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  • エンジニアのソフトスキル

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エンジニアに求められるソフトスキルって何だろう

「ソフトスキル」っていうの、ありますよね。明確な定義や定量化をしやすいハードスキルに対して、定義しにくい定性的なスキルのことです。ソフトウェアのエンジニアでいうと、特定のプログラミング言語やフレームワークに関する技術力や専門性はハードスキルと言えそうです。 ハードスキルはもちろん重要です。エンジニアならコードが書けることは大前提でしょう。そして、ソフトスキルもまた重要です。良いエンジニアって、コードを書くのも上手ですが、それ以外のことも上手だったりしませんか?エンジニアが組

    • 始めた催しをほどほどに止める考え方

      「こういう考え方もあるよね」と共有できると、意思決定しやすい場面もあるだろうと思って書きました。 組織やチームにおいて、明確に言語化されていなくとも、何かしらの機運や課題感が積もっていくことはしばしばあるのではないでしょうか。例えば半年とか1年とかかけてじわじわ積もっていくので、なかなか明確化されない、公式な課題として採り上げられない、といったことです。 積もった結果、どこかで臨界点を迎えて、課題解消に向けて施策が検討され、導入されたりします。待ち望まれたことなので、最初

      • どうやったら「自走できる人」になれるのか

        近年、何かと自走、自走って言いますよね。「自走力」とか、「自走できる人が必要」とか。すごく抽象度の高い言葉ではありつつ、社会人生活においてとても求められる力、価値のある力なのは確かなようです。 となると「そもそも自走とは」「自走できるとは」という話になります。これに関して先日、Engineering Manager Meetupというオンラインイベントで、同業の人々と話す機会がありました(Engineering Managerとは、ざっくり言うと、エンジニア組織においてピー

        • エンジニアがキャリアドリフトしてみた

          「キャリアドリフト」という言葉があります。「キャリアデザイン」と並べて語られることが多い考え方です。キャリアデザインは何かこう、「x年後のなりたい自分やそこへの道筋をしっかり設計しましょう」といった考え方です。それに対してキャリアドリフトは、「キャリアは偶然性による部分も大きいから、事細かに決めることはしない。大まかな方向性は決めるけど、ある程度は流れに身を任せる」といった考え方のようです。 私がキャリアドリフトという言葉を知ったのは、ほんの1〜2年前くらいだったと思うので

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        エンジニアに求められるソフトスキルって何だろう

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        • エンジニアのソフトスキル
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          エンジニアのソフトスキル (5) メンタル

          (この記事は「エンジニアに求められるソフトスキル」のPart 5です) これほんと重要です。人間ですから。現実として、メンタルの安定性や、しなやかさなどを含めて、その人の実力ではないでしょうか。 レジリエンス 「回復力」「復元力」などと訳される場合もあります。平たく言うと、ストレスがかかっても持ち直す力でしょうか。生きていれば、何らかのストレスは不可避です。ストレスがゼロだと逆におかしいぐらいです。成長もできないです。 人からの耳の痛い指摘、フィードバックを真摯に受け止

          エンジニアのソフトスキル (5) メンタル

          エンジニアのソフトスキル (4) 成長力

          (この記事は「エンジニアに求められるソフトスキル」のPart 4です) これはちょっとメタなスキルかもしれません。ハードスキルやソフトスキルを高めるためのスキルといったところでしょうか。それだけに、身につければ複利的な威力を発揮します。 検索力今や、検索なくして成長なしです。的確に検索するには、キーワードを決める語彙力や、玉石混交の検索結果をぱらぱらと見て選りすぐる力、検索結果から更に良いキーワードを見繕って再検索する力などが必要です。 また、探したい領域に関する基礎知

          エンジニアのソフトスキル (4) 成長力

          エンジニアのソフトスキル (3) 推進力

          (この記事は「エンジニアに求められるソフトスキル」のPart 3です) 物事をゴールに向かわせるための力です。頑張ってもゴールに向かわなければ報われないです。マネジメントのスキルもここに含まれたりしますが、肩書にマネージャーと書いてある人以外にも必要なはずです。 タスクを分解する力 大きいタスクは、複数の小さいタスクに分解して取り掛かろうというシンプルな話です。抽象度の高いことも、分解すると具体的に検討可能になります。実現手段、完了条件、工数見積など。 大きいタスクを

          エンジニアのソフトスキル (3) 推進力

          エンジニアのソフトスキル (2) コミュニケーション力

          (この記事は「エンジニアに求められるソフトスキル」のPart 2です) コミュニケーションにも色々な種類があります。話し言葉か書き言葉か、誰が相手か、同期的か非同期的かなど。ここではそれらをひっくるめてコミュニケーションと捉えました。 専門外の人に説明する力 エンジニアはソフトウェアの専門家です。専門家だからこそ、専門外の人に説明する力は重要になります。 これは、コミュニケーションする相手に応じて、自分の世界の言葉を翻訳する力です。これができないと、自分の仕事や提案の価

          エンジニアのソフトスキル (2) コミュニケーション力

          エンジニアのソフトスキル (1) 問題解決力

          (この記事は「エンジニアに求められるソフトスキル」のPart 1です) ソフトウェアのエンジニアは、ソフトウェアの力で何らかの問題を解決するのが仕事です。そのため問題解決力は欠かせません。 何が問題かを定義する力 よい問題解決をするには、まず何が問題か、何を解決すべきかを特定できることが大切です。解決しても価値が薄いことを解決しても成果とは見なされません。書籍「ISSUE DRIVEN」では、「今、この局面で本当に白黒をはっきりさせるべき問題は、(100個中で)せいぜい2

          エンジニアのソフトスキル (1) 問題解決力

          新卒でエンジニアになった頃に学んだ、報告の書き方

          新卒で社会人になって以来、ソフトウェアのエンジニアをかれこれ10年近くやっています。そんな私が、新卒で入った会社の最初の配属先で、上司の上司に教えられた報告の書き方について紹介します。 報告には意味を書くその人は「報告には意味を書くこと。」と常々言っていました。「ただ単にやったこと、起こったことを書いたものは"日記"。その意味を書かないとダメ。日記が許されるのは新人のうちだけ」だと。 ダメな例:「○○の設計はxx日に完了。現在は実装中。」 こういう週報を書くと、「これは

          新卒でエンジニアになった頃に学んだ、報告の書き方