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まったりととのうDAY inニセコ〜北海道ワーケーション日記②〜

北海道でワーケーションをした時の旅行記です。
本記事はDAY2。

開放感のある空間でゆったり朝ごはん

今回の北海道旅行における目的の一つに、羊蹄山への登山があった。
旅程の2日目か3日目を羊蹄山へ登る日と予定し、どちらか天気が良い日に登ろうと考えていた。
2日目は雨予報だったので、この日は心ゆくまでまったり過ごすことにした。

アラームをかけずに気の向くままに寝て、起きたらホテルのバイキングで朝食を頂く。
AM9時頃と、朝食のピークタイムを過ぎていたからか、広い朝食会場には2人ほどしかいらっしゃらない。
窓際で緑を眺めながら優雅に朝食を頂く。幸せ。

空は厚い雲で覆われていても、緑が美しい

まったりDAYとは決めたものの、それでも行きたいところは追求したい癖が出て、今日は何をしようかと考える。

ニセコ駅前に素晴らしいサウナ付き温泉施設があることを、前日に「サウナイキタイ」で見つけて以来、何が何でもサウナに行くことは決めていた。

車が運転できないため、ニセコ駅までは電車移動。
朝食を食べている時点でAM9:00。最も近い時刻の電車は9:50。
ホテルから駅までは徒歩20分ほどなので、急いで身支度をすれば電車に間に合うけれど、今日はなるべくバタバタしたくない。
次の12:35発の電車でニセコ駅へ向かうことにした。

居心地の良いカフェでひと作業

電車までは時間があるので、倶知安駅周辺のカフェでのんびり作業でもすることにする。
「MOUNTAIN KIOSK COFFEE」という素敵なカフェを見つけ、吸い込まれるように入店。

MOUNTAIN KIOSK COFFEEの外観。外のベンチも気持ちよさそう。

開放感があり、木のぬくもりを感じられる居心地の良い店内。

ドアを開けて右手には物販コーナーがあり、かわいいオリジナルタンブラーなどが並んでいる。
まだ旅の2日目。家を出た時点で、既にスーツケースの荷物はパンパンだったので、グッズを買いたい気持ちをぐっと抑えてレジへ向かう。

かわいいオリジナルグッズが出迎えてくれる

コーヒーを飲むつもりで入店したが、季節限定でラベンダーレモンスカッシュがあることに気づく。
逡巡した後にラベンダーレモンスカッシュとクラシックチーズケーキを注文。

店内中央のテーブルに腰掛ける。
テーブル中央に白樺があったり、木が飾ってあったりと、自然を感じられるディスプレイが心地よい。

ラベンダーレモンスカッシュは、ひとくち飲むとラベンダーの爽やかな香りが鼻孔を通り抜けていく。さっぱりしていて初夏にぴったりの飲み口。

クラシックチーズケーキは、口に入れるとほろほろとろける食感。味も濃厚で美味しい。一気に食べてしまうのが勿体なくて、1時間ほどかけてちびちびと頂いた。

テーブルには電源があり、快適にPC作業をすることができた。

ラベンダーレモンスカッシュのレモンの輪切りも食べられる

古き良き喫茶店で味わうカレー

電車に乗ってニセコ駅へ到着。
着いて早々だが、ランチを頂くため駅舎にある「茶房 ヌプリへ」と入る。

奥からひとつ手前の席に腰掛け、カレーセットを注文。

水を飲んで一息。こちらもまた居心地の良いお店である。
窓際には観葉植物が飾られ、壁にはアンティークな掛け時計がたくさん。
ふと足元を見ると、テーブルには古い足踏みミシンが利用されていることに気づく。
そういえば、祖母の家にはこのタイプのミシンがあったなあ、とノスタルジックな思いに浸りながらカレーを待つ。

カレーはまろやかで濃厚。
デミグラスソースがベースだからか、しっかりとスパイスの風味を感じられるのにまろやか。

カレーセット。お野菜も美味しい。

カレーを食べながら店内をぼーっと眺めていると、掛け時計の時刻がすべて2:45頃を指していることに気づく。
現在時刻は、まだ13時ごろのはず。

食後のコーヒーを運んできてくれたお店のお姉さんに、時計が指す時刻について尋ねてみた。

東日本大震災があって以来、地震発生時刻の午後2時46分にあわせて、前のオーナーさんがあえて止めたのだそうだ。

2時46分を指す時計たち

サウナでととのいの境地へ

ランチを終えて、駅前の「ニセコ駅前温泉 綺羅乃湯」へ。

下調べによると、フィンランドサウナでセルフロウリュあり。
お風呂は洋風と和風があり、日替わりで男女入れ替えとのこと。
その日の女湯は洋風風呂だった。

綺羅乃湯の外観。写真で見ると、けっこうな雨が降っていたことが分かる

身を清めて内湯で身体をあたため、いざサウナへと向かう。

ふと、サウナ室の外の張り紙を見やると、「本日のアロマ」と、ロウリュ用のアロマ水に用いているアロマの説明がある。
本日のアロマは「パウダーウェーブ」。
スノーリゾートとして有名なニセコらしい名前のアロマだ。
地元産のニセコトドマツから精製したアロマが用いられているとのこと。これは気分高まる。

サウナ室に入ってすぐ、セルフロウリュ用のバケツが足元にあることを確認。
先客がいらっしゃったので、セルフロウリュはせずに様子を伺う。
温度・湿度ともにしっかりあるので、すぐに汗をかきはじめる。
5分ほど経ち、先客の方が退室。

