見出し画像

全部理解できなくてもお人柄を感じました <内臓とこころ>

内臓とこころ 著者:三木成夫さん

解剖学の三木先生。

お人柄は存じ上げませんが、本書を読む限りユーモアたっぷりの方だったのかなと想像します。講演を原稿化した内容は話し言葉で記載され、たまに横道にそれる箇所がありますがそれは一層親しみが湧くのです。小学生の時にお世話になったお茶目な先生を思い出しました。

さて、本書を読み進めると「内臓とこころ」の項目に読めない漢字が出てきました。
聯関。

ルビがなかったので読み方を調べると、読み方が<れんかん>。
意味は「つながりがあること。かかわりあいがあること。」で
本書にはこのように掲載されていました。

「感覚あるところに運動あり、運動あるところに感覚あり」どちらがあと先ということはいえない。感覚と運動はたがいに聯関(れんかん)する、というのが正しい言い方です。

本書より

両者は同時進行で絶えず往ったり来たりで伝達する、と言う説明が例をいくつか挙げて記されていたので理解が深まりました。

正直言うと、まだまだ理解が足りない点があります。しかしながら、その中の1つでも腑に落ちた内容があると三木先生とつながったような気がします。
三木先生は、「1つでもわかってもらえればいいんだよ!」と言ってくれるかな。今日の出合いに感謝!

ちなみに、ちょっと刺激的なカバー装画も三木先生作です。
↓ コチラ


河出文庫

この記事が参加している募集

書き続ける楽しみを感じています、その想いが伝われば嬉しいです~