9月に読んだ本の7冊まとめ<読書メーター登録分と、おまけ>
9月に読んだ本7冊<読書メーター登録分>を掲載します!
9月は新しい試みとして、noteの中で「私のオススメ本5冊♪ <個性溢れる主人公、こんな人が好きです編>の紹介」や、「おみくじ本」の掲載をしました。これにより、読む本が少なくなったわけではないですが、本の紹介をいろいろと思考錯誤しています。
読書感想文にとどまらず、これからも新しい企画を入れて書いていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします!😉
ページ最後におまけの写真を掲載しています^^。
■【第163回 直木賞受賞作】少年と犬 (文春e-book)
”心がジーンとしました!” 一緒に過ごす人の抱えている事情や状況を察知し、自分は何をすべきかを瞬時に理解して行動する犬。そして、一緒にいる人はそばにいてくれる犬に感謝し人生に思いを巡らせます。そこには、“犬がいてくれて救われた”という思いがありました。元気な時だけでなく病気の時、もしくはなにか大きな出来事もある。 そのような時に、犬は人の人生にどう関わるか。 壮大なテーマのようですが、犬の多聞くんは見事に表しています。
読了日:09月10日 著者:馳 星周
https://bookmeter.com/books/15893843
■氷柱の声
大震災から10年が経ち、主人公を含めた人物の心情変化を日々のエピソードを交えて描いています。著者のくどうさんはあとがきに、「わたしたちは何を語ろうとしても「震災のあった人生」以外を選ぶことはできないこと」「どこに暮らしていたとしても、何も失わなかったとしても」と記します。これは震災でのある一部分かもしれませんが、その人の姿、その時の感情をしかと受け止めたいと思いました。
読了日:09月13日 著者:くどうれいん
https://bookmeter.com/books/18272196
■銀座ウエストのひみつ
今回、木村さんの著書を読み、銀座ウエストの歴史とともに、リーフパイは山梨県の一宮工場で作られると知った。また、この本が書かれた2014年当時の社長、依田龍一さんがつぶやいていたツィーターもいくつか紹介されている。シンプルな配合でこだわりを持ち、変わらないものを大事にしながら今日も私たちの心を掴んで離さない、銀座ウエストのお菓子。この文面を書いている今も、リーフパイとサブレストが目に浮かび、あぁコーヒーのお供にしたいと心が騒いでいる。
読了日:09月21日 著者:木村衣有子
https://bookmeter.com/books/8022979
■神さまのいうとおり
冒頭に出てくるひいおばあちゃんのセリフにまず笑ってしまった。なぜなら私も母親に「あんたは橋の下で拾ってきたのよ」と言われたことがあるから(笑)。高校生になった友梨は、家族でひいおばあちゃんの家に引っ越して、働いていないお父さんのことを疎むようになるが本当は複雑だ。だって、お父さんの作る野菜と料理はおいしいのだもの。ひいおばあちゃんから、昔からの言い伝えやおまじないを教わりいつの間にか自分もそのように行動にしているのもほんわかする。
読了日:09月21日 著者:谷 瑞恵
https://bookmeter.com/books/17982488
■明日は結婚式
結婚式に出席する家族全員がそれぞれ迎える結婚式前夜。こういうこともあるのね、と俯瞰しながら読み進めるおもしろさと、美味しいパンを作る人たちの意気込みと熱い気持ちが伝わってきました。特に新郎(真平)の継母となる久美が真平のお父さんとの結婚エピソードを話しながら真平の結婚を心底喜んでいる様子にうるっときてしまいましたー
読了日:09月24日 著者:小路幸也
https://bookmeter.com/books/18231052
■姑の遺品整理は、迷惑です
垣谷さんの本は、私たちに降り注ぐ身近な社会問題を「さぁどうする?」と問いかけながらこんな方法もあるのではないかしらとヒントを差し出します。主人公の50代の主婦、望登子は亡くなった姑の遺品整理をすることに。嫌々始めた片づけは進めるにつれて姑の近所の人との関わりがわかり、姑に対する見方が変わり始めます。姑と実の母との対比も描かれ、どちらの生き方も教えてくれることがあると気がつく望登子。
直球のタイトルですが、重すぎずに受け止めましたー
読了日:09月27日 著者:垣谷 美雨
https://bookmeter.com/books/13503522
■ホリー・ガーデン (新潮文庫)
久しぶりにしみじみとした恋愛いや友情の本かな?!を読んだ。果歩と静枝は小学校から高校まで有名私立の一貫校でずっと同じ道を過ごしてきた。静枝は果歩のことが心配でならない。静枝との関係は、果歩が静枝を頼って必要としているようだが、実は静枝が果歩に甘えているのではないかと思う。果歩に接近してくる中野に嫉妬しているようなのだ。しかし、二人ともくっついたり離れたりとケンカしながらお互いがしあわせになるように願っている。
中野という存在は果歩にどのような影響をもたらすのだろうか。小説はそのことを最後まで書いていない。
読了日:09月27日 著者:江國 香織
https://bookmeter.com/books/578306
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