恐れおののくなかれ <姑の遺品整理は迷惑です>
垣谷さんの本は、私たちに降り注ぐ身近な社会問題を「さぁどうする?」と問いかけると同時にこんな方法もあるのではないかしらとヒントを差し出してくれます。
社会問題を突きつけられると「そうなのだけど」と認識しつつ、二の足が踏めないこともあるはず。そんな時に、思い詰めずにユーモアを混ぜつつ解決策を探せるというありがたい1冊📕となっています。
主人公の50代の主婦、望登子は亡くなった姑の遺品整理をすることになります。3DKの団地に住んでいた姑の部屋をまじまじと眺めてこの処分をどうするのと呆気にとられますがこれが現実。団地の家賃を払い続けるのを避けるためにも一日でも早く済ませたいと気をもむ毎日…。
嫌々始めた片づけは進めるにつれて姑の近所の人との関わりがわかり、姑に対する見方が変わり始めます。姑と実の母との対比も描かれ、どちらの生き方も教えてくれることがあると気がつく望登子。
直球のタイトルに恐れおののいてはいけません、今からイメージトレーニングを始めましょうー😉🌺
書き続ける楽しみを感じています、その想いが伝われば嬉しいです~