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線を越えていく<さいはての彼女>

さいはての彼女 著者:原田マハさん

さて、なべともの読書感想文です🏳‍🌈

無我夢中で仕事に取り組むばかりに、まわりが見えなくなっていくこと
ありませんか?

本作は、秘書にあまりに当たり散らしたことで
行先が違う航空券の手配をされた女性を描いた
<さいはての彼女>を含めた4編が収録されています。

私たちは、旅の中で本当に大事なことに気がつくことが
ありますが、<さいはての彼女>もバイクに乗った天使のような
ナギちゃんが現れたことで今までの自分が吹き飛び
旅の終わりには秘書の仕返しに感謝をするまでになっていきます。

ナギちゃんと行動をするうちに、とんだハプニングが襲いかかりますが
ナギちゃんは「まかせて」と困難に立ち向かいます。
ナギちゃんには2つの能力があり、その能力がここぞとばかりに
発揮され、主人公の女性は「越えていくんだ」と思いで踏み込みをします・・・

もう1つ、釧路のタンチョウヅルの保護区を訪れて
自分は組織の中では非力と思っている女性に、
「どんな大それたことでも、誰かがそう考えること
から始まるんじゃないかな」
とレンジャーが言葉をかける
<冬空のクレーン>も心打たれます。

バイクで風を駆け抜ける描写があまりに気持ち良さそうで
憧れますが、ペーパードライバーなのでやめておきます😉

今回もお読みいただきましてありがとうございます!🌈💗


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