見出し画像

Google ページランク特許⇒アイデア展開

 こんにちは!!今回の記事のTOPICS画像を、家のリビングの電球にしようとしたものの発明感が全く出ずに困り果ている間に、予定の投稿時間が大幅に経過してしまった中小企業弁理士のnabです💦

※今回のTOPIC画像は、note内のクリエイターさんのものを引用させていただきました。

さて、昨日は、Google社のページランク特許(4603556号)要約ということで、発明の名称や、図面、明細書などの記載から特許公報の概要を簡単に説明させていただきましたが、今回はその要約内容から、簡単にアイデア展開を検討してみたいと思います。

①前回の復習


前回のGoogle社のページランク特許は、広告に関する要因をページランクを決定する際の重み付けとして用いる点がポイントでした。

※ページランク (PageRank) は、ウェブページの重要度を決定するためのアルゴリズムであり、検索エンジンのGoogleにおいて、検索語に対する適切な結果を得るために用いられている中心的な技術。(Wikipediaより引用)

技術の詳細はこちらでご確認下さい。

②アイデア展開


 では、今回のアイデアの展開を簡単に考えてみます。表示の重み付けの際に、特殊な要因を用いて重みづけを使えばいいのだから、特定の目的を持った検索者が集まるマーケットプレイスやECサイトでなにか使えないかなーみたいなこと考えます。健康志向の高い人が集まるネットスーパーのECサイトを仮定して考えてみます。

 そうすると、ページの重みづけの要因を「健康志向食品」として例えば、そのネットスーパーのECサイトに訪れた人の購入した商品に含まれる栄養素等から、その購入者が、「内臓脂肪低減」「睡眠の質向上」「腸内環境改善」等、どの健康要因に対して気を使っているかを認知し、重みづけを行って、その人が気にしている健康要因が改善される商品を優先的に表示させるECショップの表示方法などが考えられますね。

※下記記事は昨年、日本政策金融公庫の調べにおいて、食の志向では 「健康志向」が過去最高を更新したという記事です。

 このように何か新しい特定のターゲットを狙って、マーケットプレイスやECサイトを立ち上げようとする場合には、発明が生まれる可能性がありますので、市場を独占できるようなアイデアを皆さんも考えてみてくださいね。

※特許情報を活用すれば、アイデアを応用展開して、次の課題に取り組んでいくというスパイラルを生むことが出来るかと思います。

※ただし、特許からのアイデア展開を行って発明を創出した場合は、特許権侵害のリスクがついて回りますので、創出した発明(アイデア)の侵害判断、出願検討を行って、前記リスクを事前に回避することが必要になるかと思いますのでその点ご留意下さい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?