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【就活】031 事例1:バスケの青年⑥

【就活】なべじゅんコーチの「みんな 自分らしく」 No.31

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* 自分らしく、自分の魅力を伝える就活へ*
* 第2章 自己分析編         *
*  8.事例1: バスケの青年⑥   *
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就活学生さんを コーチングで支援している”なべじゅん” コーチです。
 

前回までで、「価値観」の言葉化まで完了はしていますが、
今日は、Aさんと話す中で、さらに深い【信念】が見えてきていますので、その深い価値観についても、言葉化してみたいと思います。
 
 *前回までを読んでいない方は、No.26から読んでくださいね。

*記載の内容は、実在する学生さんではありません。これまで相談を受けた事例を土台に、よくあるケースとして一部創作しています。
  
*以下、
 Co: コーチ役、なべじゅん の発言です。
 CL: 学生Aさん の発言です。
   

4)もう一つの「価値観」に迫る

*Aさんから2つのエピソード(1年生の自主練、3年生のレギュラー決めの場面)を聴かせてもらいましたが、どちらも、「相手に寄り添って、その人の目標実現に伴走する」ものでした。
このように相手に寄り添い伴走する ことへの、何かもう一つの深い価値観があると思って、以下の質問もしています。
  

Co:Aさんのお話を伺っていると、何か、「その人が、当然に目標達成できる」と信じているように感じたんですけど、何か、Aさんの中に信念のようなものが、あるのでしょうか?
 

CL:そう感じますか? 
これまで、あまり明確には意識していないので、自分でも良くわからないのですが、上手く言えないのですけど、何か、「一緒にやってやる!」「できるからさ!」という感覚はありますね。
  

Co:例えば、能力があるAさんが一緒に手伝うから、BさんやC君の目標が実現できる・・・、という感覚ではないですよね?
 

CL:そうです。「私に、能力があるから」とは思っていません。
「能力があるのは、その人本人の中にある」と思っていますので。
バスケ選手として、私が優れているからではなく、誰でも一人ひとりが努力すれば、目標は達成できるものだと、信じています。
 

Co:そのことが、信じきれているんですね。何か、その信じるに至ったものが、言葉にできると、さらにいいのですけど・・・。
 

CL:うーん、上手く言えないのですけど、
「人は諦めずに努力すれば、必ず目標を達成できるもの」だと、思っています。
 

CL:そりゃ、成長の速度は人それぞれ違うものだと思います。
ちょっとやって すぐに成果が出せる人も居れば、 すごく時間を掛けて努力しないと 同じレベルまでたどり着けない人もいるとは思います。
その差はありますけど、でも、「最初から、この人ではできない、ダメ、無理だ、という感覚が 私にはない」んだと思います。
 

CL:だから、周りで、「あいつはダメ、無理だ」と決め付ける人をみると、イラッとしますし、そんな決めつけするなよ!と、寄り添ってでも実現を手伝いたくもなってしまうのかも、しれませんね。
 

Co:Aさんの言っていただいたこと、大変、興味深く聴かせていただきました。

Co:★「人それぞれに成長の速度は違うけど、最後には、誰もが、目標までたどり着けるからこそ、それを 私は手伝い、実現まで信じて伴走する」という、心意気なんですね。
 

Co:この「最後には、誰もが、目標までたどり着ける」というには、Aさんの過去の経験から創り上げられた【信念】というものになります。
このような強い想いがあるからこそ、周りの人に寄り添い、その実現を手伝うという、力強さが表れているのだと思いますよ。
 

Co:できない人が目の前に居たとしても、それは「今は まだ、できない」だけ、成長の途中に過ぎず、必要な時間を掛ければ、誰もが「できる」になれる、という信条なんですね。
 

*補足:【信念】も「価値観」の一つです。このAさんの場合には、その 【信念】を言葉で自己認識することで、さらに、周囲の人へ前向きに働きかけて行く原動力にもなります
 自分のパワーの源となるものを言葉で理解することができれば、その実現に向かって、自分の行動を選ぶことができるようになりますので、ますます実現への良い方向に向いていくのです。
 
 

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今日は、ここまでにしましょう。
ここまでで、事例紹介としての バスケの青年 は、完結になります。
これまでの理論説明をベースに、実際のコーチング(*質問による【深掘り】)を行うと、このようなやり取りになります。
 

 ご自分一人で、このような「気づき」を起こすことは、難しいところはあるのですが、途中に出てきたような質問の仕方や、狙っていること・明らかにしたいこと、それを意識して考えてもらうと、比較的やり易くなりますよ。
 もちろん、周りの人に質問者役(Co)の協力をお願いするといいです。相手から質問され、それに答えようとすると、もう一度、自分の中を整理して考えてみる、という工程が生じますので。
 *これを「頭」だけでなく、「心」も使ってやっているのが、ここで紹介しているアプローチ法になります。
 
 コーチングを学びコーチと呼ばれる方々は、この手法のプロですので、身近なところにコーチが居れば 自己分析の手伝いをお願いすることも良いですよ。コーチの皆さんは、喜んで協力してくれますので。
 

さて、次回は、自己分析編のまとめとして、「言葉化することのメリット」をご説明します。
 
 
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■ Finding Mine 代表  なべじゅんコーチ
 感情に着目した自己分析から「自分らしさ」を引き出す 寄り添いコーチ




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