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自分の感情に支配されない唯一の方法

こんにちは、心理士のなべたです。

「感情をコントロールしたい」
こう思うことは誰にでもあります。

湧き出す喜びやワクワクは心地良いものですが、怒りや悲しみは予期せずに現れ、時には自分や他人を戸惑わせることも。

できることなら、感情を思いのままに操れたらと思うことでしょう。

しかし、本当に感情を自在にコントロールすることは可能なのでしょうか?

今回の記事ではこのテーマについて考えていきます。

参考にした書籍はこちらです。

感情のコントロールはできない

結論から言うと、感情そのものをコントロールすることはできません。

怒りは何らかのきっかけで自動的に湧いてくるものです。

バクバクする心臓も、頭に血が上る感覚もぼくたちはコントロールできるものではありません。

感情のコントロールなんてできっこないのです。

でも、感情がぼくたちの行動をコントロールすることもできないのです。

イライラしたからといって、暴言を吐いたり、八つ当たりをしなくちゃいけないわけではありません。
悲しくたまらないからといって、ヤケ食いをしなくちゃいけないわけではありません。

感情はコントロールできなくても、行動はコントロールできます。

感情は抑えようとするほど大きくなる

想像してみてください。

感情に支配されているときのあなたは、底なし沼でもがいている人のようなものです。
もがけばもがくほど体は沼に沈んでいきます。

そんなとき、どう対処すればいいのかというと、実はシンプルです。

何もしないことです。

力を抜いて、手を広げれば、自然と体が浮かんでくることがイメージできると思います。

できるだけムダな努力はしないことです。

ジタバタもがくのではなく、体の力を抜いてプカプカ浮くこと。
それしかできませんし、それが一番大事なことなのです。

コントロールできること、できないこと

ぼくたちがコントロールできないことは感情だけではありません。

頭に浮かんでくる考えやイメージを消し去ることもできません。

ただし、そうした考えやイメージにどう反応するかは自分で選ぶことができます。

過去に起こったことや、それによって引き起こされるつらい記憶を消すことはできません。

でもそれに自分がどう反応するかは、自分で決められるのです。

自分でコントロールできないことでもがくのはやめましょう。

自分でコントロールできることはしていきましょう。

そしてのその違いに気づくこともとても大切なのです。


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