ロウリュしなくても十分に発汗はしていたが、どうしても1セット目からオリジナルアロマを堪能したい・・。

アロマ水をサウナストーンにひとかけ。

じゅわっ・・と心地よい音とともに、爽やかな香りがサウナ室を満たしていく。
この爽やかな香りの正体は一体なんだろう・・
「パウダーウェーブ」というブレンドオイルの名前は見てきたが一体・・

サウナ室を後にし、水風呂へ。
水風呂は、蛇口から水がこんこんと注がれている。
羽衣をつくりたかったので、蛇口をそっとひねり、身体を冷やしていく。

露天スペースの奥には、ととのい椅子が5脚ほど置かれている。
そのうちの1つの王様椅子に腰掛け、目を瞑る。

ととのった・・。

当時は小雨が降っていたが、身体がぽかぽかとしていて、雨や風が心地よい。

2セット目以降は、サウナ室には他に誰もいらっしゃらず、サウナ・水風呂・外気浴を思う存分に堪能した。

入浴料はサウナを含めて500円。
コスパいいよね、とかそういう次元じゃない。
たとえ1,000円だろうと2,000円だろうと幾らだろうと、サウナも水風呂も外気浴もめっちゃええやん!と、〆の温泉につかりながら思った。

ちなみに、パウダーウェーブの爽やかな香りの正体は、柚子やペパーミント、ラベンダーだったようだ。
サウナ2セット目の前に、もう一度サウナ室の外の張り紙をくまなく読み、「ははーんなるほど、あの爽やかな香りはそういうことだったのね」と一人納得した。施設内の売店でこのアロマオイルを買えるらしいことも分かり、買って帰ろうと即座に決めた。

しかし、何の香りを買うかは、なかなか決まらなかった。
「気に入ったからパウダーウェーブにしようか。いや、今日パウダーウェーブは堪能したから、逆に違う香りにすべきか」と問答を繰り返す。
結果的に、「ONSEN SPA」というヒノキがブレンドされているオイルにした。こちらもほっと落ち着ける良い香りである。
「HIKOBAYU」というブランドだそう。

お風呂を出て、施設内にあるパンとスイーツのお店に立ち寄り、ソフトクリームを購入。お風呂後のソフトクリームで幸せに拍車をかける。

濃厚で美味しいソフトクリーム

食いしん坊万歳

17:56ニセコ発の電車で倶知安駅へと戻る。
やはり今日もホテルに戻る前に、駅の近くで晩ごはんを食べようと考える。

昨日の夕食はお寿司だったから、今日は洋のものが食べたいと考えて、イタリアンのお店に行くことに。

駅から歩いて10分弱の「ブル・チェーロ」へ入店。
おすすめメニューからオリーブ、チーズのピザ、ベーコンと道産大豆のトマト煮、白ワインを注文。

ブル・チェーロさんの外観

グランドメニューにあった温野菜サラダも美味しそうだったが、メニューの写真を見るに量が多そうである。
店主さんに温野菜サラダのサイズ感を尋ねると、「2人くらいで取り分けていただくことが多いです」とのこと。
少し考えるふりをして「温野菜サラダもお願いします」と注文。
私が食べ切れるか店主さんは若干心配してくれたようだが、なにしろ私は食いしん坊なのであった。

オリーブやチーズのピザはワインにぴったりだし、ベーコンと道産大豆のトマト煮はしっかりとトマトの味が染み込んでいて美味しい。

そして温野菜サラダが運ばれてくる。
スキレットで提供され、見た目にも楽しい。
しっかりと加熱された野菜たちは、甘みと旨みが引き出されている。
「頼んで正解だったぞ、私!」と脳内で語りかけながらむしゃむしゃ頂く。さっぱりしているので、すいすいお箸が進む。

甘くて美味しい温野菜サラダ

一通り食べ終わったが、なんとなくパスタも食べたい。
「チーズのピザを食べたから、今日はいいんじゃない?」というヘルシー志向な私と、「明日は羊蹄山に登るんだよ。にんにくのパスタ、がつんと食べたいじゃん!」という食いしん坊な私が競った結果、気づいたら「にんにくとアンチョビのオイルパスタください」と注文していた。

私が温野菜サラダをぺろりと平らげた様子を見ていたからか、今度は店主さんも心配することなく「はい」とすんなり注文を取って厨房に去っていった。

にんにくの香ばしいパスタを頂きながら店内を見渡すと、一角には日ハムのグッズが飾ってある。いや、正確に言うと日ハムのグッズが飾ってあることには気づいていたのだが、よくよく見ると、そのコーナーがライトアップされている。
好きなものに全力で愛を注ぐ店主さんの気持ち、わかる。そのスタイル好きだなあと思いながらパスタを完食。

左奥が日ハムグッズコーナー。パスタも非常に美味しかった。

お会計の際には、店主さんがニッと笑いながら「食べましたね!」と声をかけてくださった。
ほっこり幸せな気持ちになり、お店を後にした。

翌日は羊蹄山。
帰り道のイオンで、翌日の朝ごはんと山頂で食べるお昼ごはんを調達して、ホテルへと戻る。
予定通り朝5時に起きれますように、と念じながら就寝。


利用した交通機関

12:35 倶知安駅 → 12:50 ニセコ駅(電車)
17:56 ニセコ駅 → 18:13 倶知安駅(電車)

お世話になった場所

マウンテンキオスクコーヒー 倶知安店:https://goo.gl/maps/31s4iu9VaNbnKZHB9
茶房 ヌプリ:https://goo.gl/maps/sUsQcuZwoSZiDK2k6
ニセコ駅前温泉 綺羅乃湯:http://www16.plala.or.jp/kiranoyu/
ブル・チェーロ:https://goo.gl/maps/hGr1h19UvVSEmwhD7

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