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どのように生きたいのか背筋が伸びる思い<カタリン・カリコ>


 「カタリン・カリコ」 著者:増田ユリヤさん

ブラボー、ブラボー!と叫びたくなるくらい素晴らしい研究を進めた科学者のカリコさん。
先日、ノーベル賞を受賞されて世界中にその名が知れ渡りました。

「mRNAワクチンを生んだ科学者」には興味がありましたが、それでもニュースで聴く程度。
そんな時にふと本屋に立ち寄ると、お花と文字が可愛らしい表紙が目に飛び込んできて、タイトルには、「カタリン・カリコ」と書いてあるではありませんか?!

ポプラ社

「あれ、これなんだろう」と手に取り、ページをパラパラとめくると冒頭にカリコさんの幼少の時から現在までの写真がピックアップされています。

その表紙の楽しそうな女性のイラストと数枚の写真に私の心をぐっと掴まれました!(ちなみに児童向けの本です)

カリコさんは小学生の時から優秀で自然科学のコンテストで優勝するほどでした。そして恩師である先生との出会いから、研究者へ道に進んでいきます。

生まれ育ったハンガリーから研究を続けるためにアメリカに家族で渡ることになりますが、ここでも苦難の連続で助成金がなかなかもらえません。
しかしながら、神様はワイズマンという共同研究パートナーと引き合わせるのです。

数多くのくじけるような思いがはねのけながら、大好きな家族の協力を得て、ワクチン技術を生み出したのは、
成功を求めたのではなく、病気の予防や治療に役立つという信念があったからこそでしょう。

カリコさんの40年にもわたる研究に感嘆するとともに、
自分がどのように生きたいのか背筋が伸びる思いでした。🤗🎀



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