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ハイパフォーマーはなにを食べているか

食事を摂る意味はなんだろうか。

栄養指導をしているわたしにとって、いつも考えていることだ。

タイトル通り、仕事で圧倒的な成果を残しているクライアント方は「食事はパフォーマンスを最大限に引き出すためのスキル」として捉えてそれを実践しているということ。

何を食べるか、いつ食べるか、そしてつい食べ過ぎたり、付き合いで飲みすぎたときに次の日に引きずらないために行う対処法もしっかり持っている。

不思議で仕方がなかった。いくつもプロジェクトや仕事を抱えて、いつ寝ているんだろうと思うくらい夜中まで仕事している人が、次の日(しかも誰よりも早く)朝起きてルーティンをこなしている。



こんにちは、えいよう未来のながいかよです。『仕事で圧倒的な成果を残すハイパフォーマーが実践する飲食の技術』という本を書いています。こうしたハイパフォーマーたちの食習慣って気になりませんか?わたしはとてもとても気になったのでハイパフォーマーにインタビューをして1冊の本にまとめました。


共通しているのは調整力

最近では副業、パラレルワーカーなども増えてきた。会社員としてウィークデイは働きながらも週末に別の仕事をしている。仕事ばっかりでプライベートを棒に振っているのかと思いきや、ゴルフやサーフィン、キャンプなど思いっきり遊んでいる。

なぜだ。なぜそんなに時間を最大限楽しめているのだろう。共通して言えるのは「体が資本である」ということを誰よりも理解し、そのための調整力がずば抜けている。

食事に関しても不要な部分は徹底的にそぎ落とし、手間や時間についてかけるべきところとかけないところを振り分けている。

例えば、料理ができない、苦手、自分のやるべきことではない、と考えている人は誰かに作ってもらうということを決めている。一切外食主義、家族が協力してくれる場合もあるし、代行やお抱えシェフに頼んでいることもある。

会社であれば、自社にシェフや栄養士を雇用して昼食を用意し、自身だけではなく従業員の健康も維持している社長も多い。

外科医の食事術

反対に、料理が好きであったり、クリエイティブワークの一つとして料理することを日常としている人もいる。自分が食べたいもの(もちろんパフォーマンスを上げるために)を作ることができるから結果効率もいい。中にはそれをメソッド化し発信するハイパフォーマーもいる。

その一人が、南雲吉則氏である。ナグモクリニック総院長の南雲吉則氏は、乳腺外科医でありながら食事についての書籍を多数出版されている。



南雲氏は38歳のころ、かなりのストレスで暴飲暴食が続き、体重増加や日中集中力が切れるなど仕事に支障をきたすほどだったこともあり、体質改善に時間を費やした。様々な食事法を試した末、空腹にして胃腸を休めるということに行きついた。一日一食にすることで集中力も回復し、体重もメタボを解消、そして若返った。実際南雲氏の講演で当時の写真を披露されているのだが、別人かと思うくらいである。


集中力を高めて、最大限のパフォーマンスが発揮させるために食習慣を変えたことを多くの人に伝えたいと書籍にし、最近は、がんを半減させる食事について「命の食事」を提唱している。


食事を作ったり、作るところを披露したりレシピ本も多く出版されている。

↑こちらのレシピ本ではわたしもレシピ・料理制作で関わらせていただいた。

クリエイティブで、自分の健康や仕事の質を高めるための食事の習慣をコンテンツにまでしたのである。

最近はclubhouseで毎週木曜日19時から南雲氏とclubhouse栄養外来と題してroomを開いている。南雲氏のストイックな考えと、人間らしい一面が垣間見えて、わたしも楽しみの時間のひとつ。

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写真は命の食事講演会@六本木蔦屋書店


食事法に正解があるわけではない

食事法や何を食べる、どう食べるについては、これという正解がないものだと思っている。ただ、ハイパフォーマー方に食事術について話を伺うと、そこに必ず「生き方」が込められている。



このマガジンでは、その食事法そのものを「これがいいよ」ということにとどまらず、それに至ったハイパフォーマーの考えや生き方に触れ、食事という行為を通じて持たれているマインドを知り、エッセンスを取り入れていけるような場にしたい。


食事という具体的な行動を、より抽象度を高くして、方法そのものを鵜呑みにするのではなくあり方をまねできるようにしたいと思っている。


食事は毎日当たり前に行う行為だからこそ、その人のこだわりが詰まっている。考え方、くせ、家族構成や経済状況なども見えるものだと感じている。見えないものを食事という可視化できるものに映し出されていることを自覚し、本来の自分を映し出す鏡にしていきたい。


パフォーマンスは仕事で上げられる。食事を仕事効率化の重要スキルとして意識してみよう。




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