銭湯巡礼記⑧~岩手県遠野市「踊鹿温泉 天乃湯」(23年8月)
『遠野物語』の土地を訪ねたくて岩手県遠野市へ。この日は1日自転車で物語の舞台を回って、汗だくになって、探した、市内に唯一残る公衆浴場がこちら「踊鹿温泉 天乃湯(おどろかおんせん あまのゆ)」さん。
「岩手県内第2位の含有量を誇る天然ラドン冷鉱泉」ということで、浴室内には注意書きが。鉄の匂いがする、熱くもなくぬるくもない、長湯したくなる水温。地元の方の社交場になっているような会話も耳に心地いい。
受付の女性も気さくで居心地がいい。「移住してきた若い人たちが頑張ってる」としきりに移住者を褒めておられるところから、新参者との軋轢がないのだなと拝察できる。近いうちに宿泊も可能になるそうで、また訪れる際にはぜひ利用したい。
余談だが市内の古道具屋に売られていた小川芋銭の河童の絵、求めておけば良かったかなぁと少し後悔している。
いい湯でした。感謝。
満足度:★★★★☆
<了>
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