。ここに自分が「このままじゃいやだ」と思う気持ちが強ければ強いほど行動に移しやすく、継続できる原動力になる。

さらに、将来あなたの思考を学びたいという人からの共感を得られるのがここの部分だ。


③実践していくうえでの困難、乗り越え方、回避方法

ここで本来は「では具体的にどんな食事法を実践しているのか」になってくると思う。もちろんそれも書き出してほしい。

ただし、ここは将来どんどん軌道修正していく部分になる。今やっている食事の語尾に”→”をつけ、どんどんバージョンアップをしていってほしい。

方法は一つではないし、自分に合うこと合わないことが出てくる。それをこうすればできる、これは必要ないから削除、という風にカスタマイズしていこうとすることが重要だ。

「ヴィーガンをやってみたけどやめた」という人は、おそらくまじめな人だ。

「バージョンアップしながら自分流に染めていこう」という柔軟な考えに至らず、「言われたことをきっちりやらなくてはいけない」とゼロか百か、白か黒かと考えてしまいがちな人に多い。

食事に正解はないし、一生自分の生活に欠かせないもの。それをガチガチの「べき」で固めてしまっては、からだは健康になったとしてもストレスがたまるという思考や気持ちが健康に向いていかない。

食事はいつも「心地いい」ことが大切である。

そういうガチガチになったことがあるのであれば、それもまたコンテンツになる。ここからまた、紙に書き出してやめてしまった要因に「100%実践しないといけないと思った」と記し、ここからまたできることはなにか、を書き出していこう。

③を繰り返し1年、2年とバージョンアップすることで、どんどん自分流が出来上がっていく。2年もすればストレスなんてなく、むしろ体質の変化が楽しくなったり、出張や転勤、家族構成の変化などライフスタイルの変化に合わせても柔軟に対応できるようになっているだろう。


④社会問題との関連

ここは、プラスαの部分ではある。影響力を持つ人たちはみな、ここに言及している。最近であれば環境問題との関連でヴィーガンを実践する人たちも多い。

南雲氏は自身が取り組んだ食事から食事で体が変わることを体感し、さらに専門分野である乳がんの要因に食生活が関与すること、さらに乳がんの罹患率が20年前にくらべて2倍、3倍と増えていることから『がんの罹患率を半減させる』ということをビジョンに掲げ「命の食事」を提唱している。

この実践+社会問題が大きく人の心を揺さぶり、自分もやってみよう、大切な人のために実践してみようと拡散力につながるのだ。


食事はその人の生き様をあらわす。その所以はこうしてビジョンと食事が重なるからだ。あなたのビジョンはなんだろうか?

ぜひ言語化してもらいたい。



kindleがキャンペーン中で今ならこの価格らしい。著者本人は全く知らなかったのだが。


公式LINEアカウントを作ってみた。今日の記事にある手順であなた独自の食事メソッドを構築していただくためだ。

さらに、「こんな時何を食べたらいいか?」など普段の食に対する困りごとを相談できるようにもなっている。

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食事法は溢れている。「なにが正解か」に意識が向くと混乱するばかり。健康になるために始めたはずなのに、気付いたらその知識や情報を得ることが目的になり、普段の食事を楽しめずにいたり、食べることに罪悪感を感じてしまうようになる。

そんな人を栄養指導でたくさん見てきた。

わたしは食で人を健康にしたい、幸せにしたいと思って栄養士になった。私にとって食事アドバイスや栄養指導はもちろん仕事ではあるけれど、それ以前に生き方でもある。だから迷っている人がいたらどんどんアドバイスしたいと思っている。


だれあの食事法をまねしている段階では、次々新しい食事法が目にとびこんでくるだろう。書籍でも次から次へと出てくる。わたしも本を出したいとなったとき「ダイエット本はいつの時代もウケる」そう言われた。

わたしにはそれが理解できる、また疑問でもある。

こんなに星の数ほどの食事法があるのに、食事の悩みを抱えている人は減らない。増える一方である。

食事を変えようと思ったら、誰かのまねや本に書いてあることの何が正しいのかと迷ったら。ぜひ次はあなた独自の食事法を確立していくことに意識を向けてほしい。

そうすることであなた自身がさらに輝き、周りの人を救うことにだってなりえるのだ。


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