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依存症を抱える人の家族にこそ心の余裕を

こんにちは、心理士のなべたです。

この記事では、「ゲーム障害再考」という本に掲載されている、「ゲーム障害の家族ケアとは?」という記事を読んで、私が感じたことをまとめました。


余裕のなさから生まれる悪循環

家族が依存行動を止めさせようとすればするほど、両者の間に新しい問題(家庭内暴力など)が加わり、家族関係は壊れ、問題がさらに深刻化することになる

ゲーム障害の家族ケアとは?(一部改変)

子どもがゲームにひたすら没頭している様子に「これは大丈夫なのだろうか?」と心配するのは、親として自然な感情ですよね。
しかし、子どもをゲームの虜から救い出そうと、必死になってしまうと、親自身が心の余裕を失ってしまいます。

心に余裕がないと、いつもより、子どもの行動に対してついつい口出しをしてしまうものです。
しかし、それが子ども反発を引き起こし、結果的に親はさらに口を出さねばならない状況なってしまいます。

これが繰り返され、どんどん親子間の対立が深まり、悪循環に陥ってしまうことがあると思います。

心の余裕の作り方

信頼できる支援者や仲間を得て、ゲームのやり過ぎを巡る戦いから適度な距離をとり、親がこころの余裕を取り戻したところで、ようやく「さて、どうしよう」という話し合いが始められます

ゲーム障害の家族ケアとは?(一部改変)

親が心の余裕を持てるようにするにはどうすればいいか?
今までのゲームを巡る戦い以外のことに目を向けてみるのはいかがでしょうか。

そのために、自分だけの時間を作ることは大切です。
忙しい日々のなかで、仕事や家事、子育てに励んでいる自分にご褒美をあげましょう。

子どもの幸せのために、まずは自分がどうすれば幸せになれるかを考えてみるのです。

ゲーム依存は、親子関係を見つめ直すきっかけとなることが多いです。
そして、その問題が解決した際には、以前に比べて家族の絆が深まっているかもしれません。


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