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「晴れの日も雨の日も」 #123 凹んだ時

私は「独立後のリアル」というポッドキャストのヘビーリスナーだ。
「人生を本気で変えたい人のコーチをやってきた」はっしーさんとけいこさんの番組で、何度か拙noteの記事にもした。

上記では、はっしーさんがヘコんでいたという話があった。
「ヘコんだ時にどうするか」ってオモロイテーマでは?とお二人にリクエストしたのだが、人に言う前に自分でも記事にしてみようと思い立った。


のっけからなんだが、私は鋼鉄のメンタルを持っている方だと思う。
会社辞めたろか、と思ったことは何度もあるが、死にたいと思ったことは幸いにして61年間一度もない。

そんな鈍感な私でもヘコむことはあるし、ヘコむとフツーにツライ。
実は2022年も結構マイッタなーということがいくつかあった。
ひとつは起きた事実の解釈をやり直して、そこから脱出できた。
もうひとつは長い間グズグズモヤモヤ引きずっていたが、年の終盤に一粒万倍日とか天赦日という暦の佳日を活用して、なんとか手放して2023年を迎えることができた。


ヘコんでいる人に「いつまでヘコんでんねん、ええ加減立ち直らんかい」と口で言うのは簡単だが、そんな簡単にファイトオーバーできれば苦労はしない。
かといって、ヘコんでいる自分をごまかしたり、直視しないようにしたって、イキイキと自分らしく生きることにはつながらない。
長ーい時間をかけて、傷口が自然治癒するのを待つ、という手もなくはないし、事と次第によってはそうするしかないこともある。


コーチとしては、ヘコんだクライアントには、徹底的に相手に寄り添う姿勢がまず1丁目1番地だ。
それは、私の心が120%相手に向き合い・寄り添い・受け入れることを示す。そうして相手のヘコんでる話を丁寧に聞いてあげたい。
根掘り葉掘り聞くのではない。相手が自然に自ら話したくなるまで辛抱強く待つ。
そういう過程を通して、相手がヘコんでいる自分やヘコむに至った出来事・経緯と向き合えればいい。ヘコむほどの重大事なのだから、なかなか一人ではそこに向き合うのはしんどいこともあるだろう。そういう時に、ながいコーチが一緒だから向き合えたということになれたらとっても嬉しい。

そこからどんな話になるかはもちろんやってみないとわからないが、ひとつ大事なことは、事実は変えられないが解釈は変えれるということだ。
ヘコむにはヘコむだけの原因があるのだが、ヘコんでいるという今の状態は、心のbeingだ。それは、事実そのものではなく、その事実の解釈の仕方が今の状態を招いているということを指す。

全然違う視点から、たとえば宇宙人になったつもりでその事実を眺めてみれば、今とは全く異なる解釈ができないか。

そんなことができれば、憑き物が落ちたように、心のあり方が変わってくる。心のあり方が変われば、あんなに自分を苦しめていたその事実が、もうどうでもいいように映ったりする。めちゃめちゃ大事件だと思っていたことが、実は自分が勝手に「大」事件に仕立て上げているだけで、その視点を手放せば、全然「大」事件なんかではない、ということは往々にしてある。

ヘコんだ時に、その状態から脱出するためにやっきになると、どう乗り越えるか、どう原因を解決するか、というようなことに関心が行きがちだ。
それが間違っているとは言わないが、よくよく話をしてみれば、答えはもっといろいろあるのではないか。
あるいは洗いざらい誰かに話をしたらそれでスッキリ、なんてことだってありそうだ。
上記の自然治癒を待つのだって、ただただじっと我慢するのと自らそういう方向を選択するのとでは景色が異なってくる。

へっぽこコーチだが、ヘコんだ人の力になれたらとっても嬉しく思う。

♬さざんか さざんか 咲いた道♬ 凹んだ時はキレイな花を見よう❣

今日も最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました♬ 長井 克之
コーチングのご相談などご連絡等はこちらに→nagaib61s83@gmail.com

<予告>
#124 娘へ
#125 目線はダイジョーブ?
#126 長井家激動の2022年。こんな年ある〜〜?

(続く)

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