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⭐️ビタミンC健康法②⭐️

生命のはじまり、25-35億年前の地球に想いを馳せてみましょう。

今より温度も湿度も高く、酸素はほとんど存在せず、 熱い海の中には数百年間の自然の科学実験で生じた物質が含まれていました。
その中に生命の前駆体となる「巨大分子」があり、自己複製能力を持つようになりました。
それは「巨大分子」をつつむ膜を獲得し単細胞生物となります。
さらに多細胞生物となり原子生物にまで進化するためには、 よりたくさんの化学反応を起こし、エネルギー産生能力を高める必要性が生じるなど様々な課題がありました。

その時、生命は多彩な作用をもつビタミンCを体内に取り込むことにより進化の過程での困難を解決します。

つまりビタミンCは進化の起爆剤となったのです。

生命は進化の初期段階でビタミンC産生能力を獲得したので、 自然界の単純な植物や動物にもビタミンCは含まれています。
その後、生物が陸上で生活するようになると、放射線や紫外線、酸素による毒、過酷な環境によるストレスが生じますが、生命がビタミンCを使い適応してゆきます。

哺乳類は肝臓でビタミンCを作っていました。
しかし突然変異によりビタミンCを作る酵素が欠損したサルがたまたま進化を遂げ私たちの先祖となったことにより、人類はビタミンCを作ることができなくなりました。

生物でビタミンCを合成できないのは人間とサル、こうもり、モルモットとされていますが、 モルモットに餌でビタミンCを餌で与えないと2週間で死んでしまいます。
人間も同様でビタミンCなしでは長期間生存できないので、積極的に摂る必要があるのです。

幸い原始時代の人間は亜熱帯で、ビタミンCを含む新鮮な植物や昆虫が周囲にあり補うことができました。
しかし、文明の進化し都市化すると状況は一変します。
ストレスや有害物質も増え、人間に必要なビタミンCの量が増えて食事では補うことができなくなってしまうのです。
その結果、壊血病になる人が増え、冬から春にかけてビタミンCの含有量の多い穀物が減ることから感染力が低下し、風邪が流行るという現象が起こるようになりました。
さらに、人間はビタミンCを同定し大量生産できるようなると、今度は様々な病気をビタミンCで治療しようします。
ビタミンCは少量投与でよいという偏見がありましたが、大量投与により様々な治療効果があることが分かってきました。

ビタミンC大量投与は今再び見直されています。
風邪は万病のもとです。
その他にもたくさんの感染症があります。

ウイルスや細菌ごとにワクチンを作っていては、いったい1年に何本のワクチンを打たなければいけないのでしょうか。
病気ごとに薬を作らなければならないような治療法には限界があるのではないでしょうか。
そこには、治療に薬を使うという概念を捨てて、栄養や食事で治療するという概念が必要なのではないでしょうか。
文献によると、老化するほどビタミンCが欠乏状態にあることがわかっています。
年齢とともにビタミンを補ってあげることが大事です。

ご参考になれば幸いです。

※写真はビーガンタルト専門店 「ソータルト」表参道のケーキです。とても美味しそうです。



